私が愛用している「オーケーストア」は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に店舗を持つご当地スーパーです。 東京でもGo To トラベルが開始されましたが、そうはいっても長期休みでもないのでなかなか遠くにも行けない、旅行したいという気持ちだけが強くなっているという方も多いのではないでしょうか。 いつものスーパーではお決まりのまわり方ができてしまい、目に入るのはいつもの商品だけになってしまいがち。ちょっと見方と気分を変えて、身近なスーパーでご当地食材を探してみるのはどうでしょう。しっかり予算も決めたらもっと楽しそう! 予算は3000円で家庭の食卓で旅行気分を味わいたい。そこで、いつものスーパーで日本全国の食材を見つける旅に出かけてきました。 オーケーストアで「ご当地調味料」探し ご当地食材を探しに来たのはオーケーストア。いつもお買い物をしているスーパーですが、他の大型スーパーよりも日本各地の食材が多い印象があったのでオーケーストアを選びました。まずは醤油や味噌などの調味料売り場へ向かいます。 醤油売り場には長崎県のチョーコーの「超特選むらさき」や、岡山県のアサムラサキの「かき醤油」、広島県の寺岡有機醸造の「たまごにかけるお醤油」などいつものお醤油とはちょっと違うラインナップが揃っています。 続いて味噌売り場を見てみると、愛知県のカクキューの「八丁味噌」や熊本県のフンドータイの「九州そだち麦」「熊本県産原料合わせみそ」、広島県のますやの「芳醇無添加麦味噌」、北海道の岩田醸造の「紅一点 北海道支笏源水仕込白粒」など日本全国の味噌が並んでいます。九州地方の麦味噌も豊富で、信州味噌や仙台味噌も取り扱いがあります。 ポン酢コーナーでは、ミツカンやヤマサのポン酢よりも目立つ位置に大阪府の旭食品の「旭ポンズ」や和歌山県ハグルマの「紀州の香 ゆずぽん酢」、そしてチョーコーの「ゆず醤油かけぽん」「有機ポン酢うすいろ」もあります。 ソース売り場には埼玉県の高橋ソース「カントリーハーベスト中濃ソース」、兵庫県のオリバーソース「どろソース」、広島県のおたふくソース「お好みソース」が並んでいます。一度買うとなかなかなくならないソースも、こんなに種類があったのですね。 調味料にはご当地カラーが出やすいとは思っていましたが、その品揃えは予想以上でした。醤油や味噌は九州地方のものも多く、見ているだけでちょっとした旅行気分になれました。 オーケーストアで「ご当地めしの友」探し 調味料の次はごはんによく合う「めしの友」を探します。 最初はふりかけコーナー。有名な山口県の井上商店の「しそわかめ」「しそひじき」もあります。同じく有名な広島県の「ゆかり」も梅入りやごま入り、減塩タイプ、カリカリ梅の「うめこ」もあります。 鹿児島県の山吉の「薫匠がつくる 薩摩本枯節の鰹でんぶ」「薫匠がつくる いわしでんぶ」、静岡県のカメヤの「わさびふりかけ」、広島県のやま磯の「さるかに合戦」が並びます。瀬戸内海が近い中国地方のふりかけが多い印象です。いろいろな味のふりかけがあるのでこれは迷いますね。 瓶詰めコーナーへ行くと、宮城県の旬鮮堂「手ほぐし塩さば」、長野県の丸善食品「シナノブラウン なめ茸」「きのこ三昧」とごはんが進みそうなものを発見。お弁当作りや朝食に常備しておくと便利そう。 冷蔵コーナーでは山形県の三和漬物「山形の旨いだし」を発見。お豆腐や納豆にかけてもおいしいのだとか。するすると食べられるので今年の夏はかなりお世話になりました。栃木県のすが野「ぶっかけおかず生姜」はこれから冷えが気になる季節に手軽に食べられそうです。 ピリ辛の味噌をしそで包んで焼いた、宮城県の東北いちば「鉄板焼しそ巻」や、惣菜感覚で食べられる兵庫県マルヨの「四万十川のり」なども販売されています。 ふりかけから瓶詰め、お漬物までご当地色の強い食品がいっぱい。食欲の秋だとは言え食べすぎてしまいそうです。 オーケーストアで「ご当地麺」探し オーケーストアは乾麺のコーナーも充実しています。うどんでは秋田県の後文「稲庭うどん」、香川県の石丸製麺「りんりん印讃岐うどん」、長崎県の長崎五島うどん「唐風」などがあります。食べ比べができるほど種類が豊富。 そばは新潟県の自然芋そば「越後伝統へぎそば自慢ののどごし」、長野県かじの元祖「十割蕎麦」や「信州の二八そば」、島根県の五代目本田屋繁「奥出雲生蕎麦」などたくさんのそばが並んでいます。 そうめんは兵庫県の揖保乃糸「手延素麺 特級品」、奈良県のマル勝高田商店「三輪の神糸」、長崎県の川崎製麺「島原名産手延素麺」などこちらも全国各地の逸品が揃っています。 変わったところでは香川県のサンヨーフーズ「さぬき麺心 生パスタ」、愛知県の寿がきや「みそ煮込みうどん」の袋麺も見つけました。 「さぬき麺心…
味噌
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電車で旅行するときは難しいですが、車で旅行するときは必ずスーパーマーケットに立ち寄るようにしています。 最近では大手スーパーチェーンの傘下になっているところも増えましたが、まだまだ地元にしかないローカルスーパーチェーンも残っています。 今回私が立ち寄ったのは静岡市や焼津市、藤枝市に店舗をもつ「スーパー田子重」。初めてのスーパーなのでわくわくします。 気兼ねなく行ける近所のスーパーであり続ける「スーパー田子重」 静岡にはわりとよく行っているつもりでしたが、「スーパー田子重」の存在を知ったのは初めてです。微笑む女の子のロゴもかわいらしく、見つけてしまったからには行かないわけにはいきません。 「スーパー田子重」は静岡県中部を中心に店舗展開を行っているので、広い静岡県の中でなかなか見つけられないのも納得です。 狭いエリアの中で店舗展開しているということは、この地域にしかない珍しいものや初めて見るものがありそうで期待してしまいます。 「スーパー田子重」の店内は、暗いわけではないけれど都内で行くスーパーの明るさとは違う独特の空気感があります。空気がやさしいというか、商店街のようなほわっとした空気感。 小さい頃、近所に母と買い物に行ったスーパーもこんな雰囲気のお店だったような記憶があります。そんな懐かしさを感じるのも魅力の一つです。 「スーパー田子重」店舗情報 「スーパー田子重」の店内には「静岡のうまいもの」がいっぱい 「スーパー田子重」にはおなじみの大手メーカーの調味料もありますが、初めて見る調味料や食材がいっぱいです。店内には「静岡のうまいもの」のポップがあり、珍しいものを紹介してくれます。このポップを探しながら店内を歩くだけで、新しい出会いあります。 最初に見つけたうまいものは、静岡おでんには欠かせない「おでんの粉」。「だし粉」や「削り粉」とも呼ばれるその粉をおでんに付けて食べるのが静岡おでんならではの食べ方です。イワシの削り節に加え、サバやアジの削り節、そしてアオサが細かい粉末状になったもので、おでんだけでなく富士宮焼きそばにも使います。 まさに静岡県ならではの人気のスパイスです。 そしてどことなく懐かしさを覚えるマルちゃんの「ハイラーメン」。今では静岡県のお土産としても有名ですが、以前は全国で販売されていたのだとか。発売から50年以上たった今では、マルちゃんの創業者・森和夫氏の地元静岡県だけで販売されています。 今は発売55周年を記念した復刻版パッケージで販売されているので、お土産にもいいですね。 静岡の初めて見る食材にわくわくできる「スーパー田子重」 「スーパー田子重」に置いてある商品をじっくり初め回ると、見る食材が多いことに気が付きました。こんなに珍しいものが置いてあるなんて興奮を抑えられないくらい。 店内の目立つ位置にあったのが「延命酢」というオレンヂビネガーです。静岡県は日本有数のみかんの生産地です。新幹線からの車窓でも、みかん畑とお茶畑が増えると静岡県に入ったんだなと実感するくらい圧倒的なものがあります。 「延命酢」は手造りのみかん果実酢にハチミツなどを加えて飲みやすくした、合成甘味料や保存料を使っていないお酢です。そのまま料理に使るのはもちろん、果物を漬け込んだり、にんにくやたまねぎを漬け込んだり、便利に使えるお酢です。 愛知県では家庭で料理に使うするためのチューブに入った味噌が売られていますが、静岡でもチューブ入りの味噌が販売されていました。 初めて見つけた「万能みそうまいら」は、パッケージには浜名湖の絵が描かれています。それは、「万能みそうまいら」に浜名湖産の新鮮なコノシロが使われているためです。みそかつだけでなく、サラダやお刺身にかけてもおいしいのだとか。 近くだと思っていた静岡県。初めて見る食材はあるとは思ってましたが、知らない調味料がまだまだこんなにもあったなんて。これだからローカルスーパー巡りは止められません。 見て楽しんで、買って楽しめる。また次回も新しいものとの出会いが楽しみです。 静岡県【スーパー田子重】旅先で見つけた静岡だけのうまいもの was last modified: September 11th,…
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新潟への旅が決まった時から買って帰りたかったのがお味噌です。ちょうど家のお味噌がなくなりそうだったというのもありますが、やっぱり米どころの味噌は買って帰らないわけにはいきません。新潟駅直結のぽんしゅ館でじっくりお味噌を選んできました。 「ぽんしゅ館」では越後味噌の試食ができます 新潟駅の改札から外へ出ることなく通路を通ってそのまま行ける「ぽんしゅ館」。日本酒をはじめとする新潟のありとあらゆるおいしいものが揃っているお店です。店内の中央には新潟県内で作られたお醤油の試食が用意されていて、気になったものを自分の舌で味わってから購入することができます。 その横の冷蔵ケースに置かれているのが、新潟県内で作られているお味噌です。大きめの冷蔵ケースが、まるまる全部お味噌のコーナーになっています。約40種類ほどもあるお味噌は、圧倒される品ぞろえです。 熟成された黒みがかった色の味噌、濃いめの茶色をした味噌、明るい茶色の味噌と熟成具合によって色も変わりますが、ここまで種類が多いとどれを選んでいいのか分かりません。味噌コーナーの前には、12種類の試食が用意されているので気になった味噌を実際に味わってから選ぶことができます。 実際に試食してみると、色と同じように味にもかなりの違いがあるのが分かります。ただ残念なことに、味噌の種類があまりに多いのでどれが今試食した味噌なのか、なかなか見つけることができません。 「米・大豆・塩」しか使われていない生みそを選ぶことだけは決めていたので、原材料と荷物のことを考えた結果、新潟県上越市にある杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」を選びました。 糀がたっぷりと使われた、杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」 杉田味噌醸造場がある新潟県上越市は、かつては高田藩と呼ばれていました。「雪の花中辛味噌」のパッケージにも「越後高田」の文字があり、糀の量が多くお味噌汁にしたときに米糀がふわりと浮く「浮き糀味噌」になっています。 毎回「こうじ」という文字を書く時、「麹」を使うか「糀」を使うか迷います。最終的には紹介した商品で使われている方を使うようにしているのですが、一般的には中国から伝わった「麹」の文字が使われることが多いようです。 しかし、お米に強いこだわりがある商品の場合は、お米を特別に思う日本で作られた和製漢字「糀」の方をあえて使っているように感じます。お米だけを使ったこうじの場合は、特に「糀」の字を使っていることが多いですね。米に花と書いて「糀」、日本らしい感性を持つ文字です。 およそ1820年創業の杉田味噌醸造場でも「糀」の文字が使われています。商品名にもなっている「雪の花」は、味噌汁の中でお椀に舞う糀がまるで白い雪のようだと感嘆したお客様が名付けたのだとか。パッケージ越しでも、白い糀を見ることができます。 そのまま食べても十分おいしい「雪の花中辛味噌」 杉田味噌醸造場「雪の花中辛味噌」、封を開けてスプーンで味噌をすくってみると、よりハッキリと糀の粒を見ることができます。「雪の花中辛味噌」の原材料は全て国産で、大豆・米・食塩しか使われていません。大豆は主に新潟産大豆のエンレイが使われ、丸米が使われることできれいな「雪の花」になります。 パッケージの裏には「酵母が活きてる」と「発酵して袋がふくれても風味は変わりません」と書かれています。最近使っていたお味噌は酒精が入った、良く言えばおいしい状態で発酵が止められたお味噌を使っていたので「生みそ」を使うのは久しぶりです。 まずは一口、そのまま味わってみます。ほどよい塩気のあとに、ふんわりとした甘みを感じます。「ご飯が欲しい!」と思ってしまう、おいしいお味噌です。お味噌汁はもちろん、焼きおにぎりやきゅうりに付けてもいいななど、一気に食の妄想がひろがります。 まずはお味噌汁の中で舞う「雪の花」を見たい。具材はシンプルに、お豆腐と油あげにしました。ふわふわとお椀の中で舞う糀が、まるで雪のようです。 「雪の花中辛味噌」のお味噌汁は味噌の甘さとスッキリとしたうま味が残り、お味噌汁の具材だけ食べて汁を残すことも多かった娘もしっかりと飲み干していました。 毎日食べるお味噌汁だからこそ、どんな具材にもよく合い、飽きのこないおいしい味噌を使いたいもの。これと決めた味噌を使うのもいいけれど、私にはまだまだ味噌ジプシーを続けてもっともっとおいしいお味噌に出会っていきたいと思っています。 杉田醸造場「雪の花中辛味噌」 新潟県上越市・杉田味噌)雪の花みそ(中辛みそ) 価格:767円 (2017/11/22 14:47時点) 感想(3件) まるで雪のよう!浮き糀味噌で有名な越後味噌「雪の花中辛味噌」 was last modified: December…
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生野菜は一日350グラム以上食べることが大切 忙しい毎日を送っていると、やはり気になるのが食事の乱れ。忙しいからとファストフードやコンビニの加工品ばかり食べていて、野菜不足になっていませんか?厚生労働省が策定した「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」によると、1日に生野菜を350g以上摂取することが健康に良いとされています。「緑黄色野菜120g、淡色野菜やきのこ、海藻類で230g」がベストバランスだそうです。しかしなかなか意識していないと達成できない量であることは間違いありません。 毎日少しでも生野菜を食べようと思うと、一番簡単なのはサラダです。朝の忙しい時になるべく包丁を使わなくてもすむように、さっと準備できるレタスやミニトマトは常備しておきたいもの。そして週末にサラダの材料をまとめて切って冷蔵庫に入れておくだけでも楽になりますね。 野菜はある程度定番でまわすとして、ここで工夫したいのがドレッシング。ドレッシングの種類をたくさん常備しておくと、同じ野菜でも全く違う味わいで楽しませてくれます。そういう意味でもドレッシングの役割はとても重要です。 実はドレッシングは和風タイプが人気です スーパーマーケットなどのドレッシング売り場には、あらゆる種類のドレッシングが並んでいます。同じ種類のドレッシングでも各メーカーによって味は違いますし、原材料も違います。カロリー控えめ、ノンオイルのものを選ぶ人もいます。 洋風のイメージの強いドレッシングですが、ドレッシングで人気の味は、ごま、玉ねぎ、醤油など和風のドレッシングの方がよく売れていると言われています。和食にも合う、おなじみの食材で作ったドレッシングは、食卓との調和も取りやすいということかもしれません。 やまびこ味噌を使ったJA兵庫六甲「ノンオイル 味噌ドレッシング」 醤油をベースに使っているドレッシングはスーパーマーケットでも販売されています。醤油と並んで日本を代表する調味料、味噌を使ったドレッシングはなかなかお目にかかることはできません。 JA兵庫六甲の直売所14カ所で販売されている「ノンオイル 味噌ドレッシング」は、兵庫県三田市で作られたお米と兵庫県内産の白大豆で仕込んだ「やまびこ味噌」を使って作られています。「ノンオイル 味噌ドレッシング」には原料の約2割に「やまびこ味噌」が使われ、1年以上の時間をかけて開発された商品です。 「ノンオイル 味噌ドレッシング」の瓶をしっかりと振ってから蓋を開けると、味噌の香りがします。ノンオイルなのでサラサラとした液体状かと思っていましたが、予想していたよりもかなり重量感があり濃厚です。 どれだけ濃厚なお味噌の味がするのだろうと思って食べてみると、これまた予想を裏切られ、爽やかな柚子の風味が際立っています。味噌の風味はもちろんするのですが、味噌の濃厚さに爽やかな酸味が加わり、サラダが美味しく引き立ちます。 味噌というとどうしても和風だと思ってしまいがちですが、「ノンオイル 味噌ドレッシング」には和風という枠にこだわる必要はないように感じました。蒸し豚にも使ってみましたが、味噌の甘みが豚肉によく合い、脂身のしつこさを酸味が消してくれるという絶妙なたれになりました。 何にかけても美味しくなる「ノンオイル 味噌ドレッシング」、これからも料理に使うのが楽しみです。 パスカルさんだ
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旅は楽しく、観光してお買い物してと夢中になっていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。それでも時間ぎりぎりまでお土産を買いたい、と気持ちは誰でも同じです。 そんな時に便利なのが駅チカにある「ぽんしゅ館」。利き酒番所として有名な日本酒のラインナップはもちろん、越後の三十蔵もの醤油蔵のお醤油やお味噌、お米やお土産など新潟のおいしいものが揃うお店です。 新潟駅南口西通路改札からすぐの場所にある「ぽんしゅ館」 新幹線から新潟駅に到着して、一番に向かったのが「ぽんしゅ館」です。「ぽんしゅ館」は新潟駅で改札を出て、そのまま外に出ることなく行くことができます。駅構内の案内看板に沿ってホテルメッツに向かって歩いていくと、懐かしさを感じる蔵のような外観の「ぽんしゅ館」に到着します。 「ぽんしゅ館」には越後の93もの酒蔵が集まり、利き酒料500円で5銘柄を飲み比べることができます。また2000円で日本酒無制限飲み放題もできます。 「ぽんしゅ館」のホームページには、お得なクーポンもあるのでますますお得に楽しめます。カップルやご夫婦が楽しそうに利き酒を楽しんでいるのを見かけました。 お酒が飲めない私のメインは、新潟のおいしい調味料や食べ物です。食の宝庫とも言われる新潟はおいしいものが盛りだくさんで、お米をはじめ乳製品、醤油や味噌、おせんべいなどのお菓子やスイーツなどここだけで何時間も過ごせてしまいそうな空間が広がっています。 「ぽんしゅ館」では30の醤油蔵で生まれた醤油が並び、試食もできます 「ぽんしゅ館」に足を踏み入れた時から、上から下まで所狭しと商品が並びわくわくします。中でも店内の中央に見える、ずらりとたくさんのお醤油の瓶が並んだ棚が目に入ります。近づいていくと、その手前には醤油を実際に味わえる試食コーナーがあります。 濃口醤油をはじめ、たまり醤油や再仕込み醤油、だし成分が入った旨み醤油、にんにくが入った醤油など、あまりの品ぞろえに一つ一つの醤油の説明を読みふけっては味わってを繰り返してしまいます。 また、味噌コーナーにも試食が用意されていて、味わってから購入することができます。今回の新潟でお味噌を買って帰ると決めていたので、試食して自分好みのお味噌を選べるのはうれしいものです。全てのお味噌の試食があるわけではありませんが、12種類も試食があるなんてなかなかありません。「ご遠慮せずにご試食ください」の注意書きも目を引きます。 食の宝庫新潟ならではのおいしいものがいっぱい揃う「ぽんしゅ館」 最近は食べきりサイズの少量サイズのお米も見かけるようになりましたが、「ぽんしゅ館」でも南魚沼産コシヒカリが5合サイズで販売されていました。ちょうど新米の季節だったので、お米も沢山並んでいます。お米を使った商品も豊富です。お餅やおせんべいなどはもちろん、甘酒や新潟名物でもある「爆弾おにぎり」も販売されています。 「爆弾おにぎり」は1個のおにぎりにお茶碗2杯分のご飯を使ったおにぎりで、もちろん南魚沼産のコシヒカリの一等米が使われています。サイズは大と小の2種類で、約9cm、約400gのものと約7cm、約200gの「爆弾おにぎり」から選べます。 そして目立つコーナーに置かれていたのがお麩です。有名な車麩も違うメーカーのものが何種類も並び、サイズも豊富です。また新潟県村上市は北限の茶処として知られていますが、在来種の雪国緑茶や約100年ぶりに復活に成功した雪国紅茶も販売されています。 ちなみに行きに立ち寄った「ぽんしゅ館」ですが、もちろん帰りにも立ち寄りました。行きに立ち寄ってるので帰りは短い時間でお土産を選べるかなと思ったのですが、新幹線の時間ぎりぎりまで見てしまいました。いくら時間があっても足りなくなってしまう、なんとも魅力的な場所です。 「ぽんしゅ館」
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近所なのに、いつも行くスーパーマーケットというのは決まってしまいがちです。近さだったり、品ぞろえだったり、値段だったり、人によって選ぶ基準は違うでしょう。いつもと違うスーパーマーケットに行くと、ついついあれこれ見てしまいお買い物をしたくなるのは誰でも同じ。お買い物を終えてレジに並んだその時、目に入ったのがこの小宮山製菓「あずみ野ミックス」。急に子どもの頃に食べたことがあるような懐かしさが胸に広がり、手に取りました。 3種類のお菓子が入る「あずみ野ミックス」を作る、小宮山製菓 小宮山製菓は「あずみ野ミックス」というお菓子の名前から分かるように、長野県安曇野市にあるお菓子メーカーです。小宮山製菓の看板商品は「サラバンド」というお菓子です。一枚一枚を薄く焼き上げた香ばしい生地にホワイトクリームが二層にサンドされています。クッキーのようですがクッキーとは違う生地の香ばしさとホワイトクリームの絶妙なハーモニーが楽しめるのだとか。 小宮山製菓が作る生地は、クッキーやビスケットと同じ小麦粉を原料にした煎餅です。小麦粉、砂糖、卵を練った生地でせんべいを焼いた後に、そのせんべいにクリームをサンドしたりしてた商品が数多く販売されています。 この小宮山製菓が作る、ざくっとした歯ざわりの生地はクッキーではなく「欧風せんべい」と呼ばれています。せんべいというとお米で作られたものを想像しますが、小麦粉で作られた関西地方でよく見られるタイプのせんべいに近いです。この独特な食感はクリームにもよく合い、クッキーとも関西風のせんべいとも全く違うお菓子になっています。 ピーナッツの風味が香ばしい「ロールピーナ」 3種類のお菓子が入った「あずみ野ミックス」の中で、一番シンプルなのが「ロールピーナ」です。カリッと軽い食感のあとに、ピーナッツの風味が口の中に広がります。以前食べた関西風のせんべいにもピーナッツが入っていましたが、やはりそれとは全く違います。 サクッと軽く、ピーナッツの粒は一切感じず鼻に抜ける風味にほんのりピーナッツを感じます。「ロールピーナ」が和か洋かと聞かれれば、間違いなく洋です。でもクッキーじゃない。まさに「欧風せんべい」というのがぴったりだと感じられるお菓子です。 食べる前からわくわくしてしまう「信州みそチョコせん」 信州を代表する食材である味噌が生地に練り込まれ、さらにチョコレートがコーティングされた「信州みそチョコせん」。一体どんな味なのかわくわくしてしまうネーミングですよね。味噌とチョコ、食べたことはないけれど間違いなく美味しそう。 袋を開けてみると味噌の香りは感じません。ロールされた味噌せんべいの中に、ホワイトチョコレートがコーティングされています。思っていたよりずっと上品です。かじってみるとまず味噌の味がし、生地の香ばしさは「ロールピーナ」以上にしっかりとしています。そこへホワイトチョコレートの上品な甘みが加わると、甘くてほんのりしょっぱい不思議なおいしさを味わえます。 レトロなパッケージがおしゃれな「アミーパピロ」 昭和っぽい懐かしさを感じる「アミーパピロ」、このすみれ色とまるでレースのようなスズランの模様がそう思わせるのでしょうか。パッケージを開けてみるとこれまでの2種類よりも太く、中に白いクリームが入れられているのが見えます。 食べてみると生地はこれまでよりザクッとして、クリームはあっさりと軽い風味です。クリーム入りなのでもっと重くどっしりとしたものかと思っていましたが、ペロリと食べられました。 3種類とも個性的で、どれもおいしい「あずみ野ミックス」。子どもの頃おばあちゃんちで食べたような懐かしさから買ってしまいましたが、期待していた以上に見た目も味もたのしいお菓子でした。 小宮山製菓 小宮山製菓 信州 あずみ野ミックス 16本 10入 価格:2,808円(2021/1/19 14:10時点)
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愛知県を代表するお味噌と言えば「八丁味噌」、豆味噌(赤味噌)の一種でカクキューと「まるや八丁味噌」の2軒の老舗でしか作られていないお味噌のことです。豆味噌が他の味噌と大きく違うのは、大豆と塩だけを使って作られていることです。豆味噌の独特な風味が好きだと言う方は多い半面、ちょっと苦手という方もいるちょっとクセのあるお味噌です。そんなカクキューからも米こうじ味噌が販売されています。 カクキューの「田舎こうじ味噌」は売店か通信販売のみでの販売です カクキューの「田舎こうじ味噌」を見つけたのは愛知県岡崎市にある八丁味噌の郷の売店でした。八丁味噌や八丁味噌を使ったキャラメルやおせんべいなどのお菓子など、他では見かけないような商品も多く販売されています。 八丁味噌だけでも何種類もあり、八丁味噌に米こうじ味噌をブレンドした赤だし味噌も数種類あります。そんな沢山並ぶ味噌の中で、「田舎こうじ味噌」は黒や赤い色をしたパッケージの中では珍しい黄色い箱に入っています。 これは「田舎こうじ味噌」が、カクキューの味噌の中でも米こうじの割合が多く赤出し味噌用に特別仕込みをした味噌になっています。カクキューの売店と通信販売でしか販売していない珍しいお味噌です。 「田舎こうじ味噌」は赤だし味噌よりも明るい色をしています 東海地方で飲まれているお味噌汁「赤だし」に欠かせないのが八丁味噌などの豆味噌です。しっかりとした固さのある豆味噌は、だし汁に溶けにくく使いにくいという難点もあります。それを解消できる、柔らかく使いやすい赤だし用の味噌が「赤だし味噌」です。柔らかいと言っても普通のお味噌くらいの固さなので、扱いにくさはなくいつものお味噌と同じように使えます。赤だしを作る時は、いつもよりもだしを濃いめにして作ると、バランスの取れたおいしい赤だしになります。 「田舎こうじ味噌」も赤出し味噌の一種ですが、使っている赤出し味噌よりも随分と黄色い色をしています。ですが「田舎こうじ味噌」の箱を開けて袋を出しみてた瞬間「赤い!」と感じたので、いつもの米こうじ味噌というよりは赤だし味噌に近いです。 皮を取って仕込まれた大豆が使われ、米こうじには丸米が使われています。袋の外から見てもしっかりとした粒が見ることができます。 豚汁を作ってもおいしい「田舎こうじ味噌」 赤だし味噌には、なめこ、たまねぎや豆腐、わかめや油揚げなどシンプルな具材がよく合います。ですが、米こうじの割合が高い「田舎こうじ味噌」を使った私のお気に入りは、豚汁です。八丁味噌のしっかりとした大豆の風味が加わることで全体の味が引き締まりますし、八丁味噌にはない米こうじの甘さが具材のおいしさを引き立てます。 豚汁に入れる具材は家庭によっても違うと思いますが、我が家では豚バラ肉、大根、にんじん、ごぼう、れんこん、こんにゃくは必ず入れます。日によっては里芋やじゃがいもを入れることもありますが、沢山作って沢山食べるので煮崩れしないよう食べる分だけ入れるようにしています。 沢山作ったつもりでも、あっという間になくなってしまうのが豚汁。体調を崩しやすいこの季節は、食べる前に生姜を添えてもおいしくなりますし体も温まります。 カクキュー「田舎こうじ味噌」
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味噌の賞味期限は1年以上あります 味噌は保存食ですので、腐りにくく日持ちのする食べ物です。賞味期限としては冷蔵保存で1年程度あり、表面にカビが生えたり、ひどく変色したりしていなければ、食べても問題はありません。 しかし味噌は空気に触れることで、だんだん発酵が進み、色も黒ずんで、味もやや渋みを帯びた味に変化します。最近はあらかじめ発酵を止める酒精という成分が含まれている味噌も多いので、それほど気にならない場合も多いですが、好きな味噌だからこそ、味が変わってしまうのは残念でもあります。 味噌だけではなく、調味料全般に言えますが、調味料は特に「いつまで食べられるか」判断するのはすごく難しいです。「開封後はお早めに」と言われても、なかなか早く使いきれない時もあります。 味噌の場合は、買った時の容器そのままで保存するなら付属の薄い半透明のシートできちんと味噌の表面を覆い、空気に直接触れないように保管すること。別の容器で味噌を保存するなら、蓋つきの容器に入れるようにするのが大切です。 味噌の保存容器は琺瑯のバットがオススメ 昭和を代表する料理研究家、辰巳浜子さんがその著書『みその本 みその料理』の中で家庭用のみその保存について、次のように書いています。 「瀬戸引きのバットを用意して、各種のみそを区切って入れ合わせます。 バットのふたをあければ、好むままに、合わせみそ、ふくさみその配合が自由自在です。」 「みそとみその区切りに、だしこんぶを用いればみその味もよくなり、三ヶ月も経つとこんぶがおいしいみそ漬けになります。」 瀬戸引きというのは今でいう琺瑯(ホーロー)のこと。バットとは四角い平べったい容器のことです。 今では区切りのあるバットもありますが、だし昆布で区切り、それを食べるという発想はさすがと言わざるを得ません。それとも昔の方はこうやって工夫していたのでしょうか。 味噌の保存にいい琺瑯容器は無印やニトリでも買えます 食材の保存に琺瑯がいいというのはよく言われています。容器に匂いがつきにくいので、キムチとか漬物とか、もちろん味噌にぴったりなのです。雑菌がつきにくい、熱伝導が良い、直火OKなのも嬉しいです。 琺瑯のネックはお値段です。プラスチックの容器に比べて割高感が否めません。しかしタッパーやその他100均の容器とは品質に格段の違いがあります。タッパーや100均のケースをオススメしない一番の理由は、容器に匂いが残って、味噌の風味が悪くなってしまうことです。長く大事に使いたいなら、味噌の保存には琺瑯の容器をオススメします。 味噌は4種類冷蔵庫にあると料理の幅が広がります 味噌はどの味噌が美味しいのかというのは一概に言えません。それぞれの好みが違う上に、味噌の種類は日本全国で約4000以上。米味噌、麦味噌、豆味噌といった主要材料による違いや、塩分量、発酵方法、発酵時間によって実に様々です。手前味噌のように、自宅で自家製するお味噌もあります。 美味しい味噌を見つけたいなら、自宅の冷蔵庫には4種類の味噌を常備することをお勧めします。 賞味期限は1年以上あるのですから、あまり使わない味噌があっても気にする必要はありません。ご家庭の定番味噌を1種類、それとは別に赤味噌、白味噌といった種類の違う味噌を2種類。定番は米味噌のご家庭が多いでしょうから、最後のもう1種類はあえて麦味噌か豆味噌から選ぶと、それぞれの味の違いが引き立ちます。 これはあくまで一例で、ご家庭によって塩分量の違う4種類を揃えておいて、年配の方には塩分少なめ、部活で忙しい子供には塩分多めの味噌というパターンもあります。また、それぞれの土地の味噌を楽しむという意味で、蔵ごとに4種類食べ比べて見ても楽しいかもしれません。 味噌の種類が豊富であれば、たとえ毎日同じ具材でも、少しずつ違う味わいを楽しむことができます。もちろんそれらをブレンドして、新しい味にチャレンジしてみることも楽しみの一つになりますね。 味噌の保存と使い分けを知るのは料理上手への第一歩! was last modified: November 16th, 2017 by おいかわ…
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これまで赤だしのお味噌汁を外で飲むことはありましたが、家ではほとんど作ったことがありませんでした。ずっと以前に豆味噌を使ってみたこともあったのですが、しっかりとした固さのある豆味噌は使いにくくそれ以来買っていませんでした。先日「カクキュー」に行ったときに「赤だし味噌」を購入したので、久々の赤だしに挑戦です。 「赤だし」とは豆味噌を使ったお味噌汁のことです 「赤だし」とは愛知県を中心に東海地方で好んで飲まれる、豆味噌を使ったお味噌汁のことです。愛知県では赤だし用に「赤だし味噌」が販売されています。豆味噌が大豆と塩のみで作られているのに対して、「赤だし味噌」には豆味噌をベースに米味噌やだしなどの調味料が加えられています。 この「赤だし」という呼び名は、関西地方で呼ばれ始めたと言われています。「白味噌」を日常的に使う関西地方では、その味噌の色の違いから普段のお味噌汁と区別して「赤だし」と呼び始めました。確かに白味噌と比べると、柔らかさも色も同じお味噌とは思えないほど違いを感じます。今日はいつものお味噌汁と違うことが伝わるよう「赤だし」という言葉が生まれたのでしょう。お味噌汁の味がこれだけ違えば、その時の気分に合わせてお味噌汁を変えられます。 ひと言で味噌と言っても風味が全然違うお味噌が全国に存在しています。もし、自分の好みに合わないお味噌だった場合は、自分好みのお味噌と合わせることで食べやすくなります。以前豆味噌を使って「赤だし」を作った時はうまくいかず、好みではなかったのもあり毎回米味噌と豆味噌を合わせてオリジナル味噌を作ってから使っていました。 「赤だし味噌」で作る赤だしにおすすめの具材はどんなもの? お味噌汁の具材、どんなものがお好きですか? 我が家はお豆腐、わかめ、ねぎ、大根などのシンプルな具材のローテションが多いです。普段は米味噌を使っているのですが、豆味噌にはどんな具材が合うのでしょうか。 「赤だし」には、なめこ、あさりやシジミ、玉ねぎとお豆腐、わかめと油揚げなどの具材がよく合います。そして今回新発見だったのですが、三重県を旅行した時に食べた豚汁が赤だしでした。東海地方では当たり前のことなのかもしれませんが、初めてだったのでとても驚きました。豚肉の甘さ、大根やごぼうとの相性もとても良く、美味しくいただきました。豆味噌のしっかりとした風味は、主張のある具材にも負けることなくまろやかに包み込んでくれます。 カクキューの「赤だし味噌」は出汁入りではありません 「赤だし味噌」の中には、だしが加えられたものもあります。カクキューの「赤だし味噌」だしは加えられていません。「赤だし味噌」は基本的に豆味噌と米味噌を混ぜ合わせたもので、そこへだしなどが加えられています。 私が今回購入した「赤だし味噌」には黒糖や酒精が入っていますが、同じカクキューの「赤出し味噌金カップ」には水あめやカラメル色素が入っています。同じ「赤だし味噌」でも原材料が違います。 豆味噌は固くて使いにくいという印象がありましたが、「赤だし味噌」は柔らかく使いやすい固さになっています。溶けにくいということもないので、いつものお味噌と同じように使うことができます。 豆味噌はお味噌の中でもしっかりとした固さと風味があるので、味噌に負けないよう濃いめにしっかりとだしを取るのが美味しく作るポイントです。いつも通りのだしで「赤だし」を作ったら「美味しくない」と家族に不評だったのですが、いつもより濃いめのだしにしたら「美味しい」と言ってもらうことができました。 カクキュー赤だし味噌500g 価格:604円 (2017/10/13 15:08時点) 感想(3件)
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最近お味噌ブームがきている私。旅行のついでに愛知県岡崎市にある「八丁味噌の郷」に立ち寄りました。あいにく工場見学がお休みの時間だったので工場見学はできませんでしたが、売店で見つけたのがこの「八丁味噌パウダー」です。 「八丁味噌」は愛知県岡崎市の老舗2社でしか作られていない 一般的に赤味噌や豆味噌と呼ばれている、大豆で作られるしっかりとした固さのあるお味噌。そういえば赤味噌と八丁味噌、とてもよく似た見た目ですがどう違うのでしょうか。 実は八丁味噌というのは、愛知県岡崎市八帖町で一本道を挟んだ場所に並んで建つ「カクキュー」と「まるや八丁味噌」の2軒の老舗でしか作られていないお味噌のことです。この辺りは岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある、かつて八丁村だった場所で、大豆と塩のみを使って伝統製法で造り続けている赤味噌を「八丁味噌」と呼びます。 八丁味噌の一番の特徴は、お味噌の中でもひときわ濃いチョコレートのような色です。「八丁味噌」の色は、大豆を蒸すことによって赤褐色になります。てっきり発酵や熟成の過程であのような色になると思っていたので、蒸した時点でチョコレート色になっているとは予想していませんでした。 八丁味噌は水分量が少ないので、大きな桶の中で上に職人が乗れるくらいしっかりとした固さがあります。さらにしっかりと踏み込んでいくことで余分な空気を抜き、2年以上熟成させて八丁味噌は完成します。 「八丁味噌パウダー」は三河産大豆の八丁味噌をフリーズドライにしている 工場見学はできなかったけれど、せっかく「カクキュー」まで来たのだから何か買って帰りたいと思うもの。あれこれ悩んで、真っ先に買うことに決めたのがこの「八丁味噌パウダー」です。「八丁味噌パウダー」は三河産の大豆を使って作った八丁味噌をフリーズドライで粉末にしたもの。粉末のお味噌、あれこれ料理に使えそうでわくわくします。 カクキューの売店の入口では、「八丁味噌ソフト」が販売されています。八丁味噌が入ったソフトクリームに、「八丁味噌パウダー」と味噌せんべいのトッピング付きです。コーンかカップを選ぶこともできます。 味噌味のソフトクリームを食べるのは生まれて初めて。ちょっとドキドキしながら八丁味噌のソフトクリームを口に運ぶと、まあおいしい! まるで塩キャラメルのような、香ばしさのある甘さとちょっぴりしょっぱい味わいのするソフトクリームです。「八丁味噌パウダー」がかかった部分を食べると、さらに八丁味噌の風味が感じることができます。見た目もココアパウダーのようで、味噌せんべいも甘さと固さがちょうどいい口直しになります。 カレーにもチーズにも、「八丁味噌パウダー」はちょいがけできちゃう カクキューの「八丁味噌パウダー」をどう使おうかなと考えたとき、まず最初に試したかったのが「八丁味噌パウダー」×カレーライスの組み合わせです。味噌とカレーは初めての組み合わせだけど、不思議と合わないとは思えないのはなぜでしょう。 カレーの隠し味に使おうかとも思いましたが、後から「八丁味噌パウダー」を振りかけて味を比べてみることにしました。「八丁味噌パウダー」をかけたカレーを食べてみると、明らかに味が変わります。八丁味噌の味はそれほど強く感じないのですが、カレーの味がハッキリとしコクが生まれたように感じます。 カレーに添えたソーセージにも「八丁味噌パウダー」をかけてみたのですが、これがまた意外ですがよく合います。また「八丁味噌パウダー」をチーズにかけても美味しく、思っていたよりも何にでもよく合うので驚いています。また、マヨネーズと混ぜ合わせても美味しそうです。 「八丁味噌パウダー」の瓶には出てくる粉の量を調整できるものは付いていません。瓶の口が思っているよりも広いので、そのまま瓶を振って食材にかけてしまうと「八丁味噌パウダー」が出過ぎてしまうことがあります。一度スプーンなどに取ってからかけた方が安心です。 カクキュー「八丁味噌パウダー」 カクキュー 八丁味噌パウダー 200g 価格:2,540円 (2020/6/19 10:38時点) アイスクリームやカレーにも!?カクキュー「八丁味噌パウダー」 was last modified: June 19th, 2020 by…