見学・体験レポート

日本の原風景を堪能「ショウナイホテル スイデンテラス」庄内地方寄り道グルメ旅1

「ショウナイホテル スイデンテラス」。

ある時、雑誌で見た水田に浮かぶホテル。

「ショウナイホテル スイデンテラス」に泊まることを目的に旅した山形県庄内地方。
そこには美味しいもの、美しいものがたくさんありました。

庄内地方グルメ旅を2回に分けてご紹介します。

大人も子どもも楽しめる施設が充実【ショウナイホテル スイデンテラス】

今回の旅の目的は「ショウナイホテル スイデンテラス」。
世界的な建築家、坂茂氏設計の水田に浮かぶ木造2階建てのホテルです。

山形県の庄内地方は海・山・川・平野など豊かな自然の恵みがいっぱいです。
「ショウナイホテル スイデンテラス」は庄内を象徴する”水田”から着想を得ています。
スタイリッシュながら温かみのある空間から臨む風景は、初めて訪れた人でも懐かしさを感じてしまいます。
自然体で過ごすことをコンセプトとした宿泊滞在複合施設です。

1,000冊もの本が並ぶ「ライブラリ」は「オトナもコドモ コドモもオトナ」がテーマ。
本は施設内であればどの場所でも自由に読むことができます。
リラックスして気の向くままに本を選んでみるのもいいですね。

どこも光がたくさん入ってきて居心地のいい空間でした。

館内には、レストラン / バー、ビジネスルーム、ショップ、ライブラリー、天然温泉、フィットネス施設等が
完備されており、様々な目的での滞在を愉しむことができます。

0歳〜12歳のお子さまと一緒なら、隣接施設の「KIDS DOME SORAI」がおすすめ。
巨大な屋内型遊戯施設で体を動かして遊ぶことができ、様々な素材や道具を使ったものづくりも体験できます。

夜にはライトアップされ昼間とは異なる表情を見ることができます。

ホテルのショップは「山形と庄内のオトナのお土産」がテーマ。
地ビールや地酒、山形県産のワイン、シードル、おつまみグルメなどが販売されています。
グラスや栓抜きも貸していただけるので各お部屋で楽しむことができます。

りんごジュースなどのソフトドリンクやアイスクリームなども販売されていました。
ちなみにグラス等は早いもの勝ちだったのでご注意を。

山形のおいしいものが並ぶ スイデンテラスの朝ごはん

夜ご飯は外に食べに行ったので、スイデンテラスでの初めてのご飯です。

朝ごはんはビュッフェ形式。
山形グルメがたくさん揃います。

一例をあげると・・・
庄内浜で水揚げされたハタハタの塩焼き
山形ハーブ鶏の手作り鶏ハム
庄内産大豆で作った厚揚げ
庄内豚のソーセージ
ハナブサ醤油のしょうゆの実
黒森納豆本舗の塩納豆
みょうがの粕漬け
「本長」のお漬物
つや姫の白ごはん

今思い出してもどれもまた食べたくなるものばかりです。

何より美味しいのが「つや姫」。
庄内地方で開発されたお米で、以前山形県を訪れた際美味しさに感動して以来私の大好きなお米です。

山形を代表するブランド米「つや姫」とは

美しい山や川に恵まれた豊かな自然を持つ山形県。
豊かな水量を持つ最上川や変化に富んだ気象条件、冷害が起こりにくい土地環境と米作りに適した風土です。

わが国の美味しいお米のルーツとなっているイネ品種「亀ノ尾」。
日本を代表する「うまい米」といわれている品種のほとんどが、この「亀ノ尾」がルーツとなっているのです。
「つや姫」はその正統の系譜から登場したブランド米です。

粒の大きさ、白い輝き、旨さ、香り、粘りといった特徴を持ち、ごはんそのものがごちそうとなるおいしさです。
「つや姫」という名があらわすように、女性からの好感度が極めて高いという調査結果が出ているそうです。

●つや姫の開発
明治時代に本県庄内町(旧余目町)で阿部亀治氏が育成した水稲品種「亀の尾」。
品種改良の交配親として盛んに用いられ、その良食味性が「コシヒカリ」や「はえぬき」に引き継がれています。

山形県の県育成品種である「はえぬき」は、いもち病に弱く倒れやすかった「ササニシキ」に代わり一気に県の主力品種となりました。
1991(平成3)年に育成が始まった「はえぬき」ですが、最近では「ササニシキ」よりも「はえぬき」の方に親しみやすさを感じている方も多いでしょう。

しかし、全国的に「コシヒカリ」の作付けが拡大し、さらなる良食味品種が生産者から求められます。
ここで平成10年から育成を開始されたのが「つや姫」です。
育成期間短縮のために、冬季に暖房のきいた農業試験場内にあるハウス内で栽培したり、
一本ずつ苗を植え病気に強いか、収量量の予想など毎日観察を重ねに重ね選抜されます。
10年の開発期間を経て、10万分の1という確率で選抜されたのが山形県オリジナル品種「つや姫」なのです。

●デザインコンセプト

「つや姫」のパッケージは黄緑色と赤のパッと目に付き、インパクトの強いパッケージデザインになっています。
これは米を表す「※」という記号と、山に囲まれた山形の大地、そして朝日を表現したデザインなのだそう。

最近では京都のスーパーなどでも購入できるようになったので、パッケージを見るとテンションが上がって必ず購入してしまいます。

新米 山形県産つや姫5kg

価格:2,980円
(2019/11/18 13:33時点)
感想(119件)

あこがれの「ショウナイホテル スイデンテラス」は思っていた以上に素敵なホテルでした。
お気に入りの「つや姫」をはじめ山形のおいしいものも食べられ、雄大な自然の中でくつろぎの時間を過ごせます。

庄内地方は米どころ。
「つや姫」に地酒、煎餅とお米を使ったおいしいものが盛りだくさん。
次回は庄内地方で見つけたおいしいものをご紹介します。

ショウナイホテル スイデンテラス

ABOUT ME
くろかわ まさよ
京都生まれ、京都育ち、京都在住 旅とカメラと旅ごはんが大好きで会社員として働きながら カメラと共に美味しいものを求めて旅に出る日々。 旅先で購入した食材で、お料理を作りながらいつまでも旅の余韻にひたっています。