進化する食卓

苦味がウリの珍しい伊予柑ジュース「にがいよ」

朝食にはジュースを。という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
特に朝一番に体に取り入れるなら体に良いものを飲みたいですよね。
数あるジュースの中で少し変わった、ストレート100%の生搾り伊予柑ジュースをご紹介したいと思います。

松島市沖に浮かぶ興居島のカネミ農園

みかんの生産地で有名な愛媛県松島港の沖合い、約2キロメートルのところに浮かぶ興居島(ごごしま)。
興居島は、松島市内からフェリーで10分程度の瀬戸内海の穏やかな海、みかん畑が広がるのんびりした島です。
この島で家族みんなで柑橘を育てているカネミ農園。
瀬戸内海の温暖な気候、穏やかな太陽の光、カネミ農園の方々の愛情をうけて育った伊予柑。カネミ農園で作られるジュースは、自分たちで育てた果物だけを使って丁寧に生産されているのが特徴です。
カネミ農園の方々が、普段自分たちが食べている味をそのまま食べてもらいたいという思いから作られています。

皮ごとまる搾りの大人の味わい

ジュースといえば、甘さが重要視されることが多いですが「にがいよ」は、その名の通り少し苦いんです。
本当に伊予柑を丸ごとかじったかのような皮の苦さとみずみずしい伊予柑の果汁が口いっぱいに広がります。
なぜ苦いのかというと伊予柑の香りを高めるために収穫後すぐに皮ごと丸搾りし、瓶詰めされているからなのだそう。
皮ごと搾っているせいか色味も他のジュースとは違い、とにかく鮮やかな黄色。
私もこの綺麗な色に惹かれ、なんだろう?と手に取ったのが「にがいよ」を知ったきっかけでした。
発色の良い色味で濃厚そうな見た目ですが、のど越しはとても爽やか。
キリッとした苦味は嫌味がなく、大人のジュースという感じです。
ストレート100%の自然の味、というものは本来苦さもありこういうものなのかと納得しました。

可愛らしい手書き文字

更にもうひとつ惹かれたのが、可愛らしい手書き文字のラベルとタグ。
特にタグの「にがいよ」の「に」の文字が苦さや酸っぱさ、または飲んだ後の笑顔を表すかのような顔文字になっているところがとても魅力的。
手書きのラベルからもカネミ農園の愛情が感じられます。
商品名にしてしまうくらいだからどれだけ苦いのかとドキドキしましたが、キリッとした苦さに驚いたもののその後口に広がる伊予柑の味がとても新鮮で、また飲みたくなるようなクセになる味のジュースです。

ストレートで飲んでももちろん美味しいのですが、大人向けの味わいなのでお酒に加えても飲んでいただくのもおすすめです。
また、炭酸水で割ったりはちみつと合わせて甘さを調節すればお子様にも飲んでいただけると思います。
大きさは720mlと300mlの2種類。
300mlはコップ2杯程度の飲みきりサイズです。

いつも飲んでいる甘いジュースもいいですが、たまには一味違ったジュースを飲んでみたい!という方には、ぜひおすすめのジュースです。

ABOUT ME
Kim Lei
東京都内在住。某アパレルブランドデザイナーで0歳児の母。外国人との結婚、出産を機に「食」に興味を持ち、食生活を見直す。どこにでもある食材で、なるべくお金をかけずに楽しくなるような料理を日々勉強中。趣味はパン屋、カフェ巡りと旅行