見学・体験レポート

山中温泉「花紫」に泊まって蟹と加賀グルメを味わい尽くす

冬が近くと関西の旅行会社にはカニ&温泉旅のパンフレットが並びはじめます。「関西人はカニが好き」と言われますが、私も大好きです。今年は山中温泉でカニと温泉とグルメを満喫してきました。

山中温泉は石川県加賀温泉郷の一つ

山中温泉は京都駅から特急サンダーバードで2時間弱。加賀温泉駅で下車して、宿からのお迎えの車に乗ります。約20分ほどで温泉街に到着です。

お宿に荷物を置いて温泉街を散策。

毎年この時期は雪が積もっていて歩くのも大変なのですが、今年は暖冬のせいで全く積もっていませんでした。

お宿の方に聞いても、今年は雨ばかりで雪が全く降っていないそうで、ここ数年ではじめてのことだそうです。

雪見風呂を楽しみにしていたので残念ですが、本来なら雪に埋もれて歩けない鶴仙渓を散策することができました。

とても気持ちのいいお散歩コースでした。夏に訪れても涼しそうです。

「肉のいづみや」で名物コロッケを味わう

温泉街に戻って、向かったのはお気に入りのお肉屋さん「肉のいづみや」です。「肉のいづみや」は地元で大変人気がある和牛専門店です。

「肉のいづみや」の一番人気はコロッケ。このコロッケが絶品なんです。他にもミンチカツなど色々メニューはあるのですが、いつもコロッケを頼んでしまいます。このコロッケが食べたくて、遠くから山中温泉に来るという人もいるそうですよ。

その場で揚げてくれるコロッケは衣はザクっと歯ごたえがあり、中は柔らかく潰したじゃがいもとひき肉がトロトロと口の中に広がります。

素材の味はシンプルですが、コショウがきいていて美味しいコロッケです。

ちょっと奮発!「花紫」でカニ懐石を味わう

山中温泉の「花紫」は少し高級なお宿ですが、大満足でした。お料理がおいしいことや、露天風呂が広くてキレイなのはもちろん。働いている方がどなたも優しく親切で気持ちよく過ごすことができました。

夜ごはんは部屋食でカニ懐石。冬ならではの楽しみです。まずは料理長自ら生きたカニを持ってご挨拶に来てくださいました。
本日は加賀市橋立港の活ガニ。お皿の上で元気よく動いていました。

最初は手作りのからすみからはじまり、茹でカニ、焼きカニ、カニのお造り
鮟鱇鍋にカニ雑炊とどれも本当においしかったです。
1人につきカニ一杯がつくコースでしたがお腹いっぱいになりました。

お刺身は花咲き活カニでした。焼きカニについていたかに味噌も濃厚でとても美味しかったです。

翌日はおいしい朝ごはんをたっぷり頂きました。お豆腐も焼き魚も炭火なのでとてもおいしいです。

写真はのどぐろの干物なのですが、干物とは思えないほど脂がのっていてとても美味しかったです。

東山ボヌールでビーフシチューを味わう

帰る直前まで山中温泉グルメを満喫しようと訪れたのは「東山ボヌール」。前日に予約をしておいたのですが、当日入れないお客さんも多数いらっしゃったので予約必須だと思います。

鶴仙渓の入口にたたずむちいさな喫茶店で、もとは東山荘という旅館だった古い建物を改装されたそうです。

店内はテーブル席とソファ席で、奥にはギャラリーがあります。ギャラリーで展示されているものは購入も可能で素敵な物ばかりで目移りしてしまいます。

ランチはビーフシチューライスのみとなります。
A5ランクの国産和牛を赤ワインをきかせたソースで煮込んだと聞いて、食べないわけにはいきません。お米も石川県産の「山里清流米」を使用されているそうです。

まず運ばれてくるのはスキレットに乗ったライスとグリルした野菜です。

続いてビーフシチュー。これをライスに一気にかけていただきます。

お肉はほろほろ柔らかく、ソースはどっしりとした味。お肉にも野菜にもとても合います。今まで食べたビーフシチューの中で、No. 1のお味でした。

食べ終わってメニューを見ていると、まだまだ食べてみたいものがたくさん。せっかくなのでスパークリングワインとおつまみのセットをいただきました。

おつまみセットは殻付きマカダミアナッツ、酒粕スティック、種付き干しぶどうがセットです。

ゆったりとお酒とおつまみを頂く時間は本当に幸せでした。

京都からだと2時間弱で到着する加賀温泉郷は冬のカニ料理を食べに行く価値ありです。

山中温泉をゆっくり満喫するもよし、足をのばして金沢観光を満喫するもよし。
この冬はぜひ加賀温泉でカニを満喫されてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
くろかわ まさよ
京都生まれ、京都育ち、京都在住 旅とカメラと旅ごはんが大好きで会社員として働きながら カメラと共に美味しいものを求めて旅に出る日々。 旅先で購入した食材で、お料理を作りながらいつまでも旅の余韻にひたっています。