進化する食卓

まるでリキュール?「本みりん」はそのまま飲んでも美味しい

料理に「みりん」使ってますか?使い慣れている人には欠かせないみりんですが、普段使わない人にとっては近いようで遠い調味料です。

伝統的製法で作られている「本みりん」はお値段が違うだけでなく、原料にも違いがあります。

そのまま飲んでも美味しいこだわりの「本みりん」、詳しくご紹介します。

伝統的製法の「本みりん」は原料にもこだわっています

昔ながらの伝統的な製法で作られている「本みりん」は、米、米麹、本格焼酎のみが使用されています。

本みりんは国産のもち米を使用し、無農薬や有機栽培などこだわりのあるもち米を使うメーカーも多くなっています。

みりんは米麹を使っていますが、日本酒のように発酵させません。米麹、もち米、本格焼酎を米麹の酵素の力で糖化・熟成させることにより、美味しい「本みりん」になるのです。

もち米のでんぷんが、ゆっくりと糖化される中でタンパク質が分解され、アミノ酸が生まれうま味成分となります。じっくり熟成させることで、独特な甘みとうま味が作られていくのです。

「本みりん」を熟成させると色も味も変化します

「本みりん」には3年熟成などのように、長期間熟成させたものがあります。「本みりん」を熟成させると、まず色が変わります。

艶のある琥珀色になり、まるでブランデーのような深い飴色になります。味は角がなくなり、深く、甘く、まろやかな味わいへと変化します。

「本みりん」にはさらに10年熟成されたものもあります。色はこっくりとしたこげ茶色になり、チョコレートのような、バニラのような、甘くとろりとした複雑な味わいになります。

「本みりん」はそのまま飲んでも驚くほど美味しい

みりんをそのまま飲むことには、ちょっとためらいがあるかもしれません。昔は、みりんは調味料ではなく、甘めの高級酒として珍重されていたのです。

伝統的な製法の「本みりん」を料理に使う前にでも、ちょっとそのまま口に含んでみてください。

「本みりん」だと知らなかったら、高級なリキュールだと思ってしまうほどにまろやかな甘さとコク、うま味を感じることができます。

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ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。