進化する食卓

ボリューム満点!新潟の「若鶏半身揚げ」はカレー味でスパイシーな唐揚げ

私が初めて新潟に行ったのは2010年の夏のこと。何を見ても楽しく、素晴らしく、美しかった新潟旅行は、今でも家族で話題になる思い出になっています。

その時、新潟のご当地唐揚げと知らずに何気なく買った「鶏半身揚げ」。あまりのおいしさに感激し、今回新潟へ旅すると決まった時から、何としてもお土産に買って帰りたいと思っていました。久々に食べた半身揚げはやっぱり絶品でした。

カレー風味の「鶏半身揚げ」の元祖は鶏専門店「せきとり」

カレー風味の「鶏半身揚げ」は、ご当地グルメを紹介する番組などでもたびたび紹介されています。「鶏半身揚げ」の元祖と言われているのが、日本唐揚げ教会主催の全国唐揚げグランプリ半身揚げ部門で7年連続金賞を受賞し、扶桑社「日本全国お取り寄せ手帖」にも掲載されている「鶏専門店 せきとり」の半身唐揚げカレー味です。

鶏肉の「半身揚げ」は新潟市内を中心に、下越地方では鶏の一般的な食べ方として定着している食べ方なのだそうです。クリスマスの時期にはこのサイズのチキンはよく見かけますが、なかなか普段東京では見かけないサイズです。

昭和34(1959)年創業の「せきとり」では子どもの大好きなカレー味からヒントを得て、「カレー味ならばモモ肉だけでなく、半身まるごと食べてもらえるはずだ」と鶏肉の半身揚げの提供が始まりました。今ではお持ち帰りお土産が、売上の半分を占めるほどの人気になっているのだとか。

今回は残念ながら都合が合わず「せきとり」には行けませんでした。急速冷凍で旨みを封じ込めた味付け完全調理済みのカレー味の半身唐揚げが、1個づつ真空包装された状態でインターネットでも購入することができます。

公式サイト「せきとり

新潟伊勢丹の地下1階「鳥惣」でもカレー味の「鶏半身揚げ」を購入できます

旅先のデパ地下もとても魅力的です。スーパーマーケットには売っていない珍しいご当地食材が並び、キラキラと輝く空間に心もうきうきとして、ついいつも以上にお買い物しすぎていまいます。

今回私が「鶏半身揚げ」を購入したのは新潟伊勢丹の地下1階、食料品フロアにある「鳥惣」です。たくさんの焼き鳥やチキンカツと並んで「骨付きモモ肉カレー味唐揚げ」「骨付きモモ肉ニンニク味唐揚げ」、そして「若鶏半身カレー味唐揚げ」「若鶏半身ニンニク味唐揚げ」が並んでいます。

迷うことなく「若鶏半身カレー味唐揚げ」を買うと、1袋ずつ丁寧にパックに詰め袋にいれてくれます。買った時はまだ温かかったので、家に着いた頃には袋の中に水滴が付いていました。塩胡椒と思われる小さなボトルも入っていて、こちらを付けながら食べるようです。

カレー味の「鶏半身揚げ」は、その大きさにびっくり!

「若鶏半身カレー味唐揚げ」は、半身を揚げているだけあってかなりの大きさです。
温め方などが書かれた紙が入っていなかったのでどう温めようか迷いましたが、電子レンジとトースターを両方使いました。最初に電子レンジで4〜5分温め、その後トースターに入れて約2~3分温めました。

「若鶏半身カレー味唐揚げ」は女性の握りこぶし2つ分くらいの大きさがありますが、身はとても柔らかく真ん中で簡単に分けることができてしまいます。骨と身を分けるのも難しくはなく、簡単に骨離れするので食べるのに苦労はしません。カレー味はそれほど強くなく、ほんのりカレー風味といったところでしょうか。
そこで一緒についてきた小さなボトルに入ったものを付けてみようと、小皿にちょっと出してみました。塩胡椒かと思いましたが一応指でなめてみると、塩胡椒とカレーのスパイシーな風味を感じます。これはなかなか辛い、でもおいしい。大きいかなと思った「若鶏半身カレー味唐揚げ」も気が付けばあっという間に完食です。

次に食べられるのはいつかな。食べ終わった瞬間からそんなことを考えてしまう、おいしい「半身揚げ」でした。

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。