今回の旅は水田に浮かぶ「ショウナイホテル スイデンテラス」への宿泊が一番の目的。 旅の中でおいしいものを探すことは、いつものこと。 いつもはお取り寄せをしているお煎餅屋さんや欠かせない郷土料理やご当地グルメ。 ご当地スーパーも欠かせません。 第2回は山形県庄内地方で見つけたおいしいもの、おいしいお店をご紹介します。 いつもお取り寄せしている【煎餅工房さがえ屋】を初訪問 煎餅工房さがえ屋は、山形県寒河江市(さがえし)に本店、山形駅、仙台駅に直営店を構えるせんべい屋さん。 さらに山形県・宮城県内各地の有名百貨店、空港、観光物産館などにも取り扱いがあります。 今回私が訪れたのはさがえ屋本店。 何度かお取り寄せはしたことがあるものの、実際に店舗に伺うのは初めてでした。 直営店はお煎餅の種類も充実。 小袋商品からご贈答品までたくさん取り扱いがありました。 最初にさがえ屋を知ったのは「やみつきしみかりせん」。 さがえ屋でも人気No.1の商品で、2011年には「おとりよせネット」のベストお取り寄せ大賞和菓子・スイーツ部門で銅賞を受賞しています。 「濡れせんべいの一歩上をいくおせんべいを作りたい」という職人の思いが形になった「やみつきしみかりせん」。 濡れせんべいの深い味わいに加え、これまでにないかりかりとした食感のおせんべいです。 吟味された原材料を使い試作を繰り返し、完成された逸品です。 焼きたてのあつあつ生地をあえて割り、うまみが強いしょう油だれにたっぷりつけ込み、低温でじっくり乾燥させています。 醤油の風味が活き、この独特のカリカリ感が生み出されるのです。 手間暇かけて作られている「やみつきしみかりせん」の味わいはやはり格別。 ゆずやゴマ、七味などその時期ごとの限定品もどれも美味しいです。 高知県産の天然ゆず果汁を使用した「やみつきしみかりせんゆ柚子」は、噛むほど繊細で鮮烈なゆずの香りが広がります。 「やみつき」シリーズはどれもおいしく、手が止まらなくなってしまうおいしさです。 さらにさがえ屋本店では試食ができるコーナーもありました。 せっかくなら試食して気に入ったものをかって帰りたいもの。 お茶と一緒にいろんなおせんべいを試食させていただきました。 煎餅工房さがえ屋 お試しセット10種25袋入り 煎餅工房 さがえ屋…
せんべい
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浜松市を中心に展開する「杏林堂」は、オンラインショップも充実 最近はスーパーマーケットだけでなく、ドラッグストアでも食料品や生鮮食品を取り扱うお店も増えています。そしてその中にはオリジナルの食品を販売するところも増えてきています。旅の途中に立ち寄った杏林堂は静岡県浜松市を中心に70店舗以上ある、黄色とエメラルドグリーンの看板が目印のドラッグストアです。 杏林堂は、トリイソースや野菜村、浜松餃子やハイラーメンなどこれまで「旅する食卓」でも取り上げてきた食材も数多く販売されていますが、それに加えて杏林堂でしか販売されていないオリジナル食品もたくさんあります。 「トリイソース」を使った「本当においしい トリイソース国産うるち米せんべい」と「本当においしい トリイソースカレー専用スパイスソース揚げせん」も杏林堂限定販売です。 浜松市で木桶熟成させて作られる、歴史ある「トリイソース」 私が「トリイソース」を知ったのは偶然でした。ふと立ち寄ったスーパーマーケットで、レトロな雰囲気のソースを見つけたのが出会いでした。普段ソースを使わなかった私がソースのおいしさに目覚めるきっかけともなったのが、この「トリイソース」です。 原料の野菜はもちろん、調味料にもこだわった「トリイソース」は、大正13年(1924年)創業の老舗です。 「トリイソース」には、たまねぎ、トマト、にんじん、にんにく、セロリというたっぷりの生野菜をが使われています。 半日かけてじっくり低温で煮込んでピューレにし、酢、砂糖、塩を半日かけてゆっくりと加えたら、香辛料を煮出していくようにまろやかな香りをソースに移していきます。 そして木桶でにソースを入れ、1~2ヶ月かけてじっくりとまろやかな味にしていきます。「トリイソース」は生の野菜を使うのも大きな特徴ですが、季節や気候によって糖度や味のバラツキの影響を受けてしまいます。それを大きな木桶で仕込んで熟成させることで、ロットごとのバラツキを少なくし一定の品質が保たれています。 材料の野菜は生のものをつかうだけあり100%国産。特に地元浜松のいい野菜を可能な限り仕入れるようにしています。酢は2ヶ月かけて自社で生産し、吟醸酒を作る時にのみ出る酒粕を地元の酒蔵から仕入れて使っています。 砂糖は精製前のさとうきびに近い種子島産の粗糖を使うことで、自然な甘味をソースの味に加えています。 他にも「本当においしい トリイソースの柿の種」が販売されている時もあるそうですが、私が行ったときはありませんでした。ぜひ食べてみたいけど、限定販売だと地元じゃないとなかなか難しそうです。 「本当においしい トリイソース国産うるち米せんべい」は、ほんのりソース味 私が杏林堂で買って帰ったのは「本当においしい トリイソース国産うるち米せんべい」。 「トリイソース」らしい、一般的なおせんべいに比べるとかなり黒みがかったソース色をしています。わくわくしながらかじってみると、サクッと軽い食感。思っていたより固さはなく、子どもでもお年寄りでも食べやすい固さです。 色がしっかりとソース色なので、辛味があったり味が濃いのかなと思っていましたが、予想したより濃いソース味ではありません。中は白いので、味のバランスはちょうど良く感じます。トリイソースの甘みと酸味はしっかりと感じられ、1枚食べるとついついもう1枚食べたくなる、そんなおせんべいです。 1枚だけだとあっさりめに感じられた「トリイソース」の味も、2枚目を食べるとそのスパイシーな風味と果物のような複雑な酸味をハッキリと感じることができます。 気がつけばついつい手が伸びて残りも少なくなってきました。普段はおせんべいをあまり食べない息子がとても気に入り「また買ってきて」と言っていたので、女性よりも男性ウケがいいおせんべいです。 杏林堂オンラインショップ トリイソース トリイ ウスターソース200ml 価格:469円 (2020/5/27 09:17時点) 感想(3件) 浜松市杏林堂限定!トリイのウスターソースをつかった本当においしいおせんべい was last modified:…
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川崎というとどんなイメージですか? 流行りの工場夜景や川崎大師、藤子・F・不二雄ミュージアムもあったり、通勤・通学に便利な街としてだけでなく観光やショッピングも楽しめる街です。 そんな川崎のお土産が、ぱっと思い浮かびますか? 私のお気に入りの川崎土産は、堂本の「大師巻」です。 「大師巻」とは? 作るのは、明治42(1909)年創業の堂本製菓! 神奈川県川崎市に本店と工場のある「堂本」は、明治42(1909)年創業のおせんべい屋さんです。買えるお店は、川崎駅のアトレや川崎アゼリア、川崎大師の仲見世など。川崎区にある工場直売所では毎月第2・第4曜日に全品1割引きとなるセールが行われ、大人気になっています。 平日の午後でも売り切れてしまうことがあるほど人気の「大師巻」。確実に手に入れたいなら、予約がおすすめです。 私は「大師巻」に出会ったのは友人からのちょっとしたおすそ分けでした。かしこまらずに食べてみたら、そのおいしさにびっくり。すぐに売っているお店の場所などを調べました。もちろん友人に「すっごくおいしかったよ!」とメッセージも送りました。友人は川崎に親戚がいるのだそうで「よくもらうんだけど、本当においしいんだよね」と教えてくれました。 人気の「大師巻」の他に、醤油や七味など7種類の味がある「だるま煎餅」、スリランカカレー煎餅やマヨネーズ煎餅など定番から一風変わった風味のものまで揃っています。 「大師巻」はくるりと巻かれた厚めの海苔が特徴です 「大師巻」は見た目も特徴のあるおせんべいです。揚げたおせんべいに、おせんべいよりも大きな厚みのある海苔が1枚1枚手で巻かれています。この海苔は黒い袈裟をまとったお大師様の姿に見立てられているのだとか。 袋の中にきれいに並べられた「大師巻」は、まるで海苔巻きが並べられているかのよう。3本入りも15本入りも丁寧に作られたおせんべいが、とても丁寧に袋に入れられているのでどなたかに差し上げるのにもぴったりです。甘党ではない方への贈り物に毎回悩まされていましたが、「大師巻」はどなたにも好まれるシンプルなおせんべいなので差し上げやすいのも魅力です。 私が買ったのは大袋の15本入り。最初は15本の袋だと多いかなと思ったのですが、食べ始めると「もう1袋買っておけばよかった」と思ってしまうほどあっという間に食べ終わってしまいました。 「大師巻」は醤油と塩の2種類の味があります 「大師巻」には塩味と醤油味の2種類あります。どちらも厚めの海苔の中に包まれているのは、さっくりとした揚げ煎餅です。一般的なおせんべいと比べても、「大師巻」の揚げせんべいはサクッとしながらほろっと柔らかい食感になっています。 塩味の「大師巻」はそれほど塩気は強くありませんが、おせんべいの香ばしさや甘さを引き立てるほどよい塩味になっています。しっかりと厚みのある海苔のパリッとした歯ざわりも心地よく、気づけばついつい手が伸びてしまいます。 醤油味は、塩味に比べるとハッキリとお醤油の味を感じることができます。キリッと辛口の醤油味と揚げ煎餅の甘み、そして海苔の風味、どれもバランスがよくしみじみとそのおいしさを噛みしめてしまいます。 個人的には醤油味の「大師巻」の方が好きだけれど、やっぱりどちらも味わいたいので次回も「塩」と「醤油」両方買っちゃうだろうな。 「堂本」大師巻
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最近、ちょっと変わったおせんべい運のある私。おせんべい運なんてものがあるのか分かりませんが、おせんべい好きなので大歓迎です。この北海道根室銘菓の「オランダせんべい」は初めて見るおせんべいで、変わったもの好きな友人から分けてもらったのがきっかけでした。 根室市の銘菓「オランダせんべい」とは 昭和25年に創業した端谷菓子店は、北海道 根室市にある小さなお菓子屋さんです。おもちやお赤飯も販売している、どこの街にもあるような親しみのある店構えです。味も作り方も創業当時のまま、今でもひとつひとつ手作りで作り続けています。 「オランダせんべい」の他にも、玉子せんべいや味噌せんべい、ピーナッツせんべいやデンプンせんべいなどが販売され、これらのおせんべいは電話やFAXでも注文できます。11月~5月の期間限定、さらに店頭販売のみで水あめせんべいとデンプン水あめせんべいも販売しています。 「オランダせんべい」は懐かしさも感じる優しい甘さともちもち食感 見た目はワッフルのような「オランダせんべい」は一体どんな味がするのでしょうか。「オランダせんべい」を食べる時、そのままかじりつくととてもじゃないけど噛みきれません。そこで手でちぎって食べるのですが、パンなどのようには簡単にちぎれず、しっかりと力をいれないとちぎれません。 「オランダせんべい」は「せんべい」というその名前から、パリッとしたものを想像してしまいます。最初に食べた時、固いものだと思っていたのでその柔らかさにびっくりしました。柔らかいといってもふわふわではなく、もっちりっていうのが近い感覚でしょうか。 根室の「オランダせんべい」と山形の「オランダせんべい」がある? 「オランダせんべい」というと山形県にも同じような名前のお菓子があったなぁと思う方もいるかもしれません。そうなんです。山形県には同じ「オランダせんべい」が存在します。山形県の庄内地方にある酒田米菓が作る「オランダせんべい」はサラダ味の薄焼きせんべいで、根室の端谷菓子店「オランダせんべい」とは全く別のものです。 北海道と山形「オランダせんべい」それぞれの名前の由来 酒田米菓が作る「オランダせんべい」は地元の水田風景がオランダの景色に似ていることと、方言で「俺らだ(俺たち)のせんべい」と言うことから名づけられたと言われています。一方根室の「オランダせんべい」は江戸時代に長崎に出入りしていたオランダのお菓子が元になっているそうです。 根室の「オランダせんべい」はクセになるしっとり感が特徴です 「オランダせんべい」を口に入れると、しっとりしてもちもちとした弾力を味わうことができます。「オランダせんべい」は黒砂糖の優しい甘さはしますが、特別すごく変わった味はしません。それなのに一口食べるとまた一口食べたくなる、後をひくおいしさがあります。そのまま食べても美味しいのですが、トースターや電子レンジで温めたり、ジャムやバターを乗せてもおいしくなります。おやつ感覚ではちみつやアイスクリームを乗せてもいいですね。 原材料を見てみると「小麦粉、砂糖、黒砂糖、植物油、塩、重曹」と実にシンプルです。保存料や添加物は使用されていません。子どもから大人まで安心して食べられる優しい味がします。保存料は使われていませんが、賞味期限は1ヶ月あります。冷凍して保存することもできます。 「オランダせんべい」は北海道ではコンビニでも買える 「オランダせんべい」は根室市内の道の駅だけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにも置いてあります。まさにソウルフードとも言えるお菓子です。また、札幌店でのみ「オランダせんべい」を焼き上げた「オランダせんべい(堅焼き)」も販売されています。 私はたまたまショッピングセンターの一角で行われていた北海道物産展のようなイベントスペースで買いましたが、「オランダせんべい」は有楽町にある北海道のアンテナショップ「どさんこプラザ」でも購入できます。食べたくなったらいつでも買いに行けるので安心ですね。 端谷菓子店 北海道 オランダせんべい 4枚入り×4袋 計16枚 価格:1,598円(2021/1/19 13:36時点)感想(26件) 酒田米菓オランダせんべい4種詰合せ(オランダちゃんバッグ入り) 価格:2,376円(2021/1/19 13:42時点) もっちりおいしい根室の銘菓「オランダせんべい」の名前の由来とは?…
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近所なのに、いつも行くスーパーマーケットというのは決まってしまいがちです。近さだったり、品ぞろえだったり、値段だったり、人によって選ぶ基準は違うでしょう。いつもと違うスーパーマーケットに行くと、ついついあれこれ見てしまいお買い物をしたくなるのは誰でも同じ。お買い物を終えてレジに並んだその時、目に入ったのがこの小宮山製菓「あずみ野ミックス」。急に子どもの頃に食べたことがあるような懐かしさが胸に広がり、手に取りました。 3種類のお菓子が入る「あずみ野ミックス」を作る、小宮山製菓 小宮山製菓は「あずみ野ミックス」というお菓子の名前から分かるように、長野県安曇野市にあるお菓子メーカーです。小宮山製菓の看板商品は「サラバンド」というお菓子です。一枚一枚を薄く焼き上げた香ばしい生地にホワイトクリームが二層にサンドされています。クッキーのようですがクッキーとは違う生地の香ばしさとホワイトクリームの絶妙なハーモニーが楽しめるのだとか。 小宮山製菓が作る生地は、クッキーやビスケットと同じ小麦粉を原料にした煎餅です。小麦粉、砂糖、卵を練った生地でせんべいを焼いた後に、そのせんべいにクリームをサンドしたりしてた商品が数多く販売されています。 この小宮山製菓が作る、ざくっとした歯ざわりの生地はクッキーではなく「欧風せんべい」と呼ばれています。せんべいというとお米で作られたものを想像しますが、小麦粉で作られた関西地方でよく見られるタイプのせんべいに近いです。この独特な食感はクリームにもよく合い、クッキーとも関西風のせんべいとも全く違うお菓子になっています。 ピーナッツの風味が香ばしい「ロールピーナ」 3種類のお菓子が入った「あずみ野ミックス」の中で、一番シンプルなのが「ロールピーナ」です。カリッと軽い食感のあとに、ピーナッツの風味が口の中に広がります。以前食べた関西風のせんべいにもピーナッツが入っていましたが、やはりそれとは全く違います。 サクッと軽く、ピーナッツの粒は一切感じず鼻に抜ける風味にほんのりピーナッツを感じます。「ロールピーナ」が和か洋かと聞かれれば、間違いなく洋です。でもクッキーじゃない。まさに「欧風せんべい」というのがぴったりだと感じられるお菓子です。 食べる前からわくわくしてしまう「信州みそチョコせん」 信州を代表する食材である味噌が生地に練り込まれ、さらにチョコレートがコーティングされた「信州みそチョコせん」。一体どんな味なのかわくわくしてしまうネーミングですよね。味噌とチョコ、食べたことはないけれど間違いなく美味しそう。 袋を開けてみると味噌の香りは感じません。ロールされた味噌せんべいの中に、ホワイトチョコレートがコーティングされています。思っていたよりずっと上品です。かじってみるとまず味噌の味がし、生地の香ばしさは「ロールピーナ」以上にしっかりとしています。そこへホワイトチョコレートの上品な甘みが加わると、甘くてほんのりしょっぱい不思議なおいしさを味わえます。 レトロなパッケージがおしゃれな「アミーパピロ」 昭和っぽい懐かしさを感じる「アミーパピロ」、このすみれ色とまるでレースのようなスズランの模様がそう思わせるのでしょうか。パッケージを開けてみるとこれまでの2種類よりも太く、中に白いクリームが入れられているのが見えます。 食べてみると生地はこれまでよりザクッとして、クリームはあっさりと軽い風味です。クリーム入りなのでもっと重くどっしりとしたものかと思っていましたが、ペロリと食べられました。 3種類とも個性的で、どれもおいしい「あずみ野ミックス」。子どもの頃おばあちゃんちで食べたような懐かしさから買ってしまいましたが、期待していた以上に見た目も味もたのしいお菓子でした。 小宮山製菓 小宮山製菓 信州 あずみ野ミックス 16本 10入 価格:2,808円(2021/1/19 14:10時点)
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おせんべいはお好きですか? 私はスーパーマーケットに行くと煎餅売り場は必ず寄るのですが、意外と自分好みの煎餅を見つけるのって難しいものです。それは旅行先でも同じこと。地方のスーパーマーケットの方が煎餅売り場が充実していることもあって、まとめ買いすることもよくあります。 今回私が見つけたのは「お徳用詰合せせんべい」。関東でよく見る煎餅とは全く違います。私はこのタイプの煎餅も大好きですが、関東ではなかなか手に入りにくいので迷わず買うことにしました。 関東地方の煎餅と関西地方の煎餅は違うもの? 日本全国には色々な種類の煎餅があります。岩手県の「南部煎餅」や埼玉県の「草加煎餅」、兵庫県の「炭酸煎餅」や福岡県の「二◯加煎餅(にわかせんぺい)」など、有名な煎餅を挙げてみても色々な種類があります。 関東では、草加煎餅のようにうるち米を原料とした固めでパリッとしたものが一般的です。スーパーマーケットでもうるち米や米を使った煎餅の種類が多く、薄くて丸い煎餅や四角く膨れているもの形に違いはあれど味はそれほど大きく変わりません。その他には「ぬれ煎餅」や「歌舞伎揚げ」なども定番で人気があります。 一方、大阪でも米を使った煎餅は多くみられます。関東の売り場より「瓦煎餅」のような、小麦粉や卵、砂糖を使った甘いものも多いです。関東で人気の「歌舞伎揚げ」と似た「ぼんち揚げ」は、関西では昔からある人気の煎餅です。また「おにぎりせんべい」は三角の形をした、サクッとした柔らかさもある煎餅も人気です。 「せんべい詰め合わせ」には4種類の甘い煎餅が入っています 袋の中には4種類の煎餅が入っています。シンプルな煎餅が2種類、ナッツが入ったものが2種類、合わせて4種類入った詰め合わせです。どれも米でなく、小麦粉や玉子、砂糖を使った甘みのある煎餅です。 丸い形に宝船が描かれた「玉子煎餅」は、まるでクッキーのようなザクッとした食感のある煎餅です。関西地方ではよく売られている「玉子煎餅」は、小判型だったり四角かったり、玉子煎餅に押されてる焼き印もそれぞれ違います。表面の固さや中の柔らかさなど、それぞれ違いもあるので「玉子煎餅」には奥深さがあります。 もう一つシンプルな煎餅が、「たんさん」と煎餅に文字が書かれた炭酸煎餅です。「カルルス」と呼ばれることもあるこの煎餅は、兵庫県にある有馬温泉や城崎温泉の名物でもあります。淡い焼き色の付いた、パリッ、カリッとした軽い食感の煎餅です。 これらは関東のスーパーマーケットでも買えることも多いですが、詰め合わせは珍しいです。 ナッツが入って食べごたえのある煎餅も2種類入った「せんべい詰合せ」 4種類の煎餅のうち、2種類には豆が入っています。型で焼いていない素朴な形をした「鬼フライ」は、関東では見かけたことがありません。中に入っているのは空豆、しっかりとした豆の食感と空豆独特の風味が感じられます。ザクッと生地の食感とコリッとした空豆の味がよく合い、1枚でもボリュームを感じます。 もう1種類はピーナッツが入ったピーナッツせんべい「ピーやん」です。名前もかわいらしい「ぴーやん」は、花の模様が型押しされています。空豆よりもカリッとした歯ざわりで、食感も軽いです。ざくざく食感の生地とピーナッツの香ばしさは手が止まらなくなります。 醤油味の煎餅もおいしいけれど、関西風の小麦粉で作った玉子煎餅も時々無性に食べたくなります。「煎餅詰合せ」の中で、私の一番のお気に入りは「鬼フライ」です。初めて食べたということもあって、ついつい手が伸びてしまいました。ずっしりの「鬼フライ」のあとは、軽い食感の「カルルス」を食べてのローテションが最高です。 今回は4種類入った「せんべい詰合せ」でしたが、まだまだ関西には色々な玉子煎餅があると思うともっと探したくなります。 大阪萬幸堂「せんべい詰合せ」 大阪萬幸堂 焼き菓子ミックス 無選別250g 価格:323円(2017/11/2 14:07時点) 関西のスーパーで見つけた、関東とは全く違う「せんべい詰合せ」 was last modified: November 2nd, 2017 by…