おいしいもの巡り

「めんたいパーク大洗」—遊んで学べる!明太子工場見学とできたてグルメを満喫【茨城・大洗】

予約なしで気軽に行ける工場見学は大人でも楽しいもの。お出かけのついでに立ち寄れるので「時間があったら行ってみよう」「雨だったら行こうかな」など、ひとまず候補に入れておくのもおすすめです。ゲームやキッズコーナーで遊びながら明太子について知ることができ、さらに限定グルメとお土産も買える海沿いの人気スポット「めんたいパーク大洗」の魅力を徹底解剖します。

「めんたいパーク大洗」ってどんなところ?

めんたいパークは1971年から明太子の製造・販売をおこなっている「かねふく」が運営しています。今回私が行った「めんたいパーク大洗」の他にも、全国に5店舗あります

群馬県の「めんたいパーク群馬」、静岡県「めんたいパーク伊豆」、愛知県の「めんたいパークとこなめ」、滋賀県の「めんたいパークびわ湖」、兵庫県の「めんたいパーク神戸三田」とそれぞれ各地から行きやすい場所にあります。

どの「めんたいパーク」でも明太子工場の見学できたて明太子の直売店めんたいミュージアムフードコーナーを楽しめます。どこも無料駐車場が完備されています。

「めんたいパーク大洗」は入場無料で年中無休。

営業時間は9:00〜18:00(平日は9:00〜17:00)ですが、フードコートは9:30〜17:00(平日は9:00〜16:30)、工場稼働時間は9:00〜16:30です。

ただし、日曜祝日は稼働していないこともあるので、ご注意ください。

東京からのアクセスは電車でも車でも約2時間。電車なら鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の「大洗駅」からだと徒歩約20分水戸駅から「那珂湊駅」行きのバスに乗り「古関屋前」から約5分です。

車の場合は北関東自動車道「水戸大洗IC」から約10分ほど。

普通自動車は120台、大型バスは12台と収容できる駐車場があります。

「アクアワールド・大洗」「大洗海水浴場」「国営ひたち海浜公園」など有名な観光地からも近いので、休憩がてら観光ついでに立ち寄ることができます

「めんたいパーク大洗」の隣には大洗海鮮市場があり、漁港で水揚げされた新鮮な海鮮を堪能できます。

今回訪れたのは「かに弥」さんで、メニューは「かに汁」「かにめし」の2種類のみ。「かに汁」をいただきましたが、「かにめし」もテイクアウトして持ち帰ればよかったと後悔しました。

閉店時間が早いお店が多く、開店直後やお昼どきには行列になることも多い人気店ばかりです。今回のようにちょっと食べたい時でもしっかりご飯を食べたい時でも楽しめます。

できたて明太子を試食できる「めんたいパーク大洗」

「めんたいパーク大洗」へ入ると、まずは直売所があります。

まず目に入るのは明太子の試食コーナーです。木製のスプーンにたっぷりの明太子が乗せられていて、予想していたよりもしっかり試食できます。

ぷちぷちねっとりとした食感にピリッとした辛みがあって「おいしい!ご飯がほしい!」と思ってしまいました。

その隣には工場直売のできたて明太子のコーナーがあります。

めんたいパークでしか買えない「お徳用熟成タレ付き できたて明太子お徳用」は、一度も冷凍していない工場でできあがったばかりの明太子

もっとお得に買いたいという方には、色々なサイズが入った「熟成タレ付き できたて明太子MIX」がおすすめです。

賞味期限は約1週間ですが、食べきれないと思った分は冷凍することもでき、その場合の賞味期限は約3ヶ月です。

あらかじめ冷凍された明太子も販売されています。切れ子を含んだお得な明太子から贈答用まで豊富に揃っているので、自宅用からしっかりしたお土産まで買うことができます。

直売所では明太子だけでなく、唐辛子を使用していない「たらこ」「いか明太しゅうまい」も販売しています。

「いわし明太」「紅さけ明太」「さば明太」など、魚と明太子を使った商品もあります。

「紅さけ明太」「さば明太」は、天然の紅さけの切り身や脂がのった肉厚のさばの半身を辛子明太子の熟成タレに漬け込んでから明太子をたっぷりまぶし「いわし明太」脂ののった国産いわしを熟成タレに漬け込んでからお腹にたっぷり明太子を詰めています

「さば明太」はグリル、フライパン、レンジとどれを使っても調理できます。

どの調理法でも一番のポイントは食べる前日に解凍しておくことで、くしゃくしゃにしたアルミホイルに乗せて裏表をこんがり焼くだけです。

おすすめの焼き方はグリルとのことなので、素直にグリルで焼いてみました。

グリルで焼いてもたっぷりの明太子はそのまま。

香ばしく焼けたジューシーなさばの脂に明太子がなじみ、どんどんご飯がすすんでしまいます。身が大きいのでしっかりとしたメインのおかずになります。

子どもも大人も遊んで学べる!工場見学コーナー

「めんたいパーク大洗」の一番奥まで進むと、工場見学の入口が見えてきます。

中へ入ると紺色のような深い青色の壁に、スケトウダラなどの生態や成長についてのパネルがあります。

さらに進むと柱のようなものがあり、中へ入れるようになっています。

入ってみるとスケトウダラの「求愛の声」「威嚇の声」を聞くことができます。

まるで海の中にいるような気持ちになりながら、貴重な体験ができます。

スケトウダラの原卵や「めんたい豆知識」などのパネルを見ながら進むと、つきあたりには「タラピヨキッズランド」があります。

対象年齢は3歳〜小学生以下のお子さんで、3歳未満のお子さんは保護者同伴で遊べます

もう少し大きいお子さんなら設置されている端末を使ったゲームがおすすめ!

「タラコン博士のまちがい探し」「タラピヨ脱出ゲーム」「タラピヨを見つけ出せ」「めんたいジグソーパズル」「めんたい神経衰弱」「タラコン博士に挑戦」とたくさんのゲームで遊べる端末が置かれています。

「めんたい神経衰弱」で遊んでみましたが、対戦できるので大人でも十分盛り上がります

工場見学へと折り返す手前には、大きな箱入り明太子と一緒に写真が撮れるフォトスポットがあります

日付も入れられるので来館の思い出にぴったりです。

この日は日曜日だったので工場見学はお休みかもと思っていたのですが、工場が稼働しているところを見ることができました

朝一番だったのでまた人は少なかったのですが、壁の上には「本日の生産量」「本日の作業人数」が書かれているのでこれから本格的な作業が行われるんだなとわくわくしました。

フードコートの絶品明太子おにぎり!限定フードを堪能

「めんたいパーク大洗」のオープンは9:00ですが、フードコートのオープンは9:30からとなっています

そのため9:30が近づいてくると、それぞれお買い物をしたり工場見学をしていた人たちが開店時間に合わせて並び始めていました。

私のお目当ては「ジャンボおにぎり」の「できたて明太子」。まわりのお客さんを見ていると、朝一番ということもあってか「ジャンボおにぎり」目当ての方が多いように見えました。

「ジャンボおにぎり」は「できたて明太子」の他に「焼きたらこ」「さば明太」「たらこ昆布」の全4種類

今回は「できたて明太子」と「さば明太」を購入してみました。

「できたて明太子」を半分に割ってみると、ごはんよりも多い明太子がたーっぷりと入っているのが分かります。

ほどよい辛みと塩気が心地いい、食べやすいサイズのおにぎりです。

「さば明太」は「できたて明太子」に比べると具材は少なめですが、ご飯とのバランスを考えるとこれがベストな量でしょう。

明太子のピリッとした辛みがさばの脂のうまみで中和され、ご飯との相性抜群です

お腹に余裕があれば、『ヒルナンデス!』が名付け親でもある「鬼盛り!めんたい丼」もおすすめ! 

「鬼盛り!めんたい丼」専用に漬け込んだ明太子が驚くほどどっさりとのっています。数量限定なので「鬼盛り!めんたい丼」が気になる方はお早めに。

他にも「明太ぶたまん」「明太ソフトクリーム」などのメニューもあります

フードコートは広々としていて、窓際からは海も見えます。ちょっとしたおやつや軽食にもぴったりなので、休憩がてら「めんたいパーク大洗」に寄るのもいいですね。

できたて明太子ととっておきの思い出体験を満喫しよう

「めんたいパーク大洗」の楽しみ方は自由自在。

「お買い物だけ」「食事だけ」「お子さんを遊ばせるため」「全部楽しみたい!」など、スケジュールやメンバーに合わせて遊べるのも魅力です。

年齢や性別を問わないので、友人同士やカップルでも、お子さんと一緒や家族三世代でも、もちろんお一人であっても、「めんたいパーク大洗」は楽しい思い出を作ることができる場所です。

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旅する食卓編集部
「食べることを通じて、まるで旅に出たような新しい発見や楽しさを届けたい!」と願う編集チームです。国内外のご当地料理や、現地の風景や文化を感じられるグルメ情報、そして旅先の味をおうちで楽しめるレシピなどを親しみやすくご紹介しています。