日本一のヨーグルトとも言われる「ヤスダヨーグルト」は、地元の酪農家の想いと地域貢献のため、そして牛乳を使ったヨーグルトを通して健康を広めたいという信念の元、ヨーグルトを作っています。 ヨーグルトなどの発酵食品を、健康のためと毎日食べているのは私だけではないはず。毎日のことだから飽きずに美味しく続けていきたい、そう考えるのは当たり前のこと。ヤスダヨーグルトには、シンプルな「プレーンヨーグルト」とドリンクタイプの「ドリンクヨーグルト」があります。 シンプル イズ ベスト ヤスダの「プレーンヨーグルト」 酪農家が苦労して育てた乳牛の命でもある牛乳をもっと活かしたい、そんな思いから生まれたのがヤスダヨーグルト。酪農家が毎朝絞った牛乳を使い、心を込めて作られたヨーグルトは「このヨーグルトでなければ」というファンも多いのです。 原材料は生乳のみ、極めてシンプルです。それでいて、ヨーグルトの酸味や風味もしっかり感じ、糖分が加えられていないのに甘さも感じます。さらに言えば、たっぷりの量が入ってこんなに美味しいのに、値段も他のヨーグルトに比べると高くない。毎日食べるには値段も重要ですよね。 生乳とは、牛からしぼったままの加熱や殺菌などされていない状態の乳のことです。牛乳のパッケージを良く見てみると「生乳100%使用」と書かれているものがあります。つまり牛乳から生乳が作られるのではなく、生乳から牛乳が作られているのです。 原材料に、生乳以外に「乳製品」と書かれているヨーグルトもあります。それは、脱脂粉乳や全粉乳、濃縮乳、クリームを意味しています。同じヨーグルトでも、原材料に注目してみると思った以上に違いがあるのが分かります。 ヤスダヨーグルトは搾りたての生乳を栄養たっぷり、そのままおいしくヨーグルトにしています。一般的に生乳のみで作られているヨーグルトの方がこだわりのヨーグルトであることが多いように思います。 蓋を取るとチーズのようなしっかりとした濃厚な層と、とろっとした滑らかな層に分かれています。スプーンをこのしっかりとした部分に当ててすくう時、毎回わくわくしてしまうのです。濃厚さもあるのにスッキリとしているのもこのプレーンヨーグルトの魅力です。 ヨーグルトの蓋の裏に、クリーム状のものが付いていることがあります。これは脂肪分が固まったものです。取り除かずにヨーグルトに混ぜて食べましょう。この部分がしっかりしていると「ああ、本物のヨーグルトなんだな」と思ってしまいます。 またヨーグルトの上に水分がたまっていることがあります。これは最近ブームにもなり広く知られるようになりましたが、ホエイ(乳清)と呼ばれるものです。牛乳の栄養成分であるタンパク質やミネラル、ビタミンなどが含まれるもので、ヨーグルトの中には「捨てないでください」と注意書きがしてあるものもあります。 手軽に飲めるヤスダの「ドリンクヨーグルト」 バタバタと忙しい朝食時にもちょうどいいヤスダの「ドリンクヨーグルト」。小腹が空いたおやつの時間にもサッと飲めるのでとても便利です。そしてうっかりヨーグルトを買い忘れてしまったときにも。 ドリンクヨーグルトには甘みが加えられています。ちょっと甘い物がほしいな、って時にこの甘さがちょうどいい。甘さはしっかり感じるけれど甘すぎることはなく、ヨーグルトのコクと酸味がきちんとしているので罪悪感を感じることなく飲めるのも素晴らしい。 「プレーンヨーグルトとドリンクヨーグルト、どっちを選ぶ?」と聞かれたら、「どっちも!」が正解です。どちらも美味しいのはもちろん、どちらも冷蔵庫に入っていて欲しい。口にするとホッとするのもヤスダヨーグルトのいいところ。食べたい時にいつでも食べられるよう常備しておきたいヨーグルトです。 地域と共に発展していく「ヤスダヨーグルト」 ヤスダヨーグルトは生産から加工販売まで一貫体制です。酪農家が大切に絞った牛乳を活かしたい、その思いからヤスダヨーグルトが生まれました。牛乳を使ったヨーグルトを通して、健康を広げたい、おいしさを広く届けたい、そういった思いで日々心を込めてヨーグルトが作られています。 そして美味しいヨーグルトを多くの人に届けたいというのはもちろん、安田町(現阿賀野市)の酪農家が安心して生活できるようにという願いもあります。地元の産業を安定させ、地域を活性化させていきたいという強く熱い信念がある会社です。 新しい商品も続々展開されています ヤスダヨーグルトというとプレーンヨーグルトとドリンクヨーグルトのイメージが強いです。プレーンタイプ以外では、オリゴ糖やビフィズス菌を加えた「とろけるヤスダヨーグルト」や、生クリームを加えた「ヤスダヨーグルトPrime」、フローズンヨーグルトや発酵バターなども販売されています。 また、上質なホエイを使ったスキンケア商品やヤスダヨーグルトを使ったお酒「ウシッシュ」など、珍しく新しい商品も登場しました。 ヤスダヨーグルトの色々なヨーグルトを試してみたいけれど、プレーンヨーグルトやドリンクヨーグルト以外を見つけるのはなかなか困難です。 シンプルが一番【ヤスダヨーグルト】は食べる派?飲む派? was last modified: September 19th,…
新潟県
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その土地にしかないローカルスーパーを見るのは楽しいけれど、駅の近くのデパ地下や道路を入っていて見かけた大手チェーンスーパーなどでも初めて見る食品を見つけることができます。今回は新潟にある伊勢丹で、おいしいものを探してきました。 ロイアルヒルホルスタインズの「飲むフレッシュヨーグルト」 新潟伊勢丹の乳製品売り場でを見ていると、ふと目に留まったロイアルヒルホルスタインズの「飲むフレッシュヨーグルト」。手のひらに乗るサイズのまっ白なボトルに、おしゃれな牛の絵とロゴが描かれた飲むヨーグルトです。あまりのパッケージのかわいさに思わず買ってしまった、いわゆる「パケ買い」です。 ロイアルヒルホルスタインズは、新潟県新潟市江南区横越地域で乳牛を育て牛乳を搾りチーズやヨーグルトを製造しています。横越地域は比較的市街地に近いところにありながら、雄大な阿賀野川の川風を受け豊かな自然に恵まれた場所です。そこで牛たちは、ストレス無くのびのびと過ごせるよう、きれいで清々しい環境で育てられています。 「飲むフレッシュヨーグルト」は生乳100%。低温殺菌し、じっくりと発酵された飲むヨーグルトです。ふたを開けてみると、ヨーグルト特有の酸っぱい香りはしません。飲んでみると、これまで飲んだことのないタイプの飲むヨーグルトです。酸味は全くと言っていいほど感じられず、まるでキャラメルのように濃厚な深い甘みがします。 小さな150mlサイズだったので、あっという間に飲み終わってしまいました。思った以上のおいしさに、ちょっと呆然としてしまいました。ヤスダヨーグルト以外にもこんなにおいしい飲むヨーグルトがあったなんて知りませんでした。 ロイアルヒルホルスタインズ ロイアルヒルホルスタインズ 150ml×9本入 価格:3,100円 (2017/12/15 14:47時点) 新潟の郷土料理を手軽に味わえる「越後のお総菜 のっぺ パウチに入った「越後のお総菜」シリーズは、見慣れない新潟のお総菜が食べきりサイズになっています。食べきりサイズなのでお値段も手ごろで、お土産にも買いやすいのも魅力の一つです。 私が選んだのは、新潟県の代表的な家庭料理「のっぺ」。とろみのついた煮物のことで、地域や家庭によって具材やとろみのつけ方にも違いがあるようです。確かに家庭料理のいいところは、「今日は○○がないから入れないでおこう」「今日は○○があるからこれも入れちゃおう」など具材に融通がきくところです。 「越後のお総菜」の「のっぺ」には里芋、にんじん、ごぼう、れんこん、こんにゃく、椎茸、銀杏、なめこ、貝柱が入っています。お正月にはいくらや蒲鉾が入っていたり、大根やちくわ、鶏肉などが入っていることもあり、家庭によって味や具材がちょっとずつ違う地域に根付いたお総菜です。 「越後のお総菜」の「のっぺ」はそのままでも食べられますが、私は温めて食べることにしました。小さめにカットされた具材は、素材の味が感じられる薄めの味付けになっています。むちっとした里芋、歯ごたえが心地よいれんこんやごぼうなど、食感の違いも楽しめます。 特に里芋は「のっぺ」には欠かせない具材で、里芋のもつぬめりでとろみがついているのが新潟ののっぺの特徴なのだそうです。 「のっぺ」は私がいつも食べている煮物とは、ちょっと違います。もっとあっさりとしていて、いくらでも食べられてしまいそうです。 越後のお総菜「のっぺ」 スパイシーなカレー味にすっかりやみつき、鳥惣「若鶏半身揚げ」 ボリュームのある若鶏半身の唐揚げ。知る人ぞ知る新潟名物でもありますが、このボリューム、そしてスパイシーなカレー味は他にはない味です。鶏の半身を唐揚げにしているだけあって、もも肉やむね肉など食感や風味の違いを楽しむことができます。 新潟伊勢丹の中に入っている「鳥惣」では焼き鳥などのお総菜と一緒に「若鶏半身揚げ」も販売されています。東京でもクリスマスの時によく見かける鶏もも唐揚げもありますが、「若鶏半身揚げ」は鶏もも肉のから揚げよりも一回り大きめのサイズになっています。 はじめはそのボリュームに驚きますが、「若鶏半身揚げ」は簡単に手で分けることができます。そして骨離れもいいので、お子さんでもぱくぱくと食べられるのも「若鶏半身揚げ」の魅力です。スパイシーさのあるカレー味ですが、お子さんが辛いと感じるほどではありません。 新潟伊勢丹は旅の合間に立ち寄るのにもちょうどいい広さで、東京では見かけない商品も沢山そろっています。どれも買って帰りたいけれど荷物と相談しながらお買い物をするのも旅の楽しみです。今回の新潟旅行には抜かりなく保冷バッグを持っていったので、お買い物を存分に楽しめました。 【新潟伊勢丹】で見つけた新潟ならではの食のおみやげ3選 was last modified: June…
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新潟旅行はあれこれ計画してたけれど、午前中は時折激しい雨が降るあいにくのお天気。予定を変更したおかげでちょっと時間に余裕ができたので、「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」で教えてもらった「にいがた人形横町」へ立ち寄ってみました。 古いお店と新しいお店が入り混じる「にいがた人形横町」 「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」があるカミフルこと上古町商店街からも近い「人形横町」は、カミフルとはまた違う雰囲気を持っています。 最近は商店街でもシャッターが閉まってたさみしい雰囲気のところも多く、活気のある商店街とそうでないところの差が激しいです。「人形横町」はお天気の良くない平日だったので、静かながらも生き生きとした空気がありました。 1951(昭和26)年10月に創立した「人形横町」は、ギザギザと赤い模様が入った屋根の下に小さなお店が並んでいます。軒先に大きな鮭が吊されていたり、豆が並んでいたかと思えばおしゃれなアメリカン雑貨のお店やカフェがあったりと、昔ながらの懐かしさを感じるお店と新しさを感じるお店が一緒に並んでいます。 自慢のピーナッツと新潟の懐かしいお菓子が並ぶ「笠原豆店」 「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」で教えてもらったおすすめのお店、「笠原豆店」へ行ってみます。オレンジ色の看板がよく目立ち、店頭には沢山のピーナッツやお菓子が並べられています。 中へ入ると壁にもお菓子がいっぱい並べられていて、わくわくしてしまいます。そして店内には店主のおばちゃんと、座っておしゃべりを楽しむお客さんのおばあちゃんがいます。 どのお菓子も東京では見かけたことのない、初めて見るお菓子ばかりです。どれも新潟ではおなじみのお菓子のようで、案内してくれた友人に聞いていくつか新潟おなじみだと言うお菓子を選びました。「あら、懐かしいのばっかり選んだわねー」とおばちゃんに褒められた「ゆか里」「網代焼」「笠原のカレー豆」の3つ。私が選んだわけじゃないのになぜか得意げに微笑む私。 「ゆか里」は、「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」でも販売されていた「浮き星」の元になっているお菓子です。お湯や水を注いで飲んだり食べたりしてたもので、明治33年創業の「明治屋」さん1軒のみで作られています。 「新野屋」の「網代焼」は、明治36年に考案された誰にでも喜ばれる身近なお菓子です。はじめは小魚を使っていたことから小魚型となり、漁の道具の名前から『網代焼』と命名されました。 今はえび粉を使われ、しょう油だれで仕上げた今でも人気の小型のおせんべいです。 そしてお店の人気商品「笠原のカレー豆」、こちらも「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」で「カレー豆は2種類あって、うちにもある弥彦のものは結構置いてるところもあるけど、笠原のものは笠原にしか置いてないよ」と聞いて絶対購入しようと決めてきたものです。新潟の懐かしい味、東京に帰ってからじっくりと旅のことを思い出しながら味わうのが楽しみです。 笠原豆店を出てからふと気づくと、店の軒先に落花生が干されているのが目に入りました。こんな風に干すんだ!と興味津々で見ていると、わざわざ中からおばちゃんが出てきて「こないだ近くの小学生が掘ったのよ」と説明してくれました。子どもたちはピーナッツがどうやってなるか知らないから、と。私も知りませんでした。 店頭に新潟らしい魚がずらりと並ぶ「にいがた石山」 人形横町を歩いて行くと、まるでタイムスリップしたかのようなお店が目に入りました。今の季節だけという鮭が軒先に何本も吊り下げられていて、店頭には古めかしいレジとそろばんが置いてあります。店頭では干物も作られていて、見ているだけで心ときめく風景です。 吊り下げられている鮭をよく見てみるとぬいぐるみも混じっていたり、店頭に飾られているトートバッグには「NINJO&YOKOCHO」と書かれていたり、遊び心も感じます。 高級海産物を取り扱うお店ですが、私が購入したのは「金時豆」。今回どうしても買って帰りたくて友人に何軒も回ってもらったのに、残念ながら買えなかった「しょうゆ赤飯」。「しょうゆ赤飯」には、小豆ではなく金時豆が入っています。金時豆は東京でも買えることは分かっていましたが、やっぱり新潟で買って帰りたかったのです。 このかわいいトートバッグですが、人形横町でお買い物をして5枚引換券を集めるともらえるそうです。 なんの予習もなくふらりと立ち寄った人形横町ですが、こんなにも素晴らしいお店に出会えるとは思いませんでした。ガイドブックもいいけれど、やっぱりそこで生活している人の情報はいきいきしています。こういうことがあるから旅はやめられません。 にいがた人形横町 人の温かみと優しさを感じた「にいがた人形横町」 was last modified: January 4th, 2018 by…
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老舗とハイセンスな店が揃った上古町商店街、カミフル 新潟市の「カミフル」と呼ばれる上古町商店街は、古町通1〜4番町にあります。新潟の総鎮守、白山神社の表参道でもあり、老舗と新しいハイセンスなお店とが並んでいる話題の商店街です。私たちが伺った火曜日は残念ながら定休日のお店が多く、商店街はとても静かでした。年中無休のスーパーに慣れてしまって、定休日の意識がなかったのが悔やまれます。 いつもは地元の人たちで賑わっているカミフルは、静かだけれども熱気を感じられるとても素敵な商店街でした。整然とした街並み、手描き風のマップなど、お店は閉まっていても商店街のあちらこちらに街を大切にしている空気を感じます。 おしゃれな新潟土産が揃う「ヒッコリースリートラベラーズ」 カミフルの中でもひときわ目を引くおしゃれな店構えの「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」。ヒッコリースリートラベラーズのオーナーである合同会社アレコレの本業はデザイン会社です。もともと酒屋さんだったという木造二階建ての建物をお店としてオープン。自分たちのオリジナルのTシャツや雑貨や地元の他の会社とのコラボ商品などを販売しています。 地方都市「新潟」だからできることを追求しているヒッコリースリートラベラーズ。 そんなお店で見つけたステキなモノを2つ紹介します。 カミフルの週末限定カフェ「マリールゥ」のパンケーキミックス カミフルにほど近い場所にある週末限定のカフェ「マリールゥ」。 「マリールゥのパンケーキミックス」もヒッコリースリートラベラーズで販売されています。「マリールゥのパンケーキミックス」は卵と牛乳を使わずに豆乳とオリーブオイルだけで美味しいパンケーキを作ることができます。 卵と牛乳のアレルギーのあるお子さんでも食べられるとあって口コミで全国的に広がり、最近ではデパートや食料品店でも見かけるようになりました。添加物や香料も使っていない、粉の風味をしっかりと感じるシンプルなパンケーキ。私も以前から商品名は知っていましたが、新潟の小さなカフェから生まれたというのは驚きでした。 きらきら輝く、色とりどりのお菓子「浮き星」 ヒッコリースリートラベラーズの扉を開けるとパッと目に飛び込んでくるのがこのカラフルな「浮き星」です。 一見金平糖かなと思ってしまいますが、実はもち米(あられ)に砂糖蜜をかけたお菓子なのです。 元々は「ゆか里」という名前で新潟のローカルなお菓子でしたが、数年前にヒッコリースリートラベラーズがデザインを刷新。 「浮き星」という名前で売り出したところ、可愛いと評判になりました。メディアでも多く取り上げられて、縮小していた生産も一気にアップして嬉しい悲鳴を上げているそうです。 手のひらサイズのパッケージにレトロな白鳥のラベルがはられています。これは冬になると新潟に訪れる白鳥がモチーフだとか。 淡くかわいらしい色をした「浮き星」はジンジャー、ミント、いちご、抹茶、コーヒー、柚子、mixプレーン、ミルク、浮き星mixと、味の種類も豊富です。店内に用意されていた試食用の「浮き星」をスプーンですくい、手のひらに乗せてから口の中へ入れてみます。カリッとした食感と甘さの後に、香ばしいあられの味がします。 その他にも新潟県燕市にある「ツバメコーヒー」や雪国緑茶、雪国紅茶など、おしゃれでおいしい新潟の味が揃っています。食べ物だけでなくオリジナルデザインの洋服やグッズもおしゃれなものが揃っています。 旅先で観光地を巡るのももちろん楽しいけれど、地元の商店街をぶらぶらしてみるのも新しい発見があって良いものですね。 「hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」 浮き星(うきほし)3個入り ヒッコリースリートラベラーズ 価格:2,600円 (2017/11/21 16:30時点) 新潟の上古町商店街、通称「カミフル」で見つけたステキなものたち was last…
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新潟への旅が決まった時から買って帰りたかったのがお味噌です。ちょうど家のお味噌がなくなりそうだったというのもありますが、やっぱり米どころの味噌は買って帰らないわけにはいきません。新潟駅直結のぽんしゅ館でじっくりお味噌を選んできました。 「ぽんしゅ館」では越後味噌の試食ができます 新潟駅の改札から外へ出ることなく通路を通ってそのまま行ける「ぽんしゅ館」。日本酒をはじめとする新潟のありとあらゆるおいしいものが揃っているお店です。店内の中央には新潟県内で作られたお醤油の試食が用意されていて、気になったものを自分の舌で味わってから購入することができます。 その横の冷蔵ケースに置かれているのが、新潟県内で作られているお味噌です。大きめの冷蔵ケースが、まるまる全部お味噌のコーナーになっています。約40種類ほどもあるお味噌は、圧倒される品ぞろえです。 熟成された黒みがかった色の味噌、濃いめの茶色をした味噌、明るい茶色の味噌と熟成具合によって色も変わりますが、ここまで種類が多いとどれを選んでいいのか分かりません。味噌コーナーの前には、12種類の試食が用意されているので気になった味噌を実際に味わってから選ぶことができます。 実際に試食してみると、色と同じように味にもかなりの違いがあるのが分かります。ただ残念なことに、味噌の種類があまりに多いのでどれが今試食した味噌なのか、なかなか見つけることができません。 「米・大豆・塩」しか使われていない生みそを選ぶことだけは決めていたので、原材料と荷物のことを考えた結果、新潟県上越市にある杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」を選びました。 糀がたっぷりと使われた、杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」 杉田味噌醸造場がある新潟県上越市は、かつては高田藩と呼ばれていました。「雪の花中辛味噌」のパッケージにも「越後高田」の文字があり、糀の量が多くお味噌汁にしたときに米糀がふわりと浮く「浮き糀味噌」になっています。 毎回「こうじ」という文字を書く時、「麹」を使うか「糀」を使うか迷います。最終的には紹介した商品で使われている方を使うようにしているのですが、一般的には中国から伝わった「麹」の文字が使われることが多いようです。 しかし、お米に強いこだわりがある商品の場合は、お米を特別に思う日本で作られた和製漢字「糀」の方をあえて使っているように感じます。お米だけを使ったこうじの場合は、特に「糀」の字を使っていることが多いですね。米に花と書いて「糀」、日本らしい感性を持つ文字です。 およそ1820年創業の杉田味噌醸造場でも「糀」の文字が使われています。商品名にもなっている「雪の花」は、味噌汁の中でお椀に舞う糀がまるで白い雪のようだと感嘆したお客様が名付けたのだとか。パッケージ越しでも、白い糀を見ることができます。 そのまま食べても十分おいしい「雪の花中辛味噌」 杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」、封を開けてスプーンで味噌をすくってみると、よりハッキリと糀の粒を見ることができます。「雪の花中辛味噌」の原材料は全て国産で、大豆・米・食塩しか使われていません。大豆は主に新潟産大豆のエンレイが使われ、丸米が使われることできれいな「雪の花」になります。 パッケージの裏には「酵母が活きてる」と「発酵して袋がふくれても風味は変わりません」と書かれています。最近使っていたお味噌は酒精が入った、良く言えばおいしい状態で発酵が止められたお味噌を使っていたので「生みそ」を使うのは久しぶりです。 まずは一口、そのまま味わってみます。ほどよい塩気のあとに、ふんわりとした甘みを感じます。「ご飯が欲しい!」と思ってしまう、おいしいお味噌です。お味噌汁はもちろん、焼きおにぎりやきゅうりに付けてもいいななど、一気に食の妄想がひろがります。 まずはお味噌汁の中で舞う「雪の花」を見たい。具材はシンプルに、お豆腐と油あげにしました。ふわふわとお椀の中で舞う糀が、まるで雪のようです。 「雪の花中辛味噌」のお味噌汁は味噌の甘さとスッキリとしたうま味が残り、お味噌汁の具材だけ食べて汁を残すことも多かった娘もしっかりと飲み干していました。 毎日食べるお味噌汁だからこそ、どんな具材にもよく合い、飽きのこないおいしい味噌を使いたいもの。これと決めた味噌を使うのもいいけれど、私にはまだまだ味噌ジプシーを続けてもっともっとおいしいお味噌に出会っていきたいと思っています。 杉田醸造場「雪の花中辛味噌」 新潟県上越市・杉田味噌)雪の花みそ(中辛みそ) 価格:767円 (2017/11/22 14:47時点) 感想(3件) まるで雪のよう!浮き糀味噌で有名な越後味噌「雪の花中辛味噌」 was last modified: December…
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初めて新潟を旅行した時に食べた「しょうゆ赤飯」。今回買って帰りたかったものの一つだったのですが、「しょうゆ赤飯」運がなく、ようやく手に入ったのは小さなおにぎり一つだけ。そこで自分で作る決心をして新潟から東京へ帰ってきました。 「お赤飯」と聞いたら、どんな「お赤飯」を思い浮かびますか? 「お赤飯」とひとことで言っても、実は日本全国色々なお赤飯があるのをご存知でしょうか? もしかしたら今思い浮かべた「お赤飯」が、お隣にいる方が思い浮かべた「お赤飯」とはまったく違うものかもしれません。東京のコンビニのおにぎりなどでも販売されている小豆ともち米を使った「お赤飯」を基準とするならば、地方によって、家庭によって、色々なお赤飯が存在しています。 我が家では、お赤飯に「小豆」ではなく「ささげ」という豆を使っていました。小学生の頃、「ささげ買ってきて」とよく母に頼まれてお買い物に行ったことを思い出します。母が「お赤飯」が好きだったのですが、周りの人に聞いてみるとみなさん必ず一人は近くに「お赤飯好き」な人がいたようで、「お赤飯と聞くと思い出すあの人」が存在するようです。「お赤飯」はそんな思い出も含めて、しっかりと心に刻まれているソウルフードなんだなと思いました。 我が家の「お赤飯」ですが、なぜ「小豆」ではなく「ささげ」なんだろうと思っていました。「小豆」は煮ると皮が破れやすく、それが切腹を連想させたことから、江戸の武士の間では「小豆」の代わりに「ささげ」が使われるようになったのだそうです。関東地方のスーパーマーケットでは「ささげ」はごく普通に売られていますが、関東地方以外では「ささげ」の存在自体がほとんど知られていないようです。 しょうゆ赤飯/醤油赤飯とは? 長岡市を中心に新潟県内で食べられてきた「しょうゆ赤飯」は、「しょうゆおこわ」とも呼ばれ、ほんのり茶色をしています。「しょうゆ赤飯」には、「小豆」や「ささげ」ではなく「金時豆」が使われています。「小豆」や「ささげ」の豆の色で色を付ける一般的な「お赤飯」と違い、お醤油を入れることで色を付けているのが特徴です。新潟市内ではどちらのお赤飯も見かけましたが、売れているのは「しょうゆ赤飯」の方でした。 新潟でもお赤飯を赤くするのに「ささげ」を使っていたのですが、高価だったのこともありなかなか手に入れることができなかったのだそうです。醤油の製造が盛んだったということもあって、「しょうゆ赤飯」が誕生したという説もあるのだとか。 「金時豆」は「小豆」や「ささげ」と違って、豆のほくほくとした食感が楽しめます。ほくっ、もちっ、そしてほのかな醤油やみりんの風味。一度食べたら忘れられない味になりました。 炊飯器でも作れる、新潟のローカルフード「しょうゆ赤飯」 「しょうゆ赤飯」を探して、デパ地下を見たり和菓子屋さんを何軒も回ったのに残念ながら買えたのはおにぎり1個。このおにぎりをお手本にして、自宅で「しょうゆ赤飯」を作とうと新潟で決意して帰って来ました。人形横町で買った「金時豆」を使い、炊飯器で「しょうゆ赤飯」を作ります。 [penci_recipe] 炊きあがった音楽が鳴り、炊飯器のふたを開けてみるとほわっとお醤油とみりんのいい香りがします。こんなに簡単に、何年も求めていた「しょうゆ赤飯」が作れるなんて。むしろこんなに簡単だったのにどうして私は今まで作らなかったのだろうと、自分でも不思議に思ってしまいます 「金時豆」は一晩水につけておくと一回り膨らみます。そして炊飯器で炊きあげたらもう二回り大きくなり、私の知っている「金時豆」のサイズになりました。豆の量はもう少し少なくてもよかったなと思ったので、次回からは半分くらいにしてみようと思います。多めに4合も炊いたのに、余った分をおにぎりにしておいたところ気づいたときにはなくなっていました。炊きたてでも冷めてもおいしいので、お弁当にもいれてあげようと思います。 【送料無料】【越後名物】しょうゆ赤飯(長岡赤飯)200g×6個 価格:3,000円(2021/1/13 15:07時点)感想(15件) 160年以上続く新潟市の老舗 市川屋の醤油おこわ 4個入り【送料無料】 価格:3,250円(2021/1/13 15:07時点) 西盛屋 長岡しょうゆ赤飯 1合パック 5個入り 価格:3,100円(2021/1/13 15:08時点)…
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新潟県にはおいしいものがいっぱいあるので、目に入るものすべてがおいしそうに見えてしまい買って帰りたくなります。全国的に知られる新潟名物のほかにも、まだまだ知らない名物も発見できました。今回初めて食べたのが笹団子で有名な「田中屋本店」の「きんぴら団子」です。 笹だんごの実演販売や作り方講座も行う「田中屋本店」 新潟市にある「田中屋本店」のみなと工房は、1階が店舗、2階がギャラリーとフリースペースになっています。5名以上で申し込める笹だんご講座も開かれていて、「田中屋本店」のホームページ、電話やFAXで申し込むことができ、ホームページでは申込状況も見られます。実際に笹だんご作りを体験したい人は、事前に申し込んでおきましょう。 笹だんごとは 米どころとして全国的に知られる新潟県では、昔からお米を使ったお菓子が数多く作られてきました。笹だんごは田植えを終えたお祝いで自分たちの家で笹だんごを作り近所や親戚に配り合った習わしが発祥だとか、上杉謙信が出陣の時に携帯食に考案したという説もあります。 「田中屋本店」の店頭では、笹だんごを実際に作っている様子を見ることができます。笹にだんごが包まれているのを見ていると、その手際の良さにほれぼれしてしまいます。実際に包み終わった後の笹だんごが手前に吊されていて、笹のいい香りが店内に広がっています。 笹だんごの中身はあんこだけじゃない、きんぴらなどのお総菜入りも 笹だんごの中にあんが入るようになったのは、お砂糖が庶民にも手に入りやすくなった明治中期以降です。それまでは団子のみだったり、家庭になるありあわせの惣菜を詰めたものが主流だったそうで、「味噌だんご」「くるみだんご」「きんぴらだんご」などおやつなどに食べられていたようです。 今でも「田中屋本店」では、あんだけでなくきんぴらごぼうが入の笹だんご、佐渡沖で採れた海藻のあらめにひじきやくるみなどを入れて甘辛く煮付けたあらめ入りの笹だんごも販売されています。 あんもつぶあんとこしあんの2種類あるので、つぶあん派とこしあん派で揉めることもありません。 「田中屋本店」の笹だんごはホームページから購入することもできます。ホームページでは笹だんごキャラクターのあかねちゃんのトートバッグやTシャツも販売しています。 店頭販売のみの「きんぴら団子」や「生チョコ大福」も魅力的です 「田中屋本店」の笹だんごはインターネットでも購入できますが、店頭でしか買えない商品もあります。 きんぴら団子 その中で特に気になったのが、まっ白なお餅の生地の中にきんぴらが入った「きんぴら団子」です。新潟では昔から食べられていてそんなに珍しいものでもないそうなのですが、私は初めて見ました。 中を割ってみるとしっかりときんぴらが入っています。どういう味がするのかちょっとドキドキしましたが、これがおいしい。ちょっと濃いめの味つけがされたきんぴらに、ほんのり甘い外側のお餅がよく合います。この外側のお餅も、重すぎず軽すぎず実にちょうどいい。1個じゃなくてもっと買ってくれば良かった、と思ってしまいました。 生チョコ大福 そして人気NO.1の「生チョコ大福」は、生菓子のように小さなケースに入っています。表面にはココアパウダーがたっぷりとかけられ、ぷにゅんと柔らかいお餅とほろ苦いチョコレートの味がします。大人から子どもまで喜ばれるお菓子です。 しょうゆ赤飯のおにぎり 「田中屋本店」には新潟名物の「しょうゆ赤飯」が欲しくて行ったのですが、残念ながら売り切れてしまっていました。私があまりにがっかりして見えたのか、お店の人が「しょうゆ赤飯のおにぎりなら1個だけあります」と奥から持ってきてくれました。また一つ、新潟へ来たら立ち寄りたいお店が増えました。 田中屋本店 田中屋本店の笹だんご(小豆餡+惣菜餡)10個入【こしあん/つぶあん/よもぎ/茶豆/あらめ/きんぴら】【送料無料】 価格:3,510円 (2020/6/26 10:12時点) 新潟名物「笹だんご」作りの体験もできる!「田中屋本店」のみなと工房 was last modified: June…
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旅は楽しく、観光してお買い物してと夢中になっていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。それでも時間ぎりぎりまでお土産を買いたい、と気持ちは誰でも同じです。 そんな時に便利なのが駅チカにある「ぽんしゅ館」。利き酒番所として有名な日本酒のラインナップはもちろん、越後の三十蔵もの醤油蔵のお醤油やお味噌、お米やお土産など新潟のおいしいものが揃うお店です。 新潟駅南口西通路改札からすぐの場所にある「ぽんしゅ館」 新幹線から新潟駅に到着して、一番に向かったのが「ぽんしゅ館」です。「ぽんしゅ館」は新潟駅で改札を出て、そのまま外に出ることなく行くことができます。駅構内の案内看板に沿ってホテルメッツに向かって歩いていくと、懐かしさを感じる蔵のような外観の「ぽんしゅ館」に到着します。 「ぽんしゅ館」には越後の93もの酒蔵が集まり、利き酒料500円で5銘柄を飲み比べることができます。また2000円で日本酒無制限飲み放題もできます。 「ぽんしゅ館」のホームページには、お得なクーポンもあるのでますますお得に楽しめます。カップルやご夫婦が楽しそうに利き酒を楽しんでいるのを見かけました。 お酒が飲めない私のメインは、新潟のおいしい調味料や食べ物です。食の宝庫とも言われる新潟はおいしいものが盛りだくさんで、お米をはじめ乳製品、醤油や味噌、おせんべいなどのお菓子やスイーツなどここだけで何時間も過ごせてしまいそうな空間が広がっています。 「ぽんしゅ館」では30の醤油蔵で生まれた醤油が並び、試食もできます 「ぽんしゅ館」に足を踏み入れた時から、上から下まで所狭しと商品が並びわくわくします。中でも店内の中央に見える、ずらりとたくさんのお醤油の瓶が並んだ棚が目に入ります。近づいていくと、その手前には醤油を実際に味わえる試食コーナーがあります。 濃口醤油をはじめ、たまり醤油や再仕込み醤油、だし成分が入った旨み醤油、にんにくが入った醤油など、あまりの品ぞろえに一つ一つの醤油の説明を読みふけっては味わってを繰り返してしまいます。 また、味噌コーナーにも試食が用意されていて、味わってから購入することができます。今回の新潟でお味噌を買って帰ると決めていたので、試食して自分好みのお味噌を選べるのはうれしいものです。全てのお味噌の試食があるわけではありませんが、12種類も試食があるなんてなかなかありません。「ご遠慮せずにご試食ください」の注意書きも目を引きます。 食の宝庫新潟ならではのおいしいものがいっぱい揃う「ぽんしゅ館」 最近は食べきりサイズの少量サイズのお米も見かけるようになりましたが、「ぽんしゅ館」でも南魚沼産コシヒカリが5合サイズで販売されていました。ちょうど新米の季節だったので、お米も沢山並んでいます。お米を使った商品も豊富です。お餅やおせんべいなどはもちろん、甘酒や新潟名物でもある「爆弾おにぎり」も販売されています。 「爆弾おにぎり」は1個のおにぎりにお茶碗2杯分のご飯を使ったおにぎりで、もちろん南魚沼産のコシヒカリの一等米が使われています。サイズは大と小の2種類で、約9cm、約400gのものと約7cm、約200gの「爆弾おにぎり」から選べます。 そして目立つコーナーに置かれていたのがお麩です。有名な車麩も違うメーカーのものが何種類も並び、サイズも豊富です。また新潟県村上市は北限の茶処として知られていますが、在来種の雪国緑茶や約100年ぶりに復活に成功した雪国紅茶も販売されています。 ちなみに行きに立ち寄った「ぽんしゅ館」ですが、もちろん帰りにも立ち寄りました。行きに立ち寄ってるので帰りは短い時間でお土産を選べるかなと思ったのですが、新幹線の時間ぎりぎりまで見てしまいました。いくら時間があっても足りなくなってしまう、なんとも魅力的な場所です。 「ぽんしゅ館」
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私が初めて新潟に行ったのは2010年の夏のこと。何を見ても楽しく、素晴らしく、美しかった新潟旅行は、今でも家族で話題になる思い出になっています。 その時、新潟のご当地唐揚げと知らずに何気なく買った「鶏半身揚げ」。あまりのおいしさに感激し、今回新潟へ旅すると決まった時から、何としてもお土産に買って帰りたいと思っていました。久々に食べた半身揚げはやっぱり絶品でした。 カレー風味の「鶏半身揚げ」の元祖は鶏専門店「せきとり」 カレー風味の「鶏半身揚げ」は、ご当地グルメを紹介する番組などでもたびたび紹介されています。「鶏半身揚げ」の元祖と言われているのが、日本唐揚げ教会主催の全国唐揚げグランプリ半身揚げ部門で7年連続金賞を受賞し、扶桑社「日本全国お取り寄せ手帖」にも掲載されている「鶏専門店 せきとり」の半身唐揚げカレー味です。 鶏肉の「半身揚げ」は新潟市内を中心に、下越地方では鶏の一般的な食べ方として定着している食べ方なのだそうです。クリスマスの時期にはこのサイズのチキンはよく見かけますが、なかなか普段東京では見かけないサイズです。 昭和34(1959)年創業の「せきとり」では子どもの大好きなカレー味からヒントを得て、「カレー味ならばモモ肉だけでなく、半身まるごと食べてもらえるはずだ」と鶏肉の半身揚げの提供が始まりました。今ではお持ち帰りお土産が、売上の半分を占めるほどの人気になっているのだとか。 今回は残念ながら都合が合わず「せきとり」には行けませんでした。急速冷凍で旨みを封じ込めた味付け完全調理済みのカレー味の半身唐揚げが、1個づつ真空包装された状態でインターネットでも購入することができます。 公式サイト「せきとり」 新潟伊勢丹の地下1階「鳥惣」でもカレー味の「鶏半身揚げ」を購入できます 旅先のデパ地下もとても魅力的です。スーパーマーケットには売っていない珍しいご当地食材が並び、キラキラと輝く空間に心もうきうきとして、ついいつも以上にお買い物しすぎていまいます。 今回私が「鶏半身揚げ」を購入したのは新潟伊勢丹の地下1階、食料品フロアにある「鳥惣」です。たくさんの焼き鳥やチキンカツと並んで「骨付きモモ肉カレー味唐揚げ」「骨付きモモ肉ニンニク味唐揚げ」、そして「若鶏半身カレー味唐揚げ」「若鶏半身ニンニク味唐揚げ」が並んでいます。 迷うことなく「若鶏半身カレー味唐揚げ」を買うと、1袋ずつ丁寧にパックに詰め袋にいれてくれます。買った時はまだ温かかったので、家に着いた頃には袋の中に水滴が付いていました。塩胡椒と思われる小さなボトルも入っていて、こちらを付けながら食べるようです。 カレー味の「鶏半身揚げ」は、その大きさにびっくり! 「若鶏半身カレー味唐揚げ」は、半身を揚げているだけあってかなりの大きさです。 温め方などが書かれた紙が入っていなかったのでどう温めようか迷いましたが、電子レンジとトースターを両方使いました。最初に電子レンジで4〜5分温め、その後トースターに入れて約2~3分温めました。 「若鶏半身カレー味唐揚げ」は女性の握りこぶし2つ分くらいの大きさがありますが、身はとても柔らかく真ん中で簡単に分けることができてしまいます。骨と身を分けるのも難しくはなく、簡単に骨離れするので食べるのに苦労はしません。カレー味はそれほど強くなく、ほんのりカレー風味といったところでしょうか。 そこで一緒についてきた小さなボトルに入ったものを付けてみようと、小皿にちょっと出してみました。塩胡椒かと思いましたが一応指でなめてみると、塩胡椒とカレーのスパイシーな風味を感じます。これはなかなか辛い、でもおいしい。大きいかなと思った「若鶏半身カレー味唐揚げ」も気が付けばあっという間に完食です。 次に食べられるのはいつかな。食べ終わった瞬間からそんなことを考えてしまう、おいしい「半身揚げ」でした。
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お砂糖を使っていないのにしっかりとした甘みを感じる甘酒。ビタミン類、ミネラル、食物繊維も豊富に含み、日本古来からある飲み物ながら「飲む点滴」とも呼ばれ注目を集めています。大人から子どもまで健康的に楽しめる「甘酒」ですが、新潟産コシヒカリを100%使った甘酒「一夜雪(ひとよゆき)」は、お米の粒がしっかりと残っているタイプの甘酒です。 片山商店は五ツ星お米マイスターがいる、米・味噌・糀の専門店です 新潟県新潟市にある片山商店は、明治38年創業の米・味噌・糀の専門店です。五ツ星お米マイスターによるおいしい新潟米の販売、味噌や生麹、甘酒の製造販売が行われています。自家精米、自家製麹、自家醸造とこだわりをもって作られています。 五ツ星お米マイスターとは、全国の米小売店の団体「全国米穀小売商業組合連合会」という団体が実施している認定資格に「お米マイスター」というものがあります。お米に関する専門職の経験がある人だけに受験資格があり、お米の博士号とも言える資格です。 その中でも最上位なのが、筆記試験の他にお米に関する事前課題と口頭試問に合格しないと取得できない五ツ星お米マイスターです。日本の米どころとして知られる新潟県でさえ、わずか33名しかいない難しい資格です。 その片山商店が選ぶお米は真夏でも20度以下、室温75%前後になるよう大切に保管されこまめな精米が行われています。 糀に向かない新潟県産こしひかり、それでも生まれた「一夜雪(ひとよゆき)」 片山商店では糀作りも丁寧に行われています。糀は、蒸したお米を一粒一粒ぱらぱらにして麹菌を付けていくのですが、新潟県産のこしひかりは粘りがしっかりとしているので、糀の原料米としてはなかなか使いづらいところがありました。 それでも「故郷の味である新潟県産こしひかりで糀を造りたい」との思いから、何度も何度も丁寧に手入れを行い、一粒一粒に糀菌をまわしていきます。その週に使う分だけ自家精米して糀を造るのも、五ツ星お米マイスターならではのこだわりです。 黒カビが生えないよう、毎週糀室の中を床から天井まで全てキレイに拭きあげて手入れされている自慢の杉板造りの麹室の中で、手作りの稲わらの「こも」を使った「糀へぎこも掛け製法」で「一夜雪(ひとよゆき)」は作られています。 造るたびに毎回違った育ち方をする糀に合わせて、五感を頼りに手のひらで糀の状態をしっかりと確認しながら、お米の一粒一粒がきれいで力強い米糀になるよう丁寧に手入れされ「一夜雪(ひとよゆき)」が完成します。 新潟県産こしひかりの米粒がしっかりと残る「一夜雪(ひとよゆき)」 「一夜雪(ひとよゆき)」は、一粒一粒きれいになるよう手入れされているだけあってその見た目から違いが分かります。まるでお粥のように、しっかりとお米の粒が残っていてスプーンですくえてしまうほど。これまで甘酒はいろいろな種類を飲んできましたが、ここまでしっかりとお米の粒が残っているのは初めてです。これだけしっかりと粒が残っていると、「食べる甘酒」として朝食のかわりにもなると思います。 原材料は新潟県産のこしひかりのみ。お砂糖などは一切入っていませんが、しっかりと甘く体に染み渡っていきます。この濃厚な甘さが、頭の疲れにも体の疲れにもしっかりと効いてくる感じがするのが甘酒の魅力です。飲む点滴と呼ばれるのも納得、今や甘酒なしの生活は考えられません。 ストレートタイプなので冷蔵庫で冷やしてそのまま飲みましたが、温かくしてもおいしいですし凍らせて半解凍状態にすれば甘酒シャーベットにもなります。フルーツを入れてスムージーにしたり、牛乳や豆乳を加えてシェイクしてもおいしいスイーツのようなドリンクになります。 糀あまざけ「一夜雪(ひとよゆき)」150g×5個入 価格:2,600円 (2017/11/1 10:29時点)