進化する食卓

お子さんにも喜ばれる!七草粥を食べやすく4つの工夫

春の七草を食する七草粥は薄味で、若菜独特の青臭さがあるので、子供たちはちょっと苦手みたいです。でも、七草は新年の大切な年中行事なので、子供たちも楽しく積極的に参加できるものにしてあげたいですよね。そこで、七草粥を食べやすく作るコツを考えてみました。

年に一度の季節の行事を楽しもう

日本に昔から伝わる四季折々の行事は季節の変わり目を感じる大切なものですが、昔と比べて行事を取り入れる家庭が少なくなってきています。でも季節感のない暮らしは、自然への感謝の気持ちが薄れるだけでなく、毎日の生活がワンパターンになってしまいがち。また、季節の行事は子供たちにとって、自然や地域との触れ合いを広げたり、集団形成を体得するとてもいい機会ですので、積極的にとりいれることをオススメします。

春の七草とはどんな行事?

日本では、五節句という季節の変わり目があります。五節句とは、1月7日の人日の節句、3月3日の上巳の節句(桃の節句)、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕、9月9日の重陽です。年が明けて最初の五節句にあたる人日の節句は、一年の無病息災を祈って七草粥を食べることから七草の節句とも呼ばれています。七草粥はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種類を塩で軽く味付けをしたお粥です。

子供にも食べやすい、おいしい七草粥を作るコツ

青臭くて、味がないので子供にはちょっと食べづらい七草粥を、手軽な方法でおいしく食べてもらえるようアレンジしてみましょう。

1 ふりかけやシャケフレークをトッピング

こども達が大好きなふりかけを七草粥にいれるのは、最もお手軽に実践できる方法です。たまごは苦みをマイルドにし、鮭フレークやふりかけは若菜独特の香りを隠してくれます。何よりいつも食べている味に近くなるので、お子さんの食もすすみますね。

2 豆乳をいれる

豆乳鍋がマイルドで優しいお味になるように豆乳のお粥もほっこりした味わいで、とても食べやすくなりますよ。水の量と豆乳の量をお好みで調節して、お子さんの食べやすい味に仕上げてください。

3 ポタージュスープを加える

七草粥にインスタントのポタージュスープの素を加えるのも美味しいです。豆乳よりもしっかり味がつくので、青臭さがほとんど気にならなくなります。あまり和食が好きではないお子さんにも、ポタージュスープが入った七草粥なら美味しく食べてもらえそうです。

4 鶏肉をいれる

七草はお正月の食べ疲れを癒すという意味合いもあるそうですが、食べ盛りの子供にはちょっと物足りないことも。そんな時は鶏肉を入れることで風味がよくなり、栄養もとれて一石二鳥です。大人が食べるときは、さらにしょうがを足してもいいですね。

七草粥を一緒につくろう

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味付けを工夫して食べやすくしてあげるだけではなく、七草をお子さんに刻んでもらったりしながら一緒に作ってみてはいかがでしょうか。お手伝いすることで、「自分で作った」という達成感がスパイスになって、七草粥をお腹いっぱい食べてくれることでしょう。

ちょっとしたアレンジで、子供たちがお腹いっぱい七草粥を食べられるようになります。せっかくの年に一度の行事だからおいしく食べて、楽しい思い出にしてあげたいですよね。

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旅する食卓編集部
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