霧島のおばあちゃんたちが丁寧に摘んだ野草を焙煎
宮崎県と鹿児島県にまたがる、霧島連山。
霧島といえば、焼酎の「霧島」が有名ですが、
実は薬草が豊富で、古くから良質な薬草の採取が行われてきました。
今回は霧島連山の宮崎県南西部、霧島山麓の大地の恵みたっぷりで育った野草を使った野草茶をご紹介します。
先人の知恵、文化を守り続ける山下薬草店
地元のおばあちゃんたちによって、丁寧に摘まれ、やさしく焙煎された天然のカキドオシ。
製造しているのは、戦後からこの地域の人たちに集めてもらった薬草の買い入れ、加工、販売をしているという山下薬草店。
この霧島山麓の地域では、昔は子供や孫におもちゃを買ってあげるために薬草を売っていたほど、薬草採集が薬草文化として根付いていたのだそうです。
生産者の想いをつなぐ日本伝統茶ブランド、{tabel}(タベル)
そんな生産者の想いがつまった野草茶。
日本の在来種で全国各地の天然もの、無農薬、無化学肥料、有機肥料栽培などにこだわって野草茶を販売、企画している{tabel}が販売しています。
野草って、普段あまり馴染みがないのでどんな効能なのか、どんな味なのか分かりにくい部分が多いもの。
私も野草のことは、ヨモギやフキなどごく一般的なものしか知りませんでした。
{tabel}の野草茶は、そこを分かりやすく伝えられるようにストレートな商品名、効能を色で表現したデザインになっています。
薬草図鑑がデザインコンセプトのパッケージには、薬草のモノクロ写真が大きく配置されていて、その野草がどんな植物なのかを知ることもできます。
思わず手に取りたくなるような素敵なデザインです。
発色の良いカラーリングで、目にも美味しいティータイムになりそう。
迷った時には、デザインでパケ買いしても面白そうですね。
ダイエット茶としても注目されているカキドオシ
シソ科カキドオ属で多年草のカキドオシ。
隣接地から垣根も通して入り込んでくるほど繁殖力の強いつる植物です。そのため、この名前がついたと言われています。
ちなみにカキドオシは漢字で「垣通し」と書きます。
効能は、利尿作用や消炎作用があり、血糖値を下げる作用もあるので
糖尿病にも効果が期待できます。
また、体内の脂肪を溶かす作用もあるのでダイエット茶としても注目の野草茶です。
苦味のない爽やかなミントの香り
野草というと、苦味をイメージする方も多いと思いますが、
カキドオシはあまり苦味がありません。
口に入れた瞬間、スーッとミントのような爽やかな風味が漂い、さっぱりとした後味です。透き通る黄金色も綺麗で癒されます。
飲み方としては、普通のお茶、紅茶同様で難しくありません。
こちらはテトラ型ティーバッグになっているので、お湯だし、水出し、煮出し(煎じる)の3種類から、好みの入れ方で楽しむことができます。
お湯だし、煮出しだは2〜3煎目も楽しめるのも嬉しいところ。
水出しは、出がらしを煮出したものをお風呂に入れて、薬草風呂も楽しめるのだそうです!
さらに嬉しいのが、ノンカフェイン。
暑い日の夜のリラックスタイムにも良さそうですね。
美味しい淹れ方のリーフレットがついてくるので、季節や気分によって淹れ方を変えて飲んでみてください。
心や体が疲れた時に、カキドオシ茶でデトックスしてみてはいかがでしょうか?
{tabel}の公式サイトはこちらです。