最近、ちょっと変わったおせんべい運のある私。おせんべい運なんてものがあるのか分かりませんが、おせんべい好きなので大歓迎です。この北海道根室銘菓の「オランダせんべい」は初めて見るおせんべいで、変わったもの好きな友人から分けてもらったのがきっかけでした。
根室市の銘菓「オランダせんべい」とは
昭和25年に創業した端谷菓子店は、北海道 根室市にある小さなお菓子屋さんです。おもちやお赤飯も販売している、どこの街にもあるような親しみのある店構えです。味も作り方も創業当時のまま、今でもひとつひとつ手作りで作り続けています。
「オランダせんべい」の他にも、玉子せんべいや味噌せんべい、ピーナッツせんべいやデンプンせんべいなどが販売され、これらのおせんべいは電話やFAXでも注文できます。11月~5月の期間限定、さらに店頭販売のみで水あめせんべいとデンプン水あめせんべいも販売しています。
「オランダせんべい」は懐かしさも感じる優しい甘さともちもち食感
見た目はワッフルのような「オランダせんべい」は一体どんな味がするのでしょうか。「オランダせんべい」を食べる時、そのままかじりつくととてもじゃないけど噛みきれません。そこで手でちぎって食べるのですが、パンなどのようには簡単にちぎれず、しっかりと力をいれないとちぎれません。
「オランダせんべい」は「せんべい」というその名前から、パリッとしたものを想像してしまいます。最初に食べた時、固いものだと思っていたのでその柔らかさにびっくりしました。柔らかいといってもふわふわではなく、もっちりっていうのが近い感覚でしょうか。
根室の「オランダせんべい」と山形の「オランダせんべい」がある?
「オランダせんべい」というと山形県にも同じような名前のお菓子があったなぁと思う方もいるかもしれません。そうなんです。山形県には同じ「オランダせんべい」が存在します。山形県の庄内地方にある酒田米菓が作る「オランダせんべい」はサラダ味の薄焼きせんべいで、根室の端谷菓子店「オランダせんべい」とは全く別のものです。
北海道と山形「オランダせんべい」それぞれの名前の由来
酒田米菓が作る「オランダせんべい」は地元の水田風景がオランダの景色に似ていることと、方言で「俺らだ(俺たち)のせんべい」と言うことから名づけられたと言われています。一方根室の「オランダせんべい」は江戸時代に長崎に出入りしていたオランダのお菓子が元になっているそうです。
根室の「オランダせんべい」はクセになるしっとり感が特徴です
「オランダせんべい」を口に入れると、しっとりしてもちもちとした弾力を味わうことができます。「オランダせんべい」は黒砂糖の優しい甘さはしますが、特別すごく変わった味はしません。それなのに一口食べるとまた一口食べたくなる、後をひくおいしさがあります。そのまま食べても美味しいのですが、トースターや電子レンジで温めたり、ジャムやバターを乗せてもおいしくなります。おやつ感覚ではちみつやアイスクリームを乗せてもいいですね。
原材料を見てみると「小麦粉、砂糖、黒砂糖、植物油、塩、重曹」と実にシンプルです。保存料や添加物は使用されていません。子どもから大人まで安心して食べられる優しい味がします。保存料は使われていませんが、賞味期限は1ヶ月あります。冷凍して保存することもできます。
「オランダせんべい」は北海道ではコンビニでも買える
「オランダせんべい」は根室市内の道の駅だけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにも置いてあります。まさにソウルフードとも言えるお菓子です。また、札幌店でのみ「オランダせんべい」を焼き上げた「オランダせんべい(堅焼き)」も販売されています。
私はたまたまショッピングセンターの一角で行われていた北海道物産展のようなイベントスペースで買いましたが、「オランダせんべい」は有楽町にある北海道のアンテナショップ「どさんこプラザ」でも購入できます。食べたくなったらいつでも買いに行けるので安心ですね。
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