ブームもすっかり落ち着き、健康志向の高い人の間ではすっかり定着した甘酒。色々な種類の甘酒も販売されているので、見かけるとつい購入してしまいます。最近見つけたのは古代米の黒米を使った甘酒です。
白米と比べて栄養豊富な「黒米甘酒」
黒米には食物繊維、タンパク質、ビタミンなどが豊富に含まれています。「黒い食べ物は体にいい」とよく聞きますが、それは黒い食べ物にはアントシアニンなどのポリフェノールが含まれていることが多いからです。
ポリフェノールが豊富というとアンチエイジング効果も期待してしまいます。アントシアニンは目に効果がある、というイメージが強いですがもちろん目にだけ効果があるのではありません。アントシアニンは活性酸素を除去する抗酸化作用がとっても高いので、細胞の老化を防いでくれます。さらにはコラーゲンの合成を助ける働きもあるのでアンチエイジング効果があると言われているのです。
そんな黒米で作った甘酒、美容効果が高いに決まってるとついついいつも以上に期待してしまいます。
試行錯誤の3年を経て作られた、さわらや農園の「黒米甘酒」
生産者の橋本和子さんが自身の経験から生み出されたさわらや農園の「黒米甘酒」。3年ほど独自の研究を続け、その結果安定して同じ味が出せるようになったのだとか。原料の古代米はほんの少しの種から3〜4年かけて増やし、笠間市下加賀田の気候にうまく合い美味しいお米に育っています。
原材料は茨城県笠間産の黒米と同じく笠間産の米こうじのみを使用しています。砂糖も保存料も使われていない、自然な甘さを味わえる甘酒です。原料の黒米もコシヒカリも、有機肥料と減農薬で栽培された特別栽培米です。
黒米といっても、実際は紫色に近く色もきれい。小豆に近い色、というのが一番分かりやすいかな。この紫色が「アントシアニン取ってるなー」と実感できます。同量の水または好みの量の水で薄め、温めてから飲みます。
暑いのか涼しいのか微妙なこの季節、気づくと体の中が冷えてしまっていることも多いもの。温かい甘酒は、冷えた体を中からしっかりと温めてくれます。同量の水を加えて温めたさわらや農園の「黒米甘酒」は、古代米のいい意味での雑味や風味をしっかり感じられます。古代米の粒の食感が良く、軽い朝食の代わりにもおすすめです。体にいいものを摂っているな、というのを実感できる甘酒です。