「水塩」
聞き慣れない名前ながらも、どこかなじみのある響き。古来、海水を煮詰めて作られた調味料は「水塩」と呼ばれて、隠し味や下味に使うことで素材の邪魔をすることなく、うま味を引き出してくれます。
日本だけではなく世界中で「UMAMI(うま味)」が注目されていることもあり、日本だけではなく世界各国の料理人にも使われています。
減塩なのに、しっかり塩味「昆布の水塩 海」
現在では醤油の普及もあって、「水塩」は一般家庭で使われることは少なくなりましたが、最近では塩ブームもあって、家庭で沸かしたお水に塩を入れて、「水塩」を作る方もいるようです。私が見つけた「昆布の水塩」は、「水塩」に昆布のうまみが加わっているのがよく分かるネーミングです。そんなネーミングと使いやすそうなスプレーボトルに惹かれて購入しました。
私が手に取った「昆布の水塩 海」は、昆布、鰹節、帆立、椎茸のうま味が加えられています。昆布だけだと思っていたのに、なんだか得した気分です。塩分濃度は約17%。1プッシュがおよそ0.034gの食塩相当量になっています。醤油の塩分濃度と同じくらいですが、使用量が少なくて済む分減塩になります。
舐めてみると、しっかりとした塩味とだしのうま味を感じます。スプレー式なので、もう少し塩分が欲しいなと思ったらシュッと塩分を足すことができます。
昆布の味にこだわる「松前屋」
明治45年に松前昆布本舗として創業された「松前屋」だけあって、昆布の味にはこだわっています。「松前屋」という店の名も、「昆布は北海道、北海道は松前」から付けられたと言われています。
「松前屋」では、北海道の道南で取れる最高級真昆布を使用しています。さらに素材の味を最大限引き出すよう、2〜3年一定の温度の元で寝かせ熟成させているのです。
その後、製品になるまでの間に何度も厳しい選別が行われます。100年以上に渡って受け継がれてきた独自の技法・技術を用いて最高級真昆布のうま味を凝縮し製品にしていきます。「昆布の水塩 海」も、昆布のうま味がしっかりと感じられながらも鰹節、帆立、椎茸のうま味も交わり幾重にもうま味を感じることができます。
手軽なのに複雑なうま味が出せる「昆布の水塩 海」をうまく使いこなせれば、料理上手も夢ではありません。
「松前屋」の「昆布の水塩 海」公式サイトはこちら
価格:1,264円 |