見学・体験レポート

伊勢志摩を丸ごと味わう!「鳥羽マルシェ」地産ビュッフェレストラン

「鳥羽マルシェ」は伊勢のお土産スポット&ビュッフェレストラン

市内全域が伊勢志摩国立公園内にあり、風光明媚な景色やレジャー、グルメなどが楽しめる三重県鳥羽市。飼育種類数日本一を誇る「鳥羽水族館」や、島全体が真珠のテーマパークとなっている「ミキモト真珠島」など、外せない観光スポットがたくさんあります。

観光前にまずは腹ごしらえ! という時は、地元の食材が味わえる「鳥羽マルシェ」がおすすめ。「鳥羽マルシェ」は、地域が誇る海産物や農作物の産直市場と、郷土食を中心とした地産地消ビュッフェレストランです。

「鳥羽マルシェ」は駐車場はないので、電車がおすすめ!

農協と漁協がタッグを組んで運営している鳥羽マルシェ。このような形態のお店は全国的に見ても珍しいことだそうです。でもそのおかげで新鮮な野菜と海産物を一緒に手に入れることができるのです。

直売所や道の駅などは車でないと行きづらい所が多いですが、「鳥羽マルシェ」はJR・近鉄の鳥羽駅から徒歩約2分! 電車旅でも気軽に立ち寄ることができます。駐車場はないので、車で訪れる際は近隣駐車場を利用します。すぐ隣にある佐田浜第一駐車場は、1時間まで無料で停められます。
建物の外には自由に入れる足湯もあって、のんびり旅におすすめのスポットです。

「鳥羽マルシェ」のビュッフェレストランは予約がおすすめ!

旅行前、鳥羽水族館近くでランチを食べらるお店を探していたところ、「鳥羽マルシェ」のビュッフェレストランを発見! すぐさま電話予約を入れました。

予約は11:00~11:15までに入店できる場合にのみ可能です。その時間には来られないときや予約人数が上限に達した場合は、直接来店してウェイティングシートに記名します。直売所が開店する10:00以降は、レストランオープン前でもウェイティングシートに記名できます。口コミサイトを見ても人気店のようなので、前もって予約したほうがよさそうです。

到着したのは10:50頃。直売所は買い物客と、レストランの開店を待つ人とでで賑わっていました。
オープン時刻になると予約した方から名前を呼ばれ、会計を済ませたら60分間食べ放題のスタートです。
この日は事前に予約した人と11時までにウェイティングシートに記名した人だけで8割ほど席が埋まっていました。1月下旬の平日でこの程度なので、週末や夏休みなどはもっと混むのでしょう。

「鳥羽マルシェ」では月替わりで季節の料理がいただけます

ビュッフェメニューは月替わりで、デザートも含め約25種類ほどあります。

また、プラス料金でオプションメニュー(このときは10食限定加茂牛ハンバーグ)をオーダーすることもできます。

地魚のマヨソース炒めや穴子ご飯などの魚介メニュー、わさび菜のかきあげやふろふき大根などの野菜メニュー、鳥羽市加茂地区で飼育されている加茂牛を使ったカレーやオムレツ、ミートソースとバラエティー豊富な料理が並びます。
メニューからも鳥羽市は食材に恵まれた土地であることがわかります。

お米は鳥羽志摩産特別栽培米コシヒカリの「珠光(たまひかり)」を使用。ピザには三重産小麦を使い、トマトも地元のものを使うなど、地産地消への強いこだわりを感じます。

数あるメニューの中でも、この土地ならではと感じたのがわかめのしゃぶしゃぶです。生わかめを軽くしゃぶしゃぶしたら、もみじおろしとポン酢でいただきます。
香りが良く柔らかいのにシャキシャキ! 乾燥わかめではこうはいきません。

彩りがきれいな「てこね寿司」は赤身の刺身を醤油に漬け込み、寿司飯と一緒に食べる郷土料理です。漁師が仕事の合間に食べていたのが起源なのだとか。
刺身に味がついているので、海鮮ちらしより食べやすく見た目も華やか。家でも真似したくなるメニューです。

また、牡蠣グラタンや穴子飯などボリュームのあるメニューもあるので、食べ盛りの子どもを連れての家族旅行にもちょうどいいですね。

直売所でさばいてもらった伊勢海老を持ち込める!ビュッフェレストラン

1人1皿限りですが、新鮮なお刺身も食べられます。日によって魚の種類が変わるそうで、この日はイナダでした。1皿に5切れなので、海鮮をお目あてに鳥羽を訪れた方にはちょっと物足りないかもしれません。
そんな方は直売所で魚を購入し、300円でさばいてもらって持ち込むこともできます。なんと伊勢海老をお造りにしていただくことも可能! 鮮度抜群でリーズナブルなので、せっかく鳥羽に来たからには海の幸を堪能して帰りたいという方におすすめです。

地域の食材や郷土食を心行くまで味わえる、地元の方からも観光客からも人気のレストラン。他の季節のメニューを味わいに、また訪れたいです。

鳥羽マルシェ ビュッフェレストラン
営業時間: オープン11:00 最終受付13:30
※制限時間 入店から60分

ABOUT ME
阿東いつ子
埼玉県出身。 おいしいものが大好きで、農業系の大学を卒業後、食品の研究開発、商品企画、販売と、食べ物から離れられず現在に至る。 結婚を機に京都市に移り住んだものの、いつまでたっても観光客気分が抜けません。