おいしいもの巡り

まだ間に合う!あんこ好きを虜にする冬だけのお楽しみ「あじまん」のずっしりあんこ

「今川焼き」「大判焼き」「回転焼き」など様々な呼び名があり、中にあんこやクリームが入ったあのおやつ。時には論争も起こり、「御座候」や「あじまん」など、そのまま店名で呼ばれる地域もあるのだとか。今回はケンミンショーでもおなじみ、あんこがたっぷり入った山形うまれの「あじまん」を買いに行ってきました。

山形天童市生まれの「あじまん」とは?

「あじまん」は山形県で生まれた小麦粉と卵、砂糖などを溶いた生地を型に入れて、中にあんこなどを入れて焼いたおやつ。関東出身の私は「今川焼き」と呼ぶことが多いですが、「大判焼き」「回転焼き」と呼ばれているのとほぼ同じ。あつあつがおいしい、あのおやつです。

あじまんの始まりは昭和40(1965)年山形県天童市に創業した地域初のスーパーマーケットが売り出した大判焼き。ある日行商から買った北海道十勝産の小豆を甘さ控えめに炊き、大判焼きに自家製あんをたっぷりと入れて店先で売り出しました

その後スーパーは廃業しましたが跡地で大判焼の営業を続け、昭和55(1980)年あじまんとしてチェーン展開を始めました。今では東北・新潟・関東各地に約300店舗展開し、平成30(2018)年からは九州と山口県でも営業を開始しています。

「あじまん」の由来は味自慢(あじじまん)で、味が自慢の商品にしたいという思いが込められています。その名の通り、「あじまん」には自慢のあんこがたっぷりずっしり入っています。

あんこの量だけではなく店舗スタイルも独特ホームセンターやスーパーマーケットなどの店頭に車や小型の店舗で出店し、営業期間は10月〜 4月(一部地域では3月)の間だけ製造販売しています。

関東には群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都に41店舗あります(2024年3月現在)。

冬だけしか食べられない!甘さ控えめ「あじまん」

昔ながらの銅釜を使用して少量ずつ丁寧に炊き、創業時の味を守ってる「あじまん」の自家製あん。一般的なあんの糖度は59~62度が一般的ですが、「あじまん」の自家製あんこは糖度46度とかなり低めになっています。

糖度が低く添加物を一切使用していないため、品質が劣化しやすい夏場には「あじまん」の販売には適していません「おいしく感じられる冬の期間にこそ食べて欲しい」との考えから、冬だけの販売となっています

一般的な今川焼きや大判焼きは、定番のあんこやカスタードクリームだけでなく、チョコレートやチーズ、期間限定で季節限定のフレーバーを売るお店もあります。あんこも粒あんやこしあん、白あんや抹茶あんなどあれこれ選ぶのも楽しみの一つです。

「あじまん」では「つぶあん」「カスタードクリーム」が定番ですが、地域や販売期間限定で「レモネードあじまん」や「塩キャラメルあじまん」「よもぎあじまん」「もっちりチョコあじまん」なども販売されました。

関東近郊の店舗では「つぶあん」と「カスタードクリーム」のみの取り扱いとなっているようなので、機会があればぜひ色々なあじまんを食べてみたいです。

今回私が行ったのは2019年12月にオープンした、千葉市にある「ジョイフル本田千葉店」トレーラー型の店舗はどことなくかわいらしい雰囲気で、「あじまん」の中でも数少ない店舗スタイルです。

3月末で営業を終了してしまった店舗もありますが、「ジョイフル本田千葉店」のように4月20日まで営業をしている店舗もあります

あんこラバーの夢が叶う!ずっしりぎっしり「あじまん」

今回はつぶあんとカスタードクリームを5個ずつ、合計10個購入しました。ほかほかと温かくかすかに香る甘いにおいにわくわく感と期待が高まります。

ケースの表面には「あじまん」のキャラクター「あずまる君」と「あじまん本舗」の文字が加工されて入っています。ふたには青いシールが貼られ、「つぶあん」と「カスタードクリーム」の目印になっています。

ただの箱型ではなく、底にくぼみがついていて10個ぴったり入ります取りやすく食べやすい、手土産にする方も多い「あじまん」だからこその気遣いがうれしいですね。

「あじまん」が他の今川焼きとは違うのは、やはり皮の薄さとあんこの量。百聞は一見にしかず、実際に半分に割ってみてびっくり! 中身はほとんどがつぶあん、生地は1mmあるのかなというほどの薄さです。

サイズは一般的な今川焼きよりもかなり小さめ測ってみると直径約5cmで、人気の薄皮パンシリーズよりもやや小さいくらいちょっとつまむのにちょうどいいサイズで、生地の重さがなく甘さも控えめなので「もう1個」とついつい手が伸びてしまう軽さです。

つぶあんの粒の残し方もちょうどいい具合。あんの水分もほどよいしっとり感で、ぽろぽろとこぼれたりせず一体感があり、口の中でほろっと崩れる柔らかさです

カスタードクリームはつぶあんほどではないけれど、一般的な今川焼きよりもかなり皮が薄くなっています。クリームは半分に割る時に垂れることないけれど、かぶりついた時にはとろりとした口どけ

温め方は公式ホームページに記載されていて、家にあるトースターで皮がパリッとするまで数分温めるだけ。皮が薄いから他の今川焼きにはないカリサク食感を楽しめます。

このおいしさを味わえるのは今だけ! 逃してしまうと10月までお預けになってしまいます。まだ営業している店舗はホームページで確認できます。「あじまん」を食べてみたいと思ったら、4月20日までにお近くの店舗に足を運んでみてくださいね

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旅する食卓編集部
「食べることを通じて、まるで旅に出たような新しい発見や楽しさを届けたい!」と願う編集チームです。国内外のご当地料理や、現地の風景や文化を感じられるグルメ情報、そして旅先の味をおうちで楽しめるレシピなどを親しみやすくご紹介しています。