川崎というとどんなイメージですか?
流行りの工場夜景や川崎大師、藤子・F・不二雄ミュージアムもあったり、通勤・通学に便利な街としてだけでなく観光やショッピングも楽しめる街です。
そんな川崎のお土産が、ぱっと思い浮かびますか? 私のお気に入りの川崎土産は、堂本の「大師巻」です。
「大師巻」とは? 作るのは、明治42(1909)年創業の堂本製菓!
神奈川県川崎市に本店と工場のある「堂本」は、明治42(1909)年創業のおせんべい屋さんです。買えるお店は、川崎駅のアトレや川崎アゼリア、川崎大師の仲見世など。川崎区にある工場直売所では毎月第2・第4曜日に全品1割引きとなるセールが行われ、大人気になっています。
平日の午後でも売り切れてしまうことがあるほど人気の「大師巻」。確実に手に入れたいなら、予約がおすすめです。
私は「大師巻」に出会ったのは友人からのちょっとしたおすそ分けでした。かしこまらずに食べてみたら、そのおいしさにびっくり。すぐに売っているお店の場所などを調べました。もちろん友人に「すっごくおいしかったよ!」とメッセージも送りました。友人は川崎に親戚がいるのだそうで「よくもらうんだけど、本当においしいんだよね」と教えてくれました。
人気の「大師巻」の他に、醤油や七味など7種類の味がある「だるま煎餅」、スリランカカレー煎餅やマヨネーズ煎餅など定番から一風変わった風味のものまで揃っています。
「大師巻」はくるりと巻かれた厚めの海苔が特徴です
「大師巻」は見た目も特徴のあるおせんべいです。揚げたおせんべいに、おせんべいよりも大きな厚みのある海苔が1枚1枚手で巻かれています。この海苔は黒い袈裟をまとったお大師様の姿に見立てられているのだとか。
袋の中にきれいに並べられた「大師巻」は、まるで海苔巻きが並べられているかのよう。3本入りも15本入りも丁寧に作られたおせんべいが、とても丁寧に袋に入れられているのでどなたかに差し上げるのにもぴったりです。甘党ではない方への贈り物に毎回悩まされていましたが、「大師巻」はどなたにも好まれるシンプルなおせんべいなので差し上げやすいのも魅力です。
私が買ったのは大袋の15本入り。最初は15本の袋だと多いかなと思ったのですが、食べ始めると「もう1袋買っておけばよかった」と思ってしまうほどあっという間に食べ終わってしまいました。
「大師巻」は醤油と塩の2種類の味があります
「大師巻」には塩味と醤油味の2種類あります。どちらも厚めの海苔の中に包まれているのは、さっくりとした揚げ煎餅です。一般的なおせんべいと比べても、「大師巻」の揚げせんべいはサクッとしながらほろっと柔らかい食感になっています。
塩味の「大師巻」はそれほど塩気は強くありませんが、おせんべいの香ばしさや甘さを引き立てるほどよい塩味になっています。しっかりと厚みのある海苔のパリッとした歯ざわりも心地よく、気づけばついつい手が伸びてしまいます。
醤油味は、塩味に比べるとハッキリとお醤油の味を感じることができます。キリッと辛口の醤油味と揚げ煎餅の甘み、そして海苔の風味、どれもバランスがよくしみじみとそのおいしさを噛みしめてしまいます。
個人的には醤油味の「大師巻」の方が好きだけれど、やっぱりどちらも味わいたいので次回も「塩」と「醤油」両方買っちゃうだろうな。