進化する食卓

新作「萩の月」は白い?東京駅限定の「萩の調(しらべ) 煌(こう)」はどんな味?

東京駅構内にある「グランスタ東京」は、日本各地の有名な駅弁が売られていたり、行列のできるスイーツが売られていたりと都内に住んでいる私でもうきうきわくわくさせてくれる場所。

改札内にあるので乗り換えのついでに立ち寄れるので、つい乗ろうと思っていた電車を遅らせてまでお買い物を楽しんでしまうこともよくあります。

2020年8月にグランドオープンした「グランスタ東京」。ここで毎日行列ができているのが、仙台銘菓として知られる「萩の月」でおなじみの菓匠三全です。ここでしか買えない「萩の月」の姉妹品「萩の調 (しらべ)煌(こう)」を買いに行ってきました。

グランスタ東京にオープンした菓匠三全

今年は春休みやG.W.、夏休みさえもなかなか遠くに旅行にもいけず全国各地のおいしいものをお取り寄せした方も多いのではないでしょうか。私も家にいながらあちこちのお取り寄せを楽しみました。

その中の一つに、大好きな菓匠三全の「萩の月」もありました。「萩の月」は、2020年8月8日付の日本経済新聞『読者が選ぶベスト銘菓土産』で全国第1位に選ばれました。「萩の咲き乱れる宮城野の空にぽっかり浮かぶ名月をかたどった」という仙台銘菓「萩の月」は、ふんわりとした生地の中にやさしいカスタードクリームが入っています。似たようなお菓子は数あれど、「萩の月」は「萩の月」にしかない独特の味わいが魅力です。

菓匠三全の店舗は宮城県仙台地区を中心に展開されていて、東京に一番近いのは福島県福島市にあるエスパル福島店です。そのため東京ではなかなか手に入りにくく、菓匠三全が品川駅構内など都内で催事で出店する時にはよく買いに行っていました。

その菓匠三全が、東京駅構内にあるグランスタ東京に出店です。場所は東京駅の1階、丸の内中央口と八重洲中央口を結ぶ中央通路沿いの、やや丸の内中央口寄りにあります。

一度、日曜日の午後に訪れたときは商品が一つも残っておらず完売していて購入できませんでした。平日の午前中に改めてグランスタ東京を再び訪れました。中央通路のエスカレーター付近に行列ができていて、店員さんが列の最後尾に案内してくれました。行列といっても、ソーシャルディスタンスを保って並んでいるので列の長さに比べて待ち時間は少なく感じます。

営業時間は月~土・祝日は8:00 〜 22:00、日・連休最終日の祝日は8:00 〜 21:00です。支払い方法は現金 、クレジットカードの他に Suicaも使えます。

グランスタ東京の菓匠三全限定「萩の調 煌」

列に並ぶと、グランスタ東京の菓匠三全で取り扱っている商品が載った紙を渡してもらえます。並んでいる間に商品をゆっくりと選ぶことができます。

・「萩の調 煌」4個入り 800円

・「萩の調 煌」6個入り 1,200円

・「萩の調 煌」12個入り 2,400円

そして「萩の月」3個と「萩の調 煌」6個の合わせて9個入りの詰め合わせが1,200円で販売されています。こちらは数量限定、期間限定の販売となっています。

「萩の月」だけの販売はありませんので、「萩の月」と「萩の調 煌」を食べ比べてみたいという方にはこちらのセットがおすすめです。上品な水色の包み紙は贈り物にもぴったりです。

「萩の調 煌」はふわふわとまんまるで、真っ白なスイーツ。それに合わせて箱もオフホワイト。そこに金色で箔押しされた2匹のうさぎや紋が入り、高級感もありながらレトロな雰囲気。贈る方も贈られる方も笑顔になってしまうような、特別感のあるパッケージです。

仙台では買えない 真っ白な「萩の調 煌」

「萩の調 煌」に使われているのはホワイトエッグ。選び抜かれた小麦粉を使った真っ白なカステラ生地の中には、独自の製法で炊きあげられた「ホワイトカスタードクリーム」とのこと。

外も中も真っ白なので「カスタードクリームじゃなくてミルククリームとかなのかな」と思っていました。それがなんと、白身だけではなく黄身まで白い「ホワイトエッグ」を使っているので、卵を使っていてもこれだけの白さ。カスタードクリームが大好きな私も、白いカスタードクリームは初めて!それだけでも行列に並ぶ価値はあります。

「萩の月」と比べると「萩の調 煌」の大きさはひと回りほど小さいかな、という印象です。と言っても「萩の調 煌」が小さいのではなく、「萩の月」にボリューム感があるというのが正しい気がします。そして個包装の包みも、風格を感じさせる「萩の月」とはまた違い、シンプルでおしゃれな雰囲気になっています。

個包装になった袋を開けると、ほわっと卵の香りが広がります。「萩の月」のあの強い卵の香りとはまた違う、やさしい香り。そして「萩の調 煌」を割ってみると、写真で見ていたとおりの真っ白……ではなくほんの少しだけ黄みがかった白です。

食べてみると生地はふんわりしっとり。そして中にはとろんとしたカスタードクリーム。上品な「萩の月」といったところでしょうか。「萩の月」は色も形も味も、かなり強い卵感が特徴です。私は大好きですが、それを卵のくさみに感じる方がいるのも分かります。

「萩の調 煌」は、その「萩の月」の特徴的な尖ったところを、まあるくしたと言えば分かりやすいでしょうか。全体的にやさしい卵の味になっていて、話題性もめずらしさもあるのでおみやげにはおすすめです。洋菓子のようでいて和菓子のような「萩の調 煌」は、誰にでも喜ばれますよ。

購入する時に「冷やしてからお召しあがりください」とのことだったので、冷蔵庫で一晩冷やしてからいただきました。賞味期限は2週間ほどあり、保管は常温で大丈夫です。個包装されて箱に入っているので持ち運びにも便利です。

これまでオンラインションで販売を行っていなかった「萩の月」。新型コロナウィルスの影響で、宮城県や仙台を訪れることができない方のためにとオンラインショップでの販売がスタートしました。自宅で楽しみたい方のための簡易箱入りから贈答用まで購入できます。

菓匠三全オンラインショップ

【仙台駅倉庫出荷】菓匠三全萩の月10個入

価格:2,000円
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感想(136件)

【仙台駅倉庫出荷】菓匠三全萩の月8個入

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感想(140件)

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。