きれいな景色を眺めたり、おいしいものを食べてリラックスしたい! 慌ただしい日常から離れたいけれど、できれば人混みも避けたいという方にぴったりなのが埼玉県の秩父エリアです。都会の喧噪を離れて、のんびり日帰り旅へ出かけましょう。
【スケジュール 〜前半〜】
- AM 9:30 西武鉄道特急ラビューで旅気分を盛りあげながら秩父へ
- AM11:00 西武秩父駅直結「祭の湯」で秩父名物を満喫
- PM 1:00 日本発のシュガーハウス「MAPLE BASE(メープルベース)」でひと休み
西武鉄道特急ラビューで池袋から最短77分!
秩父へ行くなら、西武鉄道特急ラビューがおすすめです。普通電車でのんびり行くのもいいけれど、コーヒーでも飲みながら居心地のいい座席でおしゃべりしていればあっという間に西武秩父駅に到着します。
西武秩父駅を降りると、そのまま吸いこまれるように「西武秩父駅前温泉 祭の湯」へ。西武秩父駅前温泉 祭の湯は、「祭」をテーマにした温泉、食事、おみやげ、文化をまとめて体験できる複合型温泉施設です。
西武秩父駅の改札口から一番近い入口から入ると、すぐ左手に「売店」があります。電車やバス、タクシーに乗る前にさっと欲しいものが買えるのは便利です。
お菓子や調味料、お漬物などの名産品のコーナーでは、「しゃくしな漬」や「豚肉の味噌漬け」、「みそぽてと」や「ちちぶコーラ」などを購入できます。
秩父駅のフードコートで名物を堪能!
奥には広々としたフードコートがあり、「わらじとんかつ」や「みそぽてと」「肉汁つけうどん」「くるみだれそば」などの秩父名物を堪能できます。カレーやラーメンなどもあるので、お腹の空き具合やお好みに合わせてそれぞれ選べるのもフードコートの魅力です。
埼玉県はブランド豚も多く、豚肉がおいしいことでも知られています。香ばしい「炙り味噌豚丼」、ついつい手が伸びる「みそフライドポテト」などおいしくいただきました。
お腹もいい具合にいっぱいになったところで、そろそろバスの時間が近づいてきました。次の目的地は秩父ミューズパーク内にある「MAPLE BASE(メープルベース)」。日本発のシュガーハウス(カナダにあるメープルシロップを製造する小屋のこと)で、秩父のカエデの木から取れるメープルシロップをカフェで味わえ、おみやげにメープルを使った商品を買うこともできます。
西武秩父駅の6番乗り場から、秩父ミューズパーク循環バス「ぐるりん号」に乗ります。「MAPLE BASE」最寄りのバス停「スポーツの森」まで約20分程度なので、車酔いしやすい私でも問題なく到着できました。高まるテンションと素晴らしい景色を楽しんでいたらあっという間でした。
「スポーツの森」のバス停からは徒歩8分程度。秩父ミューズパーク内には看板も立てられているので迷うこともなく、自然の中をお散歩気分で歩いていると「MAPLE BASE」が見えてきます。
濃厚秩父産メープルに舌鼓「MAPLE BASE」
ウッディな店内へ入るとカウンターがあり、注文を済ませてから席に着きます。パンケーキやメープルドッグ、特製ジェラートなどのフードメニュー、メープルミルクやメープルラテ、樹液紅茶や秘蜜ドリンクなど。
「秘蜜」とは新しいはちみつのカテゴリー「第3のみつ」のこと。NPO法人秩父百年の森と埼玉県立秩父農工科学高校食品化学科、埼玉大学などの関係者による共同研究から生まれたもので、「MAPLE BASE」ではミツバチに自然の花蜜だけでなくりんごジュースを与えて採った蜜を使っているのだとか。どんな味なのか興味津々です。
ほんのり甘く天然のミネラル成分が豊富な秩父産のメープルシロップは、雪解けの頃にしか採ることができません。糖度1〜2度のほんのり甘いさらさらな樹液を、薪で1/50にまで煮詰めれば秩父産メープルシロップの完成です。
砂糖や一般的なメープルシロップと比べても低カロリーで、カルシウムやカリウムが豊富に含まれています。黒蜜を思わせるようなこっくりと濃厚な味わいも。
素敵なカフェでのんびりした時間を過ごした後は、秩父神社へ向かいます。
後編はこちらから
漫画/にわゆり