自分が暮らしている街から離れた土地へ行った時、そこでしか売っていない食材や調味料を買うことは旅の楽しみの一つです。
雑誌やテレビなどで見た評判の調味料を探してみたり、ネットでお取り寄せしている調味料を直接お店に買いに行きがてら工場見学してみたり。
新しい発見や出会いがありそうで、心が躍ります。
CDをジャケットの雰囲気でつい買ってしまう「ジャケ買い」ならぬ、調味料のパッケージを見て思わず買ってしまう「パケ買い」を楽しむのも旅の楽しみです。
たっぷりの柚子が入った、山吹色の「馬路すしの素」
今年で出会った「馬路ずしの素」。四国方面への旅で母から「買ってきて欲しいものがあるんだけど」と頼まれたのがきっかけでした。以前、旅行から帰ってきた母が自宅用にこのすし酢をパケ買いしてきたところ、予想以上の美味しさだったそうでストックが欲しいとのこと。そして「四国のスーパーなら多分どこでも売ってるはず」と、ざっくりとした情報を教えられました。
旅行中に有名なお店やお土産屋さんを見るのは楽しいものです。さらに、地元の日常があふれているスーパーマーケットへ行くことは、私の旅の醍醐味です。見慣れない野菜や魚、調味料、お惣菜、お菓子。初めての食材をじっくりと見ているだけでもわくわくします。
「馬路ずしの素」は姑の言ったとおり一軒目のスーパーで簡単に見つかり、四国地方では一般的に使われている寿司酢だということが分かります。母の分と、我が家の分、しっかり2本お買い上げ。リピートするくらい美味しいのなら、我が家の分も買わないわけにはいきません。
高知県・馬路村は柚子の産地として知られています
「馬路ずしの素」は、柚子の産地として有名な高知県安芸郡馬路村で生まれました。 TVでCMも放送しているゆずドリンク「ごっくん馬路村」の名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
馬路村は人口約1000人の小さな村です。村の収入源はほぼ100%柚子によるもので、手間暇かけて有機農法に準じる形で育てられたゆずを使った様々な加工品が作られています。
馬路村では、昔からお祝いや村の集まりなどでは、ゆずの果汁をたっぷり使ったお寿司が食べられてきました。 この「馬路ずしの素」を使えば、ご飯に混ぜるだけで、手軽に馬路村の伝統的な寿司飯を作ることができます。
>>「馬路ずしの素」を楽天市場で探す手巻き寿司に「馬路すしの素」を使ってみた
まずは、手巻き寿司の寿司飯に「馬路すしの素」を使ってみることにしました。
その明るい山吹色のすし酢は、レトロで懐かしい、新しい雰囲気を兼ね備えています。そして、お酢のツンとした香りがする代わりに爽やかな柚子の香りがします。固めに炊きあげたあたたかいご飯に「馬路ずしの素」を混ぜると、爽やかなゆずの香りが一気に部屋中に広がります。
寿司飯をうちわであおぐのは子どもたちの仕事です。息子は何度も深呼吸をし、柚子の香りを堪能しながら寿司飯を混ぜます。妹はそんなお兄ちゃんに柚子の香りが行くよう寿司飯をあおぎます。
一般的には、ご飯1合にお酢は大さじ2が目安となっています。
子どもたちも味見が楽しみなようで、「もう少し寿司酢を入れた方がいいんじゃない?」「いや、これくらいがちょうどじゃない?」と、わいわいと相談しながら作っています。
この日は、いつもの寿司酢を使った酢飯と、「馬路すしの素」を使った酢飯の2種類を作りました。食べ比べてみると、「馬路すしの素」の方がやや甘く感じます。一般的な寿司酢と比べると、酸味が穏やかなのでそう感じるのかもしれません。
>>「馬路ずしの素」を楽天市場で探すマリネや浅漬けなどにも使える万能調味料
「馬路すしの素」は、お寿司用だけではなく、その他の料理にも使うことができます。しかも調味されているので、これだけで味が決まり、とても便利です。
我が家では、ラップで包んでレンジで加熱した蒸しなすを「馬路すしの素」に数時間漬け込むマリネが好評です。「今日、なすと柚子すし酢のやつ?」と子どもも大好きで、多めに作ってもあっという間に無くなってしまいます。また、細く千切りにしたにんじんを軽くレンジで加熱して、「馬路すしの素」で和えるサラダもおすすめです。
冬の季節は、薄くスライスして軽く塩もみしたかぶを「馬路すしの素」で浅漬けにすると、箸休めにちょうどいい一品になります。夏はわかめとたこを使って酢の物にしてもいいですね。
なるほど、この便利な調味料、母がリピ買いしたくなるのも納得です。私もこの「馬路すしの素」がなくなってしまう前に、ストック分をまた買いに行こうと思います。
馬路すしの素の公式サイトはこちら
>>「馬路ずしの素」を楽天市場で探す