見学・体験レポート

「マイ味ぽん」が作れちゃう!愛知県ミツカンミュージアム「MIM」に行ってきた

基本の調味料「さしすせそ」の中に入っていながら、毎日の食卓に欠かせない…とまでは言えないようにも感じてしまうお酢。我が家では料理に使う穀物酢とすし酢は常備していますが、お酢についてほとんど何も知らずになんとなくで使ってきました。そこで今回、愛知県半田市にあるミツカンの体験型ミュージアム、通称「MIM」でお酢についてしっかり学んできました。

ミツカンミュージアム「MIM」は事前予約が必要です

愛知県半田市にあるミツカン本社のお隣にできた、ミツカンミュージアム「MIM」。見学するためには事前予約が必要です。見学の予約は1名からでも予約でき、個人で見学したい方はインターネットのみの予約になっています。

ガイド付きで案内してもらえる「全館ツアー」の入館料は大人500円、中高生300円、小学生200円で、乳幼児は無料です。滞在可能時間は120分、ガイド付きゾーンとフリーゾーンをじっくり見学できます。

10:00から15:00まで30分ごとにツアーが始まり1日11回開催されています。ガイド付きの館内見学と、2024年3月にリニューアルした体験エリアを存分に楽しめるコースです。ミツカンの歴史を学んだり、ゲームを楽しみながらお酢について知ることができたり、自分の写真を撮影してオリジナルの「マイ味ぽん」を作ることもできます。

フリーゾーンを自由に見学できる「ミニコース」も予約制で、小さなお子様連れにおすすめです。入館料は大人300円、中高生200円、小学生100円で、乳幼児は無料です。滞在可能時間は120分で、こちらも10:00から15:00まで30分ごとにツアーが始まり1日11回開催されています。

予約はかなり取りやすく、混雑する土日でも好きな時間を選んで予約ができる状態です。休館日は木曜日と年末年始です。

電車でのアクセスは名鉄河和線「知多半田」駅下車徒歩13分、JR武豊線「半田」駅下車徒歩3分です。お車の場合、知多半島道路「半田中央I.C.」または「半田I.C.」より15分です。名古屋市内だと高速を使って1時間ほどで到着します。駐車場は約90台あるので、車で行っての安心です。

ミツカンミュージアム「MIM」は5つのゾーンに分かれています

江戸時代のお酢づくりと現代の醸造の様子を学べるだけでなく、2024年3月にリニューアルし蔵で働いていた人々や道具の展示やアトラクションが楽しめる体験コーナーもある「大地の蔵」。

半田の歴史と風情のある半田運河の情景が楽しめる「風の回廊」、弁才船に乗って江戸へお酢を運ぶ航海を体感できる「時の蔵」、食の大切さを映像で学ぶ「水のシアター」は、ガイド付きツアーでしか見学できない博物館のようなエリアになっています。MIMスタッフの案内や説明を聞きながら見学することで、より深い知識や理解を得ることができます。

明るく開放的な雰囲気の「光の庭」には人気コーナー「味ぽんスタジオ」があり、「そうぞうファクトリー」や「みらいウィンドウ」などゲームで楽しみながら学べるコーナーも2024年3月リニューアルで登場しています。

じっくりとお酢について楽しく学べるのは最初のゾーン「大地の蔵」です。まず入ると、江戸時代の酢作りの方法が再現されています。9つの工程に分けられた工程を説明を受けながら見学した後で、あっと驚く方法で現在の製造設備を見せてもらえます。大人も子どもも「わっ!」と声を上げてしまう楽しい仕掛けが用意されています。

続いて酢作りの道具を体験したり、色々なお酢の香りを比べてみたり体験しながら学べるエリアでは自由時間が設けられています。5種類のお酢の香りを比べられるコーナーでは、お酢の強い香りで違いが分からなくなってしまいます。ガイドさんに「そうなるように作ってあるんですよ。最後のお酢の香りは別物ですからお楽しみに」とお声掛けいただきました。

みんなでわくわくしながら香りを試してみると、4種類のお酢とは全く違う、お醤油のような香ばしさのある香りがします。こんなお酢があったなんて衝撃です。これがミツカンの酢の原点「純酒粕酢三ツ判山吹」です。

ミツカンミュージアムでは「マイ味ぽん」以外にも限定商品があります

見学を終えるとお酢ドリンクの試飲が待っています。試飲を終えるとお待ちかねの「光の庭」の体験になります。ミツカンミュージアム「MIM」では「マイ味ぽん」を作れることで知られていますが、粘土でお寿司作りを体験できたり、ダンスゲームでおいしいお鍋作りを学ぶこともできます。

「光の庭」は約30分ほどあれば全てのコーナーを体験できると思います。明るく開放的な雰囲気の中で、どれもゆっくりと体験することができました。家族連れだけでなく、大人だけのグループでも十分楽しめます。

「マイ味ぽん」は、自動販売機でまず専用の味ぽんを200円で購入し、ラベルのQRコードを読み込んで写真撮影するとオリジナル味ぽんラベルが作れます。2017年似体験した際はプリクラの要領で写真を撮影し、背景は4種類、1回だけ撮り直しができました。出てきたラベルを味ぽんに貼るとマイ味ぽんのできあがりです。

ミュージアムショップでは、香りや製造工程を見学した「純酒粕酢三ツ判山吹」を購入することができます。また、限定1000本の「純酒粕酢三ツ判山吹」を3年熟成させた「千夜」はMIM限定で販売されています。そのお値段333mlで2920円、なかなかのお値段です。こちらは2017年と価格が変わっていないことを考えるとかなりお得に感じます。

お土産は江戸時代のお寿司と弁才船のペーパークラフトを持ち帰れるようになっています。あまりの充実ぶりについつい製品のお土産を期待してしまいますが、工場見学ではなく博物館なので仕方ありません。それでも行って良かったと思える博物館です。

見学予約がなくても入れるミュージアムショップは1F光の庭出口横にあります。味ぽんやお酢以外の食品はもちろん、トートバッグなどのMIMオリジナルグッズも購入できます。

「穀物酢ペットボトルホルダー」や「味ぽんストラップ」、「とろっ豆の付箋」や「マスキングテープ」などミツカン商品グッズは心おどるかわいらしさです。

※見学リポートは2017年の内容となっています。情報は予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。最新の情報は、施設のホームページにてご確認ください。

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ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。