みなさん、カチョカバロってご存知ですか?あまり聞き慣れない名前ですが、チーズやイタリア好きの方はピン!ときているかもしれません。そう、カチョカバロはチーズの名前なのです。加熱したチーズはとろけてとても美味しいですよね。このカチョカバロはチーズの中でも一番と言っても過言ではないくらい、熱を加えたほうが美味しいチーズです。今回は、北海道東胆振地区でとれた新鮮な生乳を使った「カチョカバロピッコロ」をご紹介します。
食べやすい一口サイズの「カチョカバロピッコロ」
一般的なカチョカバロは直径8〜10cmで200g程度のものが多く、食べるときに切り分けなければいけないのですが、こちらのピッコロは一口サイズになっているので切り分けが必要ありません。
ひょうたん型のものは、切り分けると大小様々な大きさになってしまうところが少し使いにくいと感じていたので、袋を開けてそのまま使えるピッコロはとても便利です。
ひょうたん型の珍しい形のカチョカバロ
「カチョカバロ」や「カチョカヴァロ」と明記されることもあるこのチーズ。元々は南イタリアのチーズで、「カチョ」はチーズ、「カバロ」は馬を指します。
諸説ありますがチーズを熟成させる際に袋に詰めたものを二つの紐で繋ぎ、横棒などに振り分けてぶら下げた様子が、馬の鞍の左右に袋をぶら下げて運ぶのに似ていることからこの名前がついたと言われています。そのため、売られているほとんどのカチョカバロがひょうたんのような変わった形をしています。
カチョカバロの魅力は、その独特な形状と食べやすさにあります。そのまま食べても美味しいですし、加熱するとさらに風味が引き立つので、様々な料理に活用できます。また、比較的クセが少ないので、チーズ初心者にもおすすめです。
早来町の「夢民舎」は日本で初めてチーズ工場が出来た町
北海道南部にあった早来町。2006年に追分町と合併し安平町になりました。早来町、実は日本で初めてチーズ専門工場が出来た町なのです。そんなチーズ工場発祥の地、早来町で生まれた夢民舎の代表取締役の宮本さん。町のシンボルだった工場が移転してしまったために「この町にもう一度チーズの灯をともしたい」という気持ちで、夢民舎を創設したそうです。
カチョカバロ以外にも色々な種類のチーズを生産していて、第一回オールジャパンナチュラルチーズコンテストで、ブルーチーズは金賞、カマンベールチーズで特別審査員賞を取っています。
カチョカバロは焼いて食べるのが一番美味しい
そのまま食べても美味しいですが、カチョカバロを味わうには焼くのが一番。
焼いて食べると、モッツァレラチーズのような弾力のある食感が楽しめます。生乳が新鮮だからこそ味わえるミルクの豊かな風味も美味しいです。私が初めてカチョカバロを食べた時はシンプルにソテーでしたが、とてももちもちした食感が印象的で、感動したのを覚えています。
大きいひょうたん型のカチョカバロはスライスしてソテーするのがおすすめですが、ピッコロはそのまま串にさして炙ったり、野菜と一緒に炒めたりする使い方がおすすめ。
聞き慣れない名前のチーズだと手を出しにくく感じてしまうかもしれませんが、簡単にコロコロっと野菜と炒めるだけでそのまま食べるより美味しく食べられるなんて、ちょっと試してみたい気持ちになりませんか?
串にさせばちょっとしたおつまみに、野菜と炒めればメイン料理に。と、とても使い勝手の良いカチョカバロピッコロ。
チーズ好きな方はもちろん、そうでない方もぜひ一度食べてみてください。
その際は必ず加熱してくださいね。クセになること間違いないです。
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