進化する食卓

「松田のマヨネーズ」と定番の「キユーピーマヨネーズ」を食べ比べ!

我が家でいつも愛用しているのはキユーピーのマヨネーズ。マヨネーズ売り場で見かける、なんとも愛らしいニワトリのイラストが描かれたマヨネーズ、実はずっと気になっていました。かわいいだけでなくその美味しさでも評判の「松田のマヨネーズ」、甘口と辛口があることも後から知りました。

私はそれほどマヨネーズにこだわりがないのですが、「マヨネーズはキューピー絶対キユーピーがいい!」という家族がいるため、なかなか新しいマヨネーズを試す機会がありませんでした。

ある時、ふと「私も自分の好きなマヨネーズを見つけたい!」そんな衝動にかられて迷わず手に取った「松田のマヨネーズ」。

我が家にマヨネーズ革命は起こるのか!? 「松田のマヨネーズ」と定番の「キューピーマヨネーズ」を食べ比べてみました。

「キユーピー」と「松田のマヨネーズ」の原材料の違い

我が家の冷蔵庫にいつもあるキユーピーマヨネーズ。切らさないよう、しっかり買い置きも欠かさない定番調味料です。たまにはいいかと別のマヨネーズに変えるとすぐに「あ、マヨネーズがキユーピーじゃない!」と分かってしまうほど、こだわりがあるのが正直羨ましいような…ちょっと面倒でもあるような。

もう10年以上もキユーピー以外のマヨネーズは使われていなかった我が家。「キユーピーマヨネーズ」と「松田のマヨネーズ」にどんな違いがあるのか、まずは食べる前に「キユーピーマヨネーズ」と「松田のマヨネーズ」、原材料を比べてみましょう。

キユーピーマヨネーズ」の原材料は以下の通りです。

  • 食用植物油脂(国内製造)
  • 卵黄
  • 醸造酢
  • 食塩
  • 香辛料/調味料(アミノ酸)
  • 香辛料抽出物、(一部に卵・大豆・りんごを含む)

「松田のマヨネーズ」の原材料は以下の通りです。

  • 食用なたね油(国内製造/遺伝子組み換えでない)
  • りんご酢
  • 食塩
  • 蜂蜜
  • マスタード
  • ニンニク
  • コショウ
  • ショウガ

「松田のマヨネーズ」は自宅で作るマヨネーズのような、聞きなじみのある材料で作られているのが分かります。

キユーピーマヨネーズ」と「松田のマヨネーズ」の原材料で大きく違う点は、蜂蜜です。「松田のマヨネーズ」は、強いこだわりから蜂蜜を使っています。そのため表示法の改正によりマヨネーズと認められない時代がありました。

愛用者のたくさんの署名や強い働きかけにより、無事にJAS規格が変更されマヨネーズと認められるようになったのです。パッケージの裏面にも「松田のマヨネーズ」からのお礼の言葉が書かれています。

とことん原材料にこだわった「松田のマヨネーズ」

さらに詳しく「松田のマヨネーズ」の原材料を見てみましょう。

なたね油は圧搾一番絞り、卵は餌にもこだわり有精卵が生まれる平飼いで育てられています。りんご酢はアルコールを加えず酢酸発酵させるという昔ながらの製法でつくられ、混ぜ物のない蜂蜜と香辛料が選ばれています。

そして使われている塩は、伊豆大島で日本伝統の製造法を継承しつつ、独自の工夫を加えて作られている「海の精」。自然で伝統的な原材料にこだわっているのが大きな特長です。

「松田のマヨネーズ」の甘口と辛口の違いは、蜂蜜と香辛料の量です。甘口は蜂蜜が多めで香辛料が少なめ、と驚くことにたったそれだけの違いです。お子さんや甘めが好きな方は甘口、という選び方をしてもいいですね。

「キユーピーマヨネーズ」は強い酸味と卵の甘さが特徴

それでは早速食べ比べをしてみます。最初は定番キユーピーマヨネーズから。我が家の定番、なんてえらそうなことを言いながら、実はマヨネーズだけをじっくり味わったことはありません。

子「すっぱい!いつものマヨネーズこんなにすっぱかったんだ!」

子「このすっぱさが好きなんだよね」

子どもたちの評価は大きく分かれました。酸味に強い子は平気な顔をしています。

私「マヨネーズだけれ食べると本当にすっぱい!」

夫「このすっぱさが他のマヨネーズとは違うんだよな」

マヨネーズを味わう前に、まず「すっぱい」という言葉が出てしまうほどしっかりとした酸味に驚きました。普段そのまま食べることはないので、素材と混ぜたり野菜につけてもしっかり酸味が残るのですから当然と言えば当然です。

酸味は強いけれど、後から卵の甘さやコクがしっかりと感じられます。このマヨネーズじゃなきゃダメという気持ちも良く分かる、クセになる味です。

平野レミさんもおすすめの「松田のマヨネーズ」はマスタードの辛味が特徴

料理愛好家・平野レミさんもおすすめの「松田のマヨネーズ」。この懐かしさも感じるかわいらしいパッケージは、レミさんの夫でイラストレーターの故・和田誠さんのイラストです。「松田のマヨネーズ」を作っている「ななくさの郷」が自然食品店だった時代、レミさん宅に野菜を届けていたことがきっかけで親しくなったそうです。

子「辛口だけど全然大丈夫。美味しい!」

子「マスタードの辛味が最後にツンとくるのが好き」

私「優しい味だけど後からくる辛味が絶妙」

夫「美味しいけど、ちょっと物足りない…」

8歳の娘はまだ辛いものに慣れていないので「辛口」と聞いて食べられるか不安そうでした。食べてみると、最初は感じないのに後からマスタードの風味が予想以上に強く驚きました。

私にはこれがとても美味しく感じました。まさに一度食べたらファンになる味、まろやかなのに後味にパンチがあって美味しいと評判になるのも納得です。

家族での投票結果は2対2、同票でした

せっかく食べ比べたので「キユーピーマヨネーズ」と「松田のマヨネーズ」、どちらが好きかを選んでもらうことにしました。もちろんどちらも美味しいけれど、せっかく食べ比べたので投票です!

結果は…キユーピーマヨネーズ2票、松田のマヨネーズ2票と同票でした。夫と息子は「キユーピー」派、私と娘は「松田のマヨネーズ」派です。キユーピー派に投票した息子も、後日よーく見てみると料理によって使い分けていました。

食べ慣れた味も美味しい、新しい味も美味しい。どちらも美味しいのなら、どちらも使えばいい話。料理と気分でマヨネーズを使い分けるなんて、まるで食通になったようで気分がいいですね。

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ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。