毎日野菜を食べていますか? 15歳以上の場合、1日に必要な野菜摂取量は350gだと言われています。おいしく野菜を食べるためにも欠かせないのがマヨネーズです。東京都調布市にあるマヨネーズを楽しく体感しながら学べるキユーピーの「マヨテラス」。コロナ禍で長らく休業していましたが、2023年6月より見学を再開しています。
完全予約制のキユーピーの見学施設「マヨテラス」
1925年にマヨネーズを日本で初めて製造・販売したキユーピー。「マヨテラス」はキユーピーマヨネーズの歴史、美味しさの秘密など楽しみながら学ぶことができます。見学には事前予約が必要で、工場見学は平日のみで土日祝日は休館日となっています。
見学希望月の1か月前の1日、10:00から受付開始されます。例えば6月の予約ならば5/1の10:00から予約受付が始まります。以前は見学希望月の2か月前からの予約だったため、受付開始の何か月も前から手帳に付箋を貼り、1日の予約開始時間に「マヨテラス」のサイトにアクセスしてなんとか予約が取れました。私は夏休み中の見学を希望していたため予約が取りづらかったのかもしれません。現在は平日なら翌週の見学予約もすぐできる状態になっています。
また土曜日は臨時開館する場合があるとのことなので、学校や仕事の休みを利用して見学を希望する場合は1日の10:00にHPをチェックしてみることをおすすめします。
「マヨテラス」は電車でも車でも好アクセス
「マヨテラス」の最寄り駅は、新宿駅から京王線快速で17分の「仙川駅」。駅から徒歩7分の場所にあるので、電車も行きやすいのが特長です。駐車場は利用できないので、公共交通機関を利用しましょう。駅を出ると跨線橋からキユーピーの建物が見えますので、迷うことはありません。
2024年4月1日~5月31日の間、駐車場が工事のため使用できません。車椅子の方や介助が必要な方が車で来場する場合は、事前に電話で「マヨテラス」への連絡がおすすめです。6月以降に駐車場を利用したい方は、ホームページを確認した方がよさそうです。
「マヨテラス」は4つのエリアに分かれています
見学時間の20分前から館内へ入場でき、受付が始まります。
建物に入るとまず目に入るのが、木製のマヨネーズ型の「マヨネーズドーム」です。実際のマヨネーズ(450g)の約50万倍の大きさで、トンネルのようになっているのでお子さんも大喜び。大人でもわくわくした気持ちが煽られます。
受付の前にはトマトやブロッコリーなどのかわいい野菜の形をした椅子が置かれています。
まずツアーは「キユーピーギャラリー」からスタートします。マヨネーズの誕生から、日本で開発されたキユーピーマヨネーズについて、キユーピーの歴史について説明を受けます。お子さんでも楽しく説明が聞けるよう参加型になっているので、みんなしっかりと説明を聞いていました。
そして大きなマヨネーズ型の「マヨネーズドーム」に進みます。この中ではキユーピーマヨネーズの美味しさの秘密や工夫について教えてもらえます。マヨネーズは酸素にふれると酸化してしまい、おいしくなくなってしまいます。そのため薄く見えるマヨネーズの容器も、実はポリエチレンとプラスチックが何層にも重ねてあるのだそう。一人一人手に取って容器を見ることができ、大人も子どもも目を丸くして触っていました。
実際に工場にいるような体験ができる「マヨテラス」
続いて「ファクトリーウォーク」へ進みます。マヨネーズが工場でどのように作られているかを見ることができますよ。
現在「マヨテラス」があるこちらの場所は、以前は実際にマヨネーズを作る工場でしたが今は研究施設になっています。1分間に卵を600個も割ることができる機械の映像を見ながら、実際に使われていた機械の部品を使って、卵を割り黄身と白身を分ける様子を説明してもらえます。お子さんはもちろんのこと、大人も驚きの連続です。
その後、実際に工場で使われている機械を使った楽しい体験ができます。指示通りにマヨネーズの原材料と量、賞味期限を確認し、機械でQRコードをピッと読み取らせます。1分以内に終わらせなければならないという制限時間があり、わいわい盛り上がります。 2〜3人のグループに分かれ、全員が体験できます。
「キユーピーキッチン」でオリジナルソース作りを体験!
最後はキユーピーマヨネーズとドレッシング、ジャムを使って、それぞれオリジナルソース作りを体験できます。「せっかくなので家ではできないことを体験していただきたい」の言葉に、大人もついついテンションが上がります。確かに家ではこんなことできないし、させられません。
オリジナルレシピをメモできる用紙も用意されているので、お気に入りソースが作れたらオリジナルレシピを家でももう一度作ることができます。ドレッシング以外にも醤油やケチャップ、ピーナッツやフライドオニオン、しそやコリアンダーまで用意されています。
テーブルには試食のサラダと一緒に130gのマヨネーズが置かれています。オリジナルソース作りに使った後は持ち帰ることができます。我が家は3人で行ったので、1本を3人で使い2本はそのまま持ち帰りました。自分が作ったオリジナルソースが一番おいしいと言い合いながら試食していると、あっという間に終了時間です。
「マヨテラス」はお土産付き、「キユーピーショップ」も併設されています
「マヨテラス」の見学は、最後にお土産をいただいて終了です。大人用の袋には「キユーピーキッチン」にも置いてあった「レモンドレッシング」が1本入っていました。まさに今日買って帰ろうと思っていたのでうれしい! さらにマヨネーズを使ったレシピブックが入っています。話題のマヨネーズプリンのレシピも載っています。
子ども用の袋にはかわいいキユーピー人形とマヨテラス柄の鉛筆が入っています。マヨネーズについて分かりやすく書かれた「マヨネーズのヒミツ」も入っています。一緒に行った息子は高学年だったので「大人用とお人形が入った子ども用のお好きな方をどうぞ」と言われていました。こういうお心遣いもうれしかったです。
「マヨテラス」と同じ敷地内に「キユーピーショップ」が併設されています。かわいいキユーピー人形やオリジナルグッズに加え、ここでしか買えない「マヨテラス」限定グッズも販売されています。またかわいいキユーピーの顔のたまごサブレも販売されています。
カフェスペースも併設されていて、お酢を使ったドリンクやコーヒーを飲むことができます。
「キユーピーショップ」でぜひ見ていただきたいのが「キユーピー3分クッキング」のスタジオを1/20のサイズで再現した模型です。こんな風に撮影されてるんだ!と驚くこと間違いなし、ぜひ実物をご覧ください。
※見学リポートは2017年の内容となっています。
「マヨテラス」の公式サイトはこちら