見学・体験レポート

昭和初期にタイムスリップできる大衆酒場「京極スタンド」

時って絶えず流れていて
戻ることも 進むことも
できなくて
だからこそ
たまにふとタイムスリップしたくなる

にぎわう新京極のアーケード街の中に佇む「京極スタンド」
観光客も地元の常連さんもみんなが集う場所。

大衆食堂からスタートした京極スタンドの歴史

関東大震災で東京浅草から移ってきた一代目が
大正時代の建物で昭和2年に創めた大衆食堂。
それが、京都・四条河原町 新京極通りにある「京極スタンド」です。

何を食べても十銭均一という「十銭食堂」としてスタートしましたが、
当時では大変ユニ-クなこのスタイルが受け入れられ
繁盛していくきっかけとなりました。

現在は新京極の1店舗ですが、
開業当初はスタンド北店があり、
桜の季節には八坂神社・円山公園内にも出店するなど、
京都中心部に広くその活躍の場を求めていました。

ランチタイムから飲める「京極スタンド」のおすすめメニュー

「大衆酒場・大衆食堂」というだけあって、
お酒のあてから、しっかりごはんを食べたい人まで
満足できる和洋中、定食、ごはんもの等々、
メニューはなんと100種類以上!

さらに裏メニューもあるようですので、
ぜひお店の方に聞いてみてください。

また、きずしや粕汁など京都ならではのメニューも
たくさんあります。

その中でも絶対にオススメなのが「ハムカツ」と「コロッケ」です。
コロッケは人気がありすぎて、お昼過ぎには売り切れて
しまうことも。

ピリ辛ウインナーに添えられた
スパゲティサラダも美味しいです。

お昼間でもたくさんの方がお酒を楽しまれているので
罪悪感なく飲めてしまいます。

ビールの他にもハイボールや京都の地酒など
たくさん取り揃えられています。

にぎわう「京極スタンド」店内の様子

最近はガイドブックにも載っているからか
どの時間帯でもかなりにぎわっています。

店内には歴史を感じさせてくれる当時の面影がいっぱい。
今も変わらぬ役割を果たしながら、その雰囲気とともに店を支えています。

店内でひときわ存在感を示している大理石のカウンターも、テーブルも
実は創業当時そのまま。
当時では珍しかった電動式のレジや、昭和初期のポスターも
当時の雰囲気を思い起こさせてくれますので
ぜひぜひご自分の目で確かめにいってください。

伝票もハンディではなく、このような昔ながらのもの。
複数枚になると爪楊枝で止められます。

おひとりでも、ご家族でも、仲の良いグループでも。
定食をガッツリ食べるもよし、
ちょっと遅めのごはんもよし、
昼間からちょっとビールを飲むもよし、
腰を据えてじっくり飲むもよし。

時間制限もないので、ゆっくり過ごすことができます。

なお、ほぼ相席となります。
相席が当たり前なので、まわりに座っている人と
自然におしゃべりがはずみます。

わたしは地元の人も観光客も一緒におしゃべりできる
この雰囲気が大好きです。

スタンドにしかないタイムスリップしたような空間で、
懐かしい味と心地よい時間を楽しむことができます。

「京極スタンド」へのアクセス

新京極のアーケード街の中にあります。
最寄駅としては、
阪急電鉄京都線なら河原町駅下車
地下出口9番より徒歩すぐ

地下鉄なら烏丸駅下車東へ徒歩
約10分

京阪電鉄なら四条駅下車西へ徒歩
約7分

市バス(系統多数)ならは河原町バス停下車

となります。

色んな方面からアクセスできる場所にあります。

住所:京都市中京区新京極通四条上ル 中之町546
電話番号:075-221-4156
営業時間:12:00~21:00

地元の常連さんはもちろん、観光客もどーんと、受け止めてくれる。

そんな京極スタンドで、タイムスリップの時間を
楽しんではいかがでしょうか。

 

京極スタンド

ABOUT ME
くろかわ まさよ
京都生まれ、京都育ち、京都在住 旅とカメラと旅ごはんが大好きで会社員として働きながら カメラと共に美味しいものを求めて旅に出る日々。 旅先で購入した食材で、お料理を作りながらいつまでも旅の余韻にひたっています。