埼玉出身の私にとっては、子供の頃「なぜか家によくあるお菓子」だった五家宝や十万石まんじゅうといった埼玉銘菓。東京にいるとお目にかかる機会がほとんどありませんが、時々むしょうに食べたくなります。そんな時の願いを叶えてくれるお店が新宿のオフィス街にあると聞いて、早速訪れてきました。 埼玉にもアンテナショップがある!? 池袋からなら20分ほどでアクセスできる、東京のベッドタウン・埼玉。 埼玉都民という言葉もあるくらい、東京と一体化していることはみなさんもご存知の通り。そんな埼玉にもアンテナショップがあることをご存知ですか? アンテナショップと聞くと、銀座や日本橋界隈にあるような華やかな路面店を想像する方が多いかもしれませんが、我らの埼玉のアンテナショップは一味違います。 埼玉のアンテナショップは、なんとコンビニエンスストアの一角にあるんです! 東京の「リトルサイタマ」はナチュラルローソンにあり 埼玉のアンテナショップがあるのは新宿駅からおよそ5分ほどの場所にある、ナチュラルローソン新宿駅西店。新宿郵便局が目印です。 お店を訪れる前に、埼玉県庁のご担当の部署にお問い合わせをしたところ「アンテナショップと言っても、コンビニのちょっとした1コーナーなのであまり期待しないでくださいね」という控えめなコメントをいただきました。 ご担当者の方も弱腰になってしまう埼玉のアンテナショップは、どのような展開を見せているのでしょうか…。 こちらが埼玉のアンテナショップです! ご担当の方のお言葉通り、かなりコンパクトにまとめられたアンテナショップです。どのようなものを販売しているのか、おすすめの商品を中心にご紹介します。 埼玉のアンテナショップで買える埼玉の名物 埼玉のアンテナショップで買えるおすすめの品をご紹介します! ・五家宝 熊谷で、江戸時代の頃より親しまれている伝統的な和菓子。あられ状にして俵形に固めたあられに、甘いきな粉がまぶされています。 サクッとした歯ごたえと、きなこの甘い風味があとを引く銘菓で、私も大好物です。 お昼頃にお店に行ったところ店頭に2つしか残っていなかったので、人気のアイテムなのかもしれません。 ・十万石まんじゅう 「うまい、うますぎる、十万石まんじゅう」のフレーズは埼玉県民全員におなじみ。棟方志功が描いたパッケージもインパクト絶大な十万石まんじゅうは「翔んで埼玉」にも登場して話題を呼びました。 「いつか食べてみたい」と思って思っている方は新宿へ!24時間いつでも十万石まんじゅうが手に入りますよ。 ・ねぎみそせんべい 日本屈指のブランド野菜、深谷ねぎを使用したねぎみそせんべい。 袋を開けた瞬間ねぎの豊かな香りふわ〜っとが広がるので、ご自宅で召し上がることをおすすめします。 ・しゃくし菜 秩父地方で作られているしゃくし菜のお漬物です。正式には雪白体菜という名前の野菜ですが、「飯じゃくし(しゃもじ)」に似ていることからしゃくし菜と呼ばれているそうです。 しゃくし菜の漬物は歯切れがよく、癖のないおいしさ。ごはんの供としてそのまま食べても美味しいですが、油で炒めたり、おまんじゅうやおやきのあんにもぴったりです。 ・酒粕かすてら こちらは埼玉のアンテナショップで初めて出会った埼玉のお菓子。 昔懐かしい街並みでおなじみ、川越にある「鏡山」という日本酒の酒造メーカーが手がけた酒粕入りのカステラです。…
お土産
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ずっと食べてみたかった沼田名物の「みそぱん」。 今や「みそぱん」は群馬名物。群馬県内のパン屋さんやスーパーでも、パンにみそを挟んだ「みそぱん」を買うことができます。 いつか沼田に行ったら食べてみたいと思っていたフリアンパン洋菓子店の「みそぱん」。今回の旅で、やっと念願が叶いました。 沼田のローカルだった「みそぱん」を群馬名物にのし上げ、今や遠方から買いに来る人も多いフリアンパンの「みそぱん」。 「みそぱん」とはどんなパンなのでしょうか。 群馬名物「みそぱん」とは? 今やテレビや雑誌などで群馬名物として紹介されるようになってた「みそぱん」。 ふかしたふわふわの生地を焼いてみそだれを塗った「焼きまんじゅう」も群馬名物ですが、その「焼まんじゅう」のみそだれをパンに塗って販売したのが「みそぱん」発売のきっかけとも言われています。 群馬名物「焼きまんじゅう」は甘辛い味噌だれがくせになる美味しさです。 「焼きまんじゅう」と「みそぱん」と聞くだけで、ご当地色の強さを感じてわくわくします。甘くてしょっぱいあの焼きまんじゅうのみそだれとパン。合わないわけがありません。 この「みそぱん」を一気に有名にしたのが、群馬県沼田市にある「フリアンパン洋菓子店」です。 沼田市内に3店舗ある「フリアンパン洋菓子店」 「フリアンパン洋菓子店」は沼田市内に3店舗あります。 ベーカリー&カフェ グリーンフォレスト 郊外1号店は、関越自動車道「沼田IC」から車で約2分と行きやすい場所にあります。年中無休で、営業時間は9時~18時となっています。 沼田市内にはフレッセイビバタウン店とフレッセイ沼田店もあり、お買い物のついでにみそぱんを購入できます。 今回私が伺ったのはベーカリー&カフェ グリーンフォレスト 郊外1号店。 駐車場もあり、建物もかわいらしい上に「フリアンのみそぱん」と書かれたのぼりが立っていたのですぐに分かりました。 店内は活気のある、近所の人に親しまれているパン屋さんといった印象。みそぱんだけでなく、かわいいキャラクターのクリームパンや惣菜パン、食パンなど数多くのパンが並んでいます。 フリアンパンの「みそぱん」が買える主な販売店 レジの前にはフリアンパン洋菓子店の3店舗以外で、「みそぱん」を販売している店舗が書かれていました。 沼田のフリアンパン洋菓子店まで「みそぱん」を買いに行ったからこそ、沼田市以外でも購入できることが分かりました。 利根・沼田地域 ベイシア沼田店、ベイシア月夜野店、ベイシアマート沼田店、フレッセイ沼田店、フレッセイ恩田店、漬物処加作、望郷の湯、想いで(沼田駅)、ファミリーマート久屋原店、ファミリーマート月夜野店、昭和の湯 渋川・子持地域 ベイシア渋川店、ベイシア子持店、とりせん渋川店、とりせん子持店、Jクエスト鯉沢店、マルフクストアー、 前橋・吉岡地域 ベイシア前橋店、ベイシア岩神店、ベイシアみなみ店、とりせん菅谷店、カスミ(前橋リリカ) 高崎地域 イオン高崎、イーサイト高崎(高崎駅東口)、オーパ高崎、 伊勢崎地域…
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レトルト食品は忙しい時のお助けアイテムという印象が強く、味は二の次と思っている方も多いのではないでしょうか。 忙しい、疲れている時こそおいしいものでも食べて疲れを取りたい。でも食事に手をかけたくない。相反するようだけど、心からのまっすぐな要求です。 この2つをかなえてくれる、ごちそうレトルト専門店があります。 宮城県に本社のある「にしきや」では、カレー、スープ、パスタソース、おかゆなどメニューは約100種類にも及びます。 本格的な味わいの大人向けのメニューから小さなお子さま向けのメニューまで揃うので、家族みんなで楽しめます。 3種類のレトルトカレーとハヤシライスを選んだ、小中学生の子のいる4人家族 【家族構成】 40代夫婦、中学生男子、小学生女子 【選んだ商品】 ビーフカレー、ゆずキーマカレー、ゴルゴンゾーラビーフカレー、牛ハヤシ 【商品を選んだ理由】 カレーを買ってくると家族に言ってきたのでカレー系から選びました。 小学生の娘が辛すぎるカレーは食べられないので、いつもハヤシライスを買っています。甘すぎたり酸味が強かったり、娘好みのハヤシライスが見つからないので「にしきや」のハヤシライスはどうかなと思って試してみたかったからです。 あとはゆず好き、チーズ好き、ビーフカレー好きと家族の好みに合わせて選んでみました。 【商品の感想】 「牛ハヤシ」は食の細い娘が気づいたらあっという間に半分食べてしまっていました。美味しかったようで、いつものと全然違うと絶賛していました。甘みも酸味もほどよく、そしてほろっと柔らかい牛肉。特別な感じはしないのに、ごちそう感があるおいしいハヤシライスです。 「ビーフカレー」は中辛ですが、市販されている中辛よりもマイルドな辛さに感じました。普段辛口が好きな夫は少し物足りなく感じたようです。驚いたのはビーフの大きさです。封を開けてあらかじめよそっておいたご飯にかけると、大きなお肉のかたまりがゴロゴロ出てきます。ビーフは柔らかく、適度に脂を感じます。家に常備しておきたい、食べる人を選ばない安定感のあるカレーです。 「ゆずキーマカレー」は、封を切った瞬間から鮮烈なゆずの香りがします。カレーの香りもしっかりするのに、それを上回るゆずの香り。使われているお肉は鶏ひき肉で、あっさりサラッと食べられるキーマカレーになっています。和食感覚で食べられます。 「ゴルゴンゾーラビーフカレー」は、その存在を知ったときから買おうと決めていたので一番にかごに入れました。驚くのはゴルゴンゾーラの香りです。期待していたよりもはっきりくっきりゴルゴンゾーラの香りがします。もう少しチーズ寄りの色をしたカレーかと思っていましたが、見た目はビーフカレーと変わらない色をしています。口に入れた途端、思い切りゴルゴンゾーラの風味が鼻から抜けていきます。それでいて味に強いクセはなく、チーズのコクとほどよい辛みのバランスのカレーになっています。 キッズ向けメニューとルーロー飯を選んだ、幼稚園児と小学生の子のいる4人家族 【家族構成】 30代夫婦、小学生女子、幼稚園男子 【選んだ商品】 お野菜キーマカレー、ハンバーグ丼、ルーロー飯、ゆずキーマカレー、 【商品を選んだ理由】 子供が7歳、6歳とまだ小さいため、子供たちには子供向けの商品を選びました。 特に上の娘は毎日でもカレーが食べたいというほどのカレー好き。忙しい時はレトルトカレーで済ませたい時もあるのですが、スーパーなどでよく売っているレトルトはあまり好きではないそうです。少しカレーにうるさい娘がどのような感想を持つのか興味津々です。 息子のハンバーグ丼は、レトルトのハンバーグがどこまでおいしく作られているのか知りたくて買ってみました。 自分用に買ったのはルーロー飯。台湾旅行で食べたルーロー飯がおいしくて、ずっとルーロー飯を食べたいと思っていたので決めました。 ゆずキーマカレーはパッケージの色がきれいだったので決めましたが、残念ながらこの日は帰宅が遅くなり一緒に食べられませんでした。…
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1999年にオープンした千葉県鴨川市にある総合交流ターミナル「みんなみの里」は、無印良品のコンセプトに沿って「里のMUJIみんなみの里」としてリニューアルオープンしています。 「Café&Meal MUJIみんなみの里」も併設され、平日でも駐車場がいっぱいになるほど人気のスポットです。 都市部と農漁村の交流をめざす「里のMUJIみんなみの里」 旅のルートの決め方は、人によってそれぞれ違うと思います。友人と旅行したら旅行のスタイルが全く違って驚いた、なんて経験をされた方もいるでしょう。 私は地図を読むのが得意ではないので、ガイドブックを見てもいまいち距離感や場所の感覚がつかめません。なので、大体のエリアで行きたいところをピックアップしておいて、行けたら行くというスタイルを取っています。 千葉に旅行すると決まってあれこれ下調べしているときに、「里のMUJIみんなみの里」がリニューアルオープンしたというニュースをたまたま見つけました。 「里のMUJIみんなみの里」は、都市部と農漁村の交流をめざす鴨川市総合交流ターミナル「みんなみの里」をリニューアルしました。 2018年1月にデビューした、東京と房総半島を結ぶJR東日本の自転車&サイクリスト専用トレイン「B.B.BASE」。この「里のMUJIみんなみの里」には「B.B.BASE」のエイドステーションが用意されています。休憩やトイレだけでなく、空気入れや工具も用意されています。 有楽町の無印良品では、入ってすぐの場所に日本各地の見たことのない調味料をはじめとする食材が並んでいます。その無印良品が「里のMUJIみんなみの里」を手掛けると知っては行かないわけにはいきません。 「里のMUJIみんなみの里」では地域の食べ物が盛りだくさん! 駐車場からお店に向かう、わずかな間にも臼や小さな水車などが置いてあるのが目に留まります。こういうのを見るとちょっとテンションが上がるのはなんでしょうね。 大きな袋いっぱいに入ったもみがらや、そのもみがらを炭にしたものも販売されています。 「里のMUJIみんなみの里」の店内はとても広々としていて明るく、開放的な空間が広がっています。道の駅のように近くで採れた野菜なども並べられ、海苔や海藻、それらを使った加工品などがきれいに並べられています。 冷蔵コーナーには旬のびわや、新鮮な卵を使ったスイーツも販売されています。「里のMUJIみんなみの里」には休憩できるテーブルや椅子が用意されているので、こちらで購入して外のテラスで休憩されている方も多かったです。 千葉県内の道の駅でもよく見かける定番の商品もあれば、初めて見るような珍しいものもあり、さすがの無印良品と言いたくなる品ぞろえです。 「Café&Meal MUJI」も併設されており、平日でもお客さんでにぎわっていました。営業時間は09:00~18:00ですが、1月~1月までは17:00閉店となります。 こちらでもレジでMUJIpassportを出せば、MUJIマイルを溜めることができます。 里山トラスト活動の一つ、「大山千枚田」への支援 あまり印象がないかもしれませんが、千葉県は日本でも生産量上位10位に入るほどお米が生産されています。 千葉県内ではコシヒカリやふさこがね、ふさおとめといった品種の米が作られ、特にコシヒカリは千葉県内で約7割の作付け面積を占める主力品種です。 「里のMUJIみんなみの里」の近くに、都内から一番近い棚田として観光客も増えている大山千枚田があります。 棚田は傾斜地にあり、狭い田が多く連なっているのが特徴です。見ている分にはとても美しい棚田ですが、機械が入れない場所も多く、大規模営農が困難な田が多いのが現実です。 また、高齢化よって生産者が減る中で、水田を維持していくことが課題となっています。 2014年から始まった里山トラスト活動の一環で、無印良品は大山千枚田で稲作を続ける生産者を支援しています。 酒用の米ではなく、私たちが普段食べている飯用米を使って、亀田酒造株式会社が2017年に日本酒を醸造しました。 大山千枚田で作られた長狭(ながさ)米、コシヒカリの新米を100%使った「日本酒」は、お米の風味を損なわないよう、濾過も加水せずに原酒のまま瓶詰めしたものです。里山トラストではさまざまな体験イベントも行われています。手づくり味噌・醤油の会イベントや自然酒の会、田植え体験など無印良品のホームページから申し込みができます。 田植え中の棚田もきれいでしたが、また季節によって違う表情を見られると思います。「里のMUJIみんなみの里」へ行ったら、ぜひ「大山千枚田」も訪れてみてください。 「鴨川里山トラスト」…
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旅にかかせないお土産探し。 ちょこちょこお店に寄るのも楽しいけれど、しっかりとお買い物するお店にも立ち寄りたいものです。 「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」はその名の通り、千葉駅の構内にあるお店。 電車の乗り換えのすき間時間にも。 電車の時間に左右されずのんびりと。 千葉県内の有名どころのおみやげから、千葉県民が愛するローカルグルメまで揃います。 「房の駅」は千葉駅だけでなく四街道や成田にも店舗あり 「房の駅」は市原市に2店舗、千葉市に3店舗、四街道市や成田市に店舗があります。 よくある郊外型のお土産店かと思いきや、船橋市の「ららぽーと」や市川市の「ニッケコルトンプラザ」、柏市の「柏の葉T-SITE」にも出店しています。 市川駅直結の「シャポー」や千葉駅構内の「千葉ペリエ」、秋葉原駅にほど近い「CHABARA」内にも店舗があり、車だけでなく電車でもお買い物ができます。 関東にありながら、観光スポットやショッピングする場所も多い千葉県。 「房の駅」は遊びに来た方がおみやげを買うだけでなく、千葉県に住む方が帰省みやげを買うのにもおすすめです。 リニューアルしたペリエ千葉は便利なお買い物スポット 2018年6月にリニューアルオープンしたペリエ千葉は、中央改札口に直結した1〜7Fまである商業施設。 さらに千葉駅の改札内にあるエキナカ3、4F、そしてバスロータリー側に広がるストリート1、2もある駅チカでお買い物ができます。 東京で話題のスイーツや老舗の和菓子などもいいけれど、案外近くにおいしいものはあります。 千葉県以外では手に入りにくいおみやげも多いので、選ぶのも贈るのも楽しめます。 「房の駅」店舗 駅構内で千葉のおみやげが買える「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」 観光客だけでなく、東京都心へ通勤や通学する方も多く利用する千葉駅。 最近はエキナカでお買い物できる場所が増えましたが、千葉駅のエキナカもリニューアルで大きく変わりました! 店舗が入るエキナカ3Fの入口の柱には、千葉県のおいしいものがおしゃれに描かれています。 「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」があるのは、エキナカ3Fの7・8番線9・10番線側。 和の雰囲気がただよう、大きな看板が目を引きます。 「房の駅 ペリエ千葉エキナカ店」イチオシはやっぱりピーナッツ 店頭の一番目立つところに並んでいるのは、やっぱりピーナッツ。…
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そう遠くはないのになかなか行く機会のない場所、みなさんにもそういう場所はありませんか? 私にとってまさに日光がそうでした。日光と言えば日本だけでなく世界中でも有名な観光地、一度は行ってみたいと思いながらなかなか行く機会に恵まれませんでした。 初めて行った日光、まずは日光駅で一番有名なさかえやの「揚げゆばまんじゅう」を食べてからスタートです! さかえやの「揚げゆばまんじゅう」にも使われている日光名物「日光ゆば」 日光の名物の一つに「日光ゆば」があります。 海が遠い日光では魚などは入手しづらく、運搬や保存に適した大豆を使ったゆばは昔から貴重なたんぱく源として重宝されていました。 山岳信仰が盛んなこともあり、修行の場での栄養源としても用いられてきました。 ゆばは豆乳を煮た時にできる薄い膜を引き上げたものです。 京都もゆばが有名ですが、今日とのゆばは薄い膜をサッと引き上げた一枚仕上げです。 日光ゆばは折りたたまれた状態の二枚仕上げで、間に豆乳が残されているのが特徴です。厚みがあり、独特の歯ごたえも楽しめます。 日光の旅館やホテルの食事はもちろん、日光ゆばが食べられる専門店も多いです。 普段食べる機会の少ないゆばだからこそ、観光地で食べるゆばづくしは格別だったりします。 料亭からカフェまで、予算や気分に合わせてお店も選べるほど充実していますよ。 もちろん観光客にも人気の高い日光ゆばは、お土産屋さんや日光ゆば専門店でも購入することができます。 創業以来60年以上!日光の玄関口東武日光駅前にある「さかえや」 テレビで見たのがきっかけで知った「さかえや」。揚げまんじゅう自体は珍しいものではありませんが、ゆばを使っていることに加えてその絶妙な塩加減が絶賛されていました。 「日光に行ったら絶対食べよう。そうだ、日光に行こう!」と話がとんとん拍子に進みました。ずっと行けなかった場所でも、案外なんてことのないきっかけで行けてしまう。 きっかけというのは不思議なものです。 東武日光駅の目の前にある「さかえや」は、昭和33(1958)年創業の老舗です。 JR日光駅からも徒歩5分ほどなので、日光に行ったらぜひ立ち寄ってほしいお店です。 創業以来60年以上の「さかえや」ですが、「揚げゆばまんじゅう」が販売開始されたのは平成12(2000)年のこと。 「さかえや」のホームページにも「秋の紅葉繁忙期、土曜日・日曜日・祝日は購入までにお時間をいただくこともございます。」とか書かれており、その人気の高さを知ることができます。 お土産用の5個入りパックのものなどもありますが、その場で食べると言えば1個ずつ紙に包んで渡してくれます。 甘さと塩気、もっちりサクサクの絶妙バランス「揚げゆばまんじゅう」 日光ゆばと豆乳が生地にたっぷり練り込まれたゆばまんじゅう。店頭で今食べると言えば揚げたてを渡してもらえます。 私が行った日は数人並んだ状態でしたが、作り置きではなくアツアツの揚げまんじゅうを渡してもらえました。 4つ買ったのでビニール袋に入れてもらったのですが、5分ほどたってから食べてもはふはふと食べなくてはならないほど。最高です。 「揚げゆばまんじゅう」は手のひらにすっぽりと乗るくらいの大きさで、外側はカリッと中はふわっとした食感です。外側の歯ざわりのよさに驚くと同時に、ここちよい塩気をしっかりと感じます。 意外にもしっかりとした塩気にも驚いていると、やさしいこしあんの甘さと生地のやわらかさを感じます。一口食べたときの完璧なバランスは。感動もののおいしさです。 日光ゆばと豆乳がたっぷりと聞いてドキドキしていたのですが、豆乳のえぐみなどは一切感じず上品な風味のみを感じることができます。…
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東京から、特急電車でも車でも高速バスでも約100分ほどで行ける南房総市。南房総市には道の駅が多いので、道の駅めぐりをするだけでも、十分旅を満喫することができます。 今回は外観がインスタ映えする、道の駅「ローズマリー公園」へ行ってきました。 海外の片田舎を思わせる建物が並ぶ、道の駅「ローズマリー公園」 千葉県南房総市には、道の駅が沢山あります。ガイドブックを見ていてもおいしいそうなソフトクリームやおみやげ、おいしそうな海鮮などを取り扱う道の駅が特集されています。 お目当ての道の駅に向かう途中で見つけた道の駅にもついつい寄り道してしまう、これも南房総市を旅するお楽しみの一つです。 道の駅「ローズマリー公園」も、房総フラワーラインをドライブしている途中で見つけました。園内の庭園には、ローズマリーなどのハーブや季節の花が植えられています。 道の駅「ローズマリー公園」の中心は「はなまる市場」という、食のテーマパークです。近くで採れる新鮮な農産物の直売所、地元の食材を使用した加工品を中心に販売されています。 道の駅「ローズマリー公園」の中心は「はなまる市場」 道の駅「ローズマリー公園」の中心にある「はなまる市場」。 よくある道の駅のお土産や野菜などを売っているところかな程度でいたのですが、いい意味で予想を大きく裏切られました。 店内へ入ると、所狭しと商品が並んでいます。千葉県を代表する名産品、ピーナッツやびわのコーナーが設けられています。南房総市で採れた、旬のそら豆やびわも並んでいます。店内は試食や試飲も多く、平日でもお客さんが大勢訪れていました。 そこで私が見つけたのが「ピーナッツハニー」。私が小学生の頃はよく給食でも登場していたのですが、今でも出ているのかな。小学校の給食で出るまで、「ピーナッツハニー」を見たこともなかったので、初めて食べた時はそれはもう驚きました。 甘くてしょっぱい「ピーナッツハニー」は、ごはんに乗せている子もいたけれど私はそのまま食べる派。千葉県内のほとんどのスーパーではパックに入った「味噌ピーナッツ」は普通に売っていますが、小分けパックのものはあまり見かけないので懐かしくなりました。 冷蔵コーナーに沢山置いてあったのが、大大大人気だという「ザクザクピーナッツペースト」です。県内の道の駅に行くと、色々な種類のピーナッツバターを見つけられますが、これままたちょっと違う感じ。 焼く前にパンに塗って、トースターで焼くタイプ。以前買った姫路の「アーモンドバター」と同じタイプです。たっぷりめに塗ってしっかり焼くと、香ばしく甘い香りがしてザクザクッとした粗めのピーナッツの食感を感じることができます。 「はなまる市場」には醤油が試食ができる房総乃醤油十六蔵があります 店内にはお酒や畜産物、海産物のコーナーなど幅広い品ぞろえです。あまりにも色々な商品が置いてあるので、無言でついついじっくり見てしまいます。試食も多く、おいしいと思う物をじっくり選んで購入することができます。 そんな中、店の奥に千葉醤油蔵マップと共にずらりと並んだ瓶が目に入ります。 醤油の生産量日本一の千葉県ですから当然と言えば当然なのですが、あまりに突然のことだったので驚きました。下調べではまったくノーマークだったので、もっともっと知られて欲しい! 並べられている醤油の十六蔵は、有名なキッコーマン醤油、ヤマサ醤油、ヒゲタ醤油に加え、宝醤油、本宮商店、小倉醤油、入正醤油、ちば醤油、正上、フジハン醤油、タイヘイ、大高醤油、キノエネ醤油、窪田味噌醤油、田中醤油、宮醤油です。 テイスティングが用意されているので、気になったものは実際に自分の味覚で試すことができます。濃口醤油が中心ですが、再仕込み醤油や伊勢海老を使った醤油など珍しいものも並んでいます。 建物の派手さで立ち寄ってみたら、思っていた以上に売り場が楽しい道の駅「ローズマリー公園」でした。千葉にある道の駅はわりとそういうところが多いような気がして、ついつい立ち寄ってはちょこちょこお買い物を楽しんでしまいます。 道の駅「ローズマリー公園」 はなまる市場 超特選 再仕込み醤油 価格:378円 (2018/6/4 11:28時点) 道の駅「ローズマリー公園」はなまる市場で見つけたおいしいもの was…
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汽車のマークが描かれたポッポ牛乳。大手メーカーの牛乳と違い、どこでも売られているというわけではありません。私の大好きなオーケーストアやサミットなど、販売している店舗は限られていますが、都内でも購入できます。 八ヶ岳野辺山高原で作られているポッポ牛乳を製造するヤツレン直売所へ行ってきました。 ヤツレン「シュッポッポ牛乳」は野辺山周辺の酪農家の牛乳を使用しています 最近では豆乳も人気ですが、やはり牛乳を冷蔵庫に欠かさないという方も多いのではないでしょうか。そのまま飲む方もいれば、コーヒーに入れたり、紅茶に入れる方もいるでしょう。シリアルやグラノーラにかけて食べることもありますね。 ヤツレンは、平成13(2001)年に八ヶ岳高原農協連合会(通称八連)から乳製品部門の分社化により設立された会社です。ヤツレンとしては新しい会社ですが、昭和50(1975)年から親しまれている主力商品「シュッポッポ牛乳」もあり地元では昔から親しまれています。 我が家ではヤツレンの牧場牛乳やシュッポッポ牛乳を飲むことが多いです。素朴でかわらしい汽車の絵が描かれたパッケージと、野辺山周辺の酪農家の限定された牛乳を使用しているというところがお気に入りポイントです。 もちろん牛乳だけでなく、ヨーグルトやチーズも製造販売しています。 工場の隣には乳製品も高原野菜も買える「南牧村農畜産物直売所」 2016年6月にリニューアルオープンした、ヤツレン工場に併設されている南牧村農畜産物直売所。直売所の営業時間は8:30~17:30となっていますが、季節によって営業時間が変更されることがありますのでご注意ください。 店内には牛乳、ヨーグルト、生クリーム、チーズ、アイスクリームなどの乳製品が並んでいます。見たことのあるおなじみの商品、初めてみる商品、どれも欲しくなってしまうラインナップです。 乳製品だけではなく、近隣で採れた野菜も直売されています。八ヶ岳は高原ということもあり、東京ではあまり見慣れない高原野菜を買うことができます。 茎レタスという見慣れない野菜を見つけましたが、売り場に説明書きもありました。乾燥させると山くらげになる、と書いてあります。加工されたものは見たことがありましたが、野菜そのままの状態は初めて見ました。 ブロッコリーやパクチー、アイスプラント、そして東京では見かけないヘチマくらいの大きさのズッキーニなど直売所ならではの品ぞろえです。 ヤツレン直売所のソフトクリーム売り場で濃厚ソフトを堪能! これまで冬期休業だったソフトクリーム販売店舗も、通年での営業となりました。ソフトクリーム売り場の営業時間は9:00~17:00の、直売所とは時間が少し異なりますのでこちらも注意が必要です。 ソフトクリームは「ジャージー牛乳ソフトクリーム」と「ジャージー牛乳ソフトアンドヨーグルト」の2種類あります。 「ジャージー牛乳ソフトアンドヨーグルト」とは、カップコーンにクレモリス菌入り食べるヨーグルトが入り、その上にジャージー牛乳入りソフトクリームが入れられています。混ぜながら食べると、濃厚なソフトクリームとヨーグルトのあっさりとした風味が合わさります。ここでしか味わえないおいしさです。 うれしいことにシェアして食べられるように、ロングコーンとカップコーンのみも販売してくれます。小さなお子さんと一緒に食べる時や、他の場所でソフトクリームを食べてきちゃったなんて時にもうれしいですよね。 メニューはソフトクリームだけではありません。「アイスコーヒーフロート」「アイスストレートティーフロート」「アイスミルクショコラフロート」といった飲み物とソフトクリームを組み合わせたフロートメニューも充実しています。 お買い物後、レシートにも買い物袋にもおなじみの汽車の絵が描かれていました。ゆるキャラともまた違う、前に出ているのに出過ぎない、愛されている感じがホッとします。 今回はたまたま通りかかったのですが、次回はここを目的地の一つに入れて旅行してみたいな。 ヤツレン 新鮮牛乳や野菜も買える!絶品ソフトも楽しめる、ヤツレン直売店 was last modified: September 14th, 2020 by…
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「ぬちまーす」という塩をご存知ですか? 「ぬちまーす」の名前は、「ぬち(命)」「まーす(塩)」という沖縄の方言が由来。 沖縄の海水から作られ、2000年には「世界一ミネラルの多い塩」としてギネス認定されました。 「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」では、「ぬちまーす」を作る様子を無料で気軽に見学できると知り、沖縄旅行の機会に訪れてみました。 「ぬちまーす」の特徴とは 海水から塩を作るには、天日乾燥や濃縮後に煮詰めて塩の結晶を取り出す方法が一般的。 一方「ぬちまーす」は、濃縮した海水を空気中に噴射し乾燥させて作るため、海水中のミネラルがそのまま粉末化されます。 「ぬちまーす」に含まれる塩分は75.5%で、残りはマグネシウムやカルシウムです。 「食塩」で99%以上、ミネラルを残して作った「粗塩」でも90%程度が塩分なのと比べると、「ぬちまーす」に含まれるミネラルの多さがわかります。 含まれるミネラルにより「塩味」だけでなく「甘味」や「苦味」が加わって、まろやかでうまみのある塩になります。 もう1つの特徴がきめ細かさです。 片栗粉のような粉末状で口の中でサッと溶けるので、少量でも塩味を強く感じます。 このため、塩をそのままつけて食べるゆで卵やてんぷらなどでは、特に減塩が期待できます。 また、空気を含んで軽いため、小さじ1は食塩だと約5gなのに対し「ぬちまーす」は約2.5gと半分程度。 料理加える際に微調整しやすく、使いすぎを防げます。 「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」への行き方は? 「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」は、沖縄県中部のうるま市宮城島にあります。 島といっても橋でつながっているので、アクセスは良好! 那覇空港から車で1時間半ほどで到着します。 島へ渡るには4.75kmの「海中道路」を通ります。 その名の通り海の中をまっすぐに通る橋で、ガイドブックなどでも取り上げられることが多い絶好のドライビングスポットです。 世界初!「常温瞬間空中結晶製塩法」を見学 「ぬちまーす」は汲み上げた海水を濃縮・ろ過した後、細かい霧状に噴射し、温風を当てて乾燥させ作ります。 瞬時に水分だけが蒸発し、海水に溶けていた塩分やミネラルは空中で結晶となり、雪のように降り積もります。 この世界初の技術は「常温瞬間空中結晶製塩法」と名付けられ、日本を含む世界13カ国で特許を取得しているそうです。 残念ながら訪れた日はメンテナンス中で、製塩の様子を見ることはできませんでした。 製塩を行っている日なら、雪のように塩が降り積もる真っ白な世界が見られるそうです。 「ぬちまーす」を製造する上で重要な工程が検品です。 その検品作業を上からガラス越しに見ることができます。 真っ白の塩の中に見つけた小さな異物をチューブで吸い取るという地道な作業により、「ぬちまーす」の品質は保たれるのだそう。…
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ほかほかのご飯には欠かせないお漬け物。誰にでも自分好みのお漬け物があるかと思います。遠くの街まで行かないと買えないもの、ある季節にならないと買えないものなども多いですよね。 エリアや季節が限定されるお漬け物もいいけれど、いつでもどこでも買える安心感のあるお漬け物も必要です。その中の一つが「岩下の新生姜」ではないでしょうか。 我が家でもみんな大好きな「岩下の新生姜」なので、栃木県栃木市にある「岩下の新生姜ミュージアム」へ遊びに行ってきました。 車でも電車でもアクセスできる「岩下の新生姜ミュージアム」 栃木県栃木市にある「岩下の新生姜ミュージアム」は、その名の通り岩下の新生姜について楽しく学べるミュージアムです。 ミュージアムだけでなく、新生姜をつかったメニューを楽しめるカフェも併設されています。 「岩下の新生姜ミュージアム」は電車でも車でも行きやすく、観光のついでに立ち寄るのにもちょうどいい場所にあります。栃木ICから車で15分、無料駐車場が第4駐車場まであり合計82台停められます。 電車の場合、JR線も東武線でも徒歩12分ほどです。車じゃないと行きにくいミュージアムも多いですが、「岩下の新生姜ミュージアム」は電車でも行きやすい場所にあります。 入場は無料ですが受付があり、パンフレットと館内の簡単な説明をしてもらえます。 ここでしか体験できない岩下漬け体験は、土日祝限定で開催されています。各回定員は10名で、体験時間は30分程度です。 お一人様800円で、小学生以下のお子さまは保護者の付き添いができます。受付時間は開始10分前までですが、定員制なので気になる方は入場後ショップレジで受付することをおすすめします。 グループでもファミリーでも楽しめる「岩下の新生姜ミュージアム」 無料のミュージアムというと、小さなお子さん連れファミリーをターゲットにしたところも多いですよね。ですが、「岩下の新生姜ミュージアム」は、カップルや友人グループ、家族連れまで年齢や性別を問わず楽しめるミュージアムになっています。 「岩下の新生姜ミュージアム」では、限定イベントも多く開催されています。「岩下の新生姜ミュージアム」へ行く予定が決まったら、ぜひイベントもチェックしてからお出かけください。 「岩下の新生姜ミュージアム」イベント情報 いつもで買えるお漬け物として親しみのある「岩下の新生姜」ですが、改めて言われると新生姜についてよく知らないことに気づきます。 目を引く大きなオブジェや興味を持つような展示物で、楽しく分かりやすく新生姜について学ぶことができます。 これまで新生姜を知らなかった子どもたちでも、土の中の新生姜の様子や、生姜や他の新生姜との違いも目で見ることができるので親しみやすさを感じるようです。 また生姜の効能を体験型ゲームで学べるコーナーは、大人から子どもまで行列ができるほどの人気ぶりでした。 「岩下の新生姜」のパッケージに入っているかのような写真が撮れるスポットや、話題になった新生姜ペンライトと新生姜型のかぶりもので撮影できるスポットも用意されています。 ここだけの新生姜グッズやおつまみが手に入る「岩下の新生姜ミュージアム」 ミュージアムのお楽しみの一つがミュージアムグッズです。 当然ながらのど飴やポテトチップス、ジンジャーエールにビール、カレーやポン酢まで色々な新生姜グッズがあふれています。新生姜ミュージアムショップは広くはないのですが、その充実ぶりに驚かされます。 中でもうっかり見過ごしがちなのが、ミュージアムショップではなく展示やアトラクションエリアの入口にある自動販売機です。 この自動販売機では、オンラインショップでは買えないミュージアム限定商品の「岩下漬けの素 500ml」が販売されています。 「この商品は飲用には適していません」と大きな注意書きもしてありますが、漬け物を作るための調味液です。 きゅうりやきゃべつ、セロリなどの野菜だけでなく、うずらやチーズ、海産物やフルーツまで漬け込んでもおいしいとSNSで話題の商品です。 ミュージアムショップでは200mlの小さなサイズも販売されていますので、おみやげにもおすすめですよ。 「岩下の新生姜ミュージアム」に行ってから子どもたちも興味をもち、「岩下の新生姜」を食べるようになりました。…