東京・日本橋にあるにんべんのショップにお邪魔したときのこと。ずらりと並ぶかつお節商品の中で、ひときわ私の目を引いたのがこのシート状のかつお節でした。「かつお節がシート?」と考えながら「手巻きかつお」をレジへ持っていきました。
海苔の代わりに使える、にんべんの「手巻きかつお」
シート状になったかつお節は、一般的な海苔の大きさを4ツ切りにしたサイズと2ツ切りにしたサイズの2種類があります。4ツ切りはお餅を巻いたり、おにぎりに使うのにちょうどいいサイズです。2ツ切りは手巻きずしや海苔巻きにも使える大きめサイズです。
国産の枯れ節を使ってシートにした「手巻きかつお」と、そこに北海道産の真昆布を加えた「手巻きかつお昆布入り」と2種類あります。
「手巻きかつお」を目にした時、漫画「ミスター味っ子」で寿司勝負をするのに海苔を使うことができず、主人公がシート状のかつお節を町工場で作ってもらうシーンを思い出しました。こういうのも漫画飯っていうのかな。
手巻きずしに「手巻きかつお」を使ってみました
わくわくしながら待った手巻き寿司の日。満を持して「手巻きかつお」を登場させます。家族も見慣れないかつお節シートに盛り上がります。手巻き寿司で海苔以外の選択肢があるのは初めてです。
開封いてみると、かつお節のいい香りが広がります。4ツ切りサイズを半分にすれば、海苔と同じちょうどいいサイズになります。ここで感じたのは、「手巻きかつお」は海苔に比べるとしっかりとした厚みがあること。海苔で言えば少なくとも2枚分はあり、重なってるのかなと感じてしまうほどしっかりしています。
「手巻きかつお」にご飯を乗せ、好きな具材を乗せ、お好みで醤油をワサビを付けていただきます。かつお節のうま味が効いているので、醤油をつけなくてもいいくらい風味がしっかりしています。
厚みがあるせいか、海苔のようなパリッとした食感はありません。それでも海苔で作った手巻き寿司の合間に「手巻きかつお」があるのはいい口休めになっていいですね。個人的には山芋とねり梅の手巻き寿司に「手巻きかつお」を合わせるのがおすすめです。
にんべんの「手巻きかつお」の公式サイトはこちら
価格:324円 |