一寸法師ゆかりの地といわれる、安立(あんりゅう)商店街 大阪にある住吉大社は全国の住吉神社の総本社であり、日本を代表する神社の一つです。お正月に家族と住吉大社に初詣に行った帰りに歩いていると、「安立商店街」という名前の雰囲気のある商店街があることに気がつきました。 安立商店街の近くには路面電車の阪堺電車が走っていて、とても趣があります。吸い込まれるようにアーケードがついた商店街へ入ると、小さな一寸法師の垂れ幕がかかっているのに気が付きました。 誰もが知っている昔話の一寸法師。 子どものいないおじいさんとおばあさんが子宝祈願に参ったのがこの住吉大社だったそうです。 安立商店街は「一寸法師ゆかりの町」として、お椀の舟に乗って針の刀を振りかざしている勇ましさの中にもかわいらしさのある一寸法師の「あんりゅーくん」の垂れ幕がかかっていました。 兵庫県・大阪府・奈良県に65店舗ある「関西スーパー」 お正月だからお休みのお店も多いことは分かっていたけれど、立ち寄ってみると「関西スーパー」は営業していました。 「関西スーパー」は、大阪府と兵庫県に65店舗を持つローカルスーパーです。 店内はお正月と言うこととお昼前という時間のためか、落ち着いた雰囲気で店員さんものんびりとした感じ。東京のスーパーマーケットのような雰囲気ではなく、商店街の一つのお店と言った雰囲気なのが妙に心地よく感じます。きっと時期と時間が違えば全く違う雰囲気なんだろうな。店頭に自転車がほとんど停まっていなかったことから、そう推測してしまいました。 「関西スーパー住之江店」は2階建て。1階にはレジと生活用品、野菜やパン売り場があり、2階には肉や魚、調味料やお菓子、牛乳などが販売されています。私の好きな関西ならではの「旭ポンズ」や「板前手造りポン酢」も販売されていました。関西ではおなじみのお菓子「鶯ボール」ももちろんありました。 最近ローカルスーパーに立ち寄ると必ず牛乳売り場も見るようにしています。地域によって見たことがない色々な牛乳、コーヒー牛乳、ヨーグルトを見ることができるので楽しいんです。買って帰れればもっといいのですが、買ってすぐに飲めるコーヒー牛乳を買う程度にとどめています。 限定イベント「ミニドーナツつかみ取り」では大阪の人情もつかみ取り あれこれお買い物を済ませると、この日限定で500円以上のレシートで小学生以下の子どもが「ミニドーナツつかみ取り」のイベントに参加できるとお知らせが貼ってあることに気づきました。 レシートを持って入口のすぐ横にあるサービスカウンターに向かうと、縦型の透明な箱にミニドーナツ入れられているのが見えます。レシートを見せると店員さんが「はい、お兄ちゃんいっぱい取ってってー」と声をかけてくれました。 緊張しながら右手を入れドーナツを取り店員さんの持っていたビニール袋に入れると、「チョコが少ないな」と言って店員さんが箱に手を入れチョコ味のミニドーナツをいくつも追加してくれます。 その勢いに圧倒されながら娘が箱に手を入れてミニドーナツを取った後、「はいこれおまけー」と、またまたミニドーナツを追加してくれています。さらにはお兄ちゃんの袋にも追加。 私たちも店員さんもニコニコで手を振り、先ほど引いたおみくじで大凶が出た息子も、今年はいいお正月だと言いながらお店を出ました。 おやつにあの時のミニドーナツを食べるたび、「あのつかみどりは楽しかった」と言っている子どもたち。このドーナツを食べ終わっても、ミニドーナツを見るたびに思い出せる楽しい思い出ができました。 関西スーパー
兵庫県
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生野菜は一日350グラム以上食べることが大切 忙しい毎日を送っていると、やはり気になるのが食事の乱れ。忙しいからとファストフードやコンビニの加工品ばかり食べていて、野菜不足になっていませんか?厚生労働省が策定した「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」によると、1日に生野菜を350g以上摂取することが健康に良いとされています。「緑黄色野菜120g、淡色野菜やきのこ、海藻類で230g」がベストバランスだそうです。しかしなかなか意識していないと達成できない量であることは間違いありません。 毎日少しでも生野菜を食べようと思うと、一番簡単なのはサラダです。朝の忙しい時になるべく包丁を使わなくてもすむように、さっと準備できるレタスやミニトマトは常備しておきたいもの。そして週末にサラダの材料をまとめて切って冷蔵庫に入れておくだけでも楽になりますね。 野菜はある程度定番でまわすとして、ここで工夫したいのがドレッシング。ドレッシングの種類をたくさん常備しておくと、同じ野菜でも全く違う味わいで楽しませてくれます。そういう意味でもドレッシングの役割はとても重要です。 実はドレッシングは和風タイプが人気です スーパーマーケットなどのドレッシング売り場には、あらゆる種類のドレッシングが並んでいます。同じ種類のドレッシングでも各メーカーによって味は違いますし、原材料も違います。カロリー控えめ、ノンオイルのものを選ぶ人もいます。 洋風のイメージの強いドレッシングですが、ドレッシングで人気の味は、ごま、玉ねぎ、醤油など和風のドレッシングの方がよく売れていると言われています。和食にも合う、おなじみの食材で作ったドレッシングは、食卓との調和も取りやすいということかもしれません。 やまびこ味噌を使ったJA兵庫六甲「ノンオイル 味噌ドレッシング」 醤油をベースに使っているドレッシングはスーパーマーケットでも販売されています。醤油と並んで日本を代表する調味料、味噌を使ったドレッシングはなかなかお目にかかることはできません。 JA兵庫六甲の直売所14カ所で販売されている「ノンオイル 味噌ドレッシング」は、兵庫県三田市で作られたお米と兵庫県内産の白大豆で仕込んだ「やまびこ味噌」を使って作られています。「ノンオイル 味噌ドレッシング」には原料の約2割に「やまびこ味噌」が使われ、1年以上の時間をかけて開発された商品です。 「ノンオイル 味噌ドレッシング」の瓶をしっかりと振ってから蓋を開けると、味噌の香りがします。ノンオイルなのでサラサラとした液体状かと思っていましたが、予想していたよりもかなり重量感があり濃厚です。 どれだけ濃厚なお味噌の味がするのだろうと思って食べてみると、これまた予想を裏切られ、爽やかな柚子の風味が際立っています。味噌の風味はもちろんするのですが、味噌の濃厚さに爽やかな酸味が加わり、サラダが美味しく引き立ちます。 味噌というとどうしても和風だと思ってしまいがちですが、「ノンオイル 味噌ドレッシング」には和風という枠にこだわる必要はないように感じました。蒸し豚にも使ってみましたが、味噌の甘みが豚肉によく合い、脂身のしつこさを酸味が消してくれるという絶妙なたれになりました。 何にかけても美味しくなる「ノンオイル 味噌ドレッシング」、これからも料理に使うのが楽しみです。 パスカルさんだ
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そろそろお鍋が恋しい季節が近づいてきました。ポン酢好きの我が家では一年中ポン酢が大活躍していますが、ポン酢と言えばやっぱりお鍋ですよね。熱々の具材を冷たいポン酢に付けて食べるあの幸せ、ちょっぴり冬が待ち遠しくなります。 いつも使っているポン酢はありながら、新しいポン酢も気になってしまうのがポン酢好きというもの。今回初めて買った「板前ポン酢」、一体どんなポン酢なのでしょうか。 「板前ポン酢」は、1795年創業「日本丸天醤油」が作っています 大阪のスーパーマーケットで見つけた「板前ポン酢」。兵庫県たつの市に本社がある「日本丸天醤油」が製造しています。醤油をはじめ、粉末調味料やつゆ、レトルト、たれ、ぽん酢など商品を製造販売しています。 日本丸天醤油の事業発祥の製品でもある、うすくち醤油をはじめ醤油のラインナップだけでもかなりの数があります。こいくち醤油、かつお醤油、だし入り減塩醤油、実入り山椒醤油などネット限定販売などのものを含めると10種類以上のお醤油が販売されています。 揖保乃糸などそうめんでも有名な兵庫県だけあって、「そうめんつゆ」だけでも何種類もあるのはさすがです。関東地方よりもポン酢の消費量も多い関西地方のメーカーだけあって、ポン酢のラインアップも7種類もあります。一体どんな味なのか気になります。ゆずの香りが強いポン酢、だしの風味が強いポン酢などそれぞれ特徴がありますが、「板前ポン酢」は瓶のラベルにも書かれているようにすだちの爽やかな酸味が特徴です。 板前と共につくった、妥協のない味「板前ポン酢」 ポン酢はかなり幅のある調味料です。ポン酢の酸味が苦手という方もいるようで、色々なメーカーから酸味がまろやかなタイプのポン酢もたくさん販売されています。 そして関東地方のスーパーマーケットだと大手メーカーのものが数種類しか置かれていないなんてこともよくあります。関東地方よりも関西地方の方がポン酢はよく売れているそうで、たこ焼きやお好み焼き、餃子やてっちり、てっさなど食文化による違いも関係しているのかもしれません。 「板前ポン酢」はインパクトのある、強いポン酢です。柑橘系の酸味がハッキリくっきり、そうでありながらだしの味も醤油の味もピンと伝わってくる強いポン酢です。私が普段使っている「旭ポン酢」もかなり強さのあるポン酢ですが、「板前ポン酢」も負けていません。 「旭ポン酢」の柑橘果汁はすだち、ゆこう、ゆずが使われていますが、すだちのキンとした酸味が際立っています。瓶の蓋を開けた瞬間から、爽やかな香りがぱっと広がります。すだちの鮮烈な香りとゆずのやさしい香りが合わさって、食欲が刺激されます。 どんな料理にも合わせやすい、鮮烈な風味を楽しめる「板前ポン酢」 私はポン酢が大好きで、なかでもキリッとした酸味の強いポン酢が好みです。この「板前ポン酢」はまさに私好み、店頭で見かけてつい買ってしまいましたが、大当たりでした。 ポン酢のいいところは「ちょっとひと味欲しいな」と思ったときにサッと手軽にかけられるところです。たこ焼きを食べていてもかつおぶしとソースに飽きたら、ねぎを乗せてポン酢をちょこっとかければ口直しにもなります。「板前ポン酢」はしっかりとした酸味とだしの風味がきいているので、熱々のたこ焼きにかけてもポン酢が負けません。 しょうがをきかせたもやしを入れて作る鶏つくね。淡白な鶏ひき肉としょうががアクセントになった鶏つくねに、すだちの華やかさとだしの風味、醤油の味が強い「板前ポン酢」がよく合います。照り焼きソースにすることもあるのですが、「板前ポン酢」の方が好評です。 「板前ポン酢」は大阪のスーパーマーケットで購入しましたが、帰って来てから都内でも高級スーパーやデパートでも売られている事に気づきました。地方で出会ったものに東京で出会うと、まるで自分が目が利くようになったみたいで少しうれしくなってしまいます。 日本丸天醤油「板前ポン酢」 大阪ポン酢 3種類味比べ 旭ポン酢、うらら香、板前手造り 360ml 各1本 価格:2,940円 (2020/7/10 10:35時点) お鍋の季節到来!ポン酢好きがオススメする「板前ポン酢」 was last modified: July 10th, 2020 by…
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関西のスーパーは関東よりソース売り場が大きい? 旅先でスーパーマーケットに行くと、新しい発見や珍しいもの、地元のスーパーマーケットとの違いに気づくことがあります。この夏、関西地方を旅したとき、関西のスーパーマーケットはソース売り場がとても充実していることに気づきました。 売り場面積も広く、ウスターソース、とんかつソースはもちろん、どろソースやお好み焼き用ソースなど見ているだけで楽しいラインナップが揃っています。 我が家の冷蔵庫に入っているソースは、カゴメのウスターソースとオタフクのお好みソースの2種類です。ウスターソースはカレーの隠し味用、オタフクソースはトンカツやお好み焼き、たこ焼きに使っています。 普段ソースをあまり使わない私ですが、急にソースに興味がわいてきました。そんな時、兵庫県の友人から「三田とまと使用 とんかつソース」をもらいました。兵庫県でしか売っていないソースと聞いて、早く食べてみたくて仕方ありませんでした。やっぱりトンカツは「とんかつソース」で食べるのが美味しいんです。 洋食調味料「とんかつソース」の発祥は兵庫県神戸市 「とんかつソース」が誕生したのは兵庫県の神戸です。兵庫港が開港してから西洋文化が広まる中で、庶民の間で特に人気だったのが「とんかつ」でした。広まっていく洋食に合うソースを作りたいとの思いで試行錯誤が繰り返されます。 日本で最初に浸透したソースはウスターソースでした。しかし醤油のようにさらっとしたウスターソースはコロッケなどの揚げ物にかけると味が染みる前に滴り落ちてしまいます。 どうにかとろみのあるソースができないものかと試行錯誤の末、コーンスターチを色々な温度帯で混ぜていくうちにある高温帯でコーンスターチを混ぜるとソースがどろっと固まり、その状態を保つことが分かったのです。 昭和23年日本初の家庭用「とんかつソース」がオリバーソースから販売され、新しい洋食の調味料として日本中に広まりました。たこやきやお好み焼きにソースをかけるようになったのもこの頃で、日本のソースとして新しい食文化が生まれ定着していったのです。 JA兵庫六甲パスカルさんだオリジナル「三田とまと使用 とんかつソース」 兵庫県三田市はトマトの生産が盛んで、熟しすぎたものや、大きくなりすぎたものなど味は美味しいのに流通できないトマトを活用しようと、篠山市のソースメーカー「七星ソース」と「パスカルさんだ」で共同で開発されたのが「三田とまと使用 とんかつソース」です。 味の濃い三田産トマト「桃太郎ファイト」がたっぷりと使われています。その含有量は30%と、見た目からもトマトがたっぷり入っているのが分かる赤みを帯びた色になっています。 ネットでの販売もしておらず、都内で見かけたことはありません。JA兵庫六甲の直売所15ヵ所でしか購入できないという、レアなとんかつソースです。 入手困難と聞くとちょっとずつ使いたくなりますが、美味しいからあっという間になくなってしまいそうです。 「三田とまと使用 とんかつソース」はトマトの酸味とソースの甘みが絶妙 「三田とまと使用 とんかつソース」を小皿に取ってみると、瓶に入っている時よりも澄んだ赤い色をしているのが分かります。ちょっぴり舐めてみると、トマトの酸味とソースの旨みと辛みが感じられます。とんかつや揚げ物にかけるのはもちろん、どう使っても美味しくなるに違いないと確信します。 「三田とまと使用 とんかつソース」はトンカツだけではなく、揚げ物全般、オムライスやハンバーグのソースとしてもおすすめです。 甘さと酸味、スパイシー加減といいどれもが絶妙なバランスなので、どんな料理にも合わせやすくなっています。 メンチカツのソースとして使った翌日、ちょっと雰囲気を変えて、「三田とまと使用 とんかつソース」を使った鶏肉の照り焼きを作ってみました。ソースを使って照り焼きを作るのは初めてでしたが、「三田とまと使用 とんかつソース」のおかげで簡単に美味しく作れました。 みりんを使ったので一般的な照り焼きよりは色が浅めになっていますが、「三田とまと使用 とんかつソース」の風味を邪魔しない美味しいソースになりました。野菜にもよく合うので、付け合わせにドレッシングなど必要ありません。…
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ハバネロに魅せられた一人の男性。 その男性が、「秘伝の醤」と表現するのが、この胡麻辣醤(ゴマラージャン) です。長い間、家庭の中だけで楽しんできた味を、広く知ってほしいと2016年に製品化したものです。たっぷりと練りこまれた白ごまと、燻煙でいぶされたスモーキーハバネロ。山椒、花椒、八角といった香辛料の豊かな香り。辛いけれど、その辛さが気にならないくらいまろやかで、癖になる味わいです。スティック野菜につけてもよし、ごはんのお供にもよし、炒め物、和え物…。ハバネロという言葉に少し躊躇していた私でも、あっという間に1瓶使いきってしまいました。 無農薬、無化学肥料、丹波篠山で育ったハバネロ ハバネロの生産、収穫から加工品の製造までを一貫して手掛けるのが、自らをハバネロマンと称す、近藤卓さんです。京都から車で1時間ほど。兵庫県の中東部に位置する兵篠山市で2005年からハバネロを栽培しています。2008年には法人化し、「ターンムファーム」を設立しました。いわずもがなではありますが、ハバネロはメキシコのユカタン半島などで生産される激辛唐辛子。日本国内では、2000年に有限会社篠ファームが国内で初めて商業生産を開始したとされています。 ターンムファームのホームページによると、近藤さんとハバネロの出会いは2002年。友人からもらった1つの実でした。色と形、香水のような豊かな香、フルーティーでやさしい甘み。そのすべてに魅了され、試行錯誤で栽培を開始。種をとり、発芽させ、栽培し、また種をとり、栽培する。これらを繰り返し、1つの実から株数を増やしていったそうです。現在は1800株の規模で生産しています。4月に種をまき、苗を育て、ポットに鉢上げします。6月中旬に苗を畑に植え、9月、実が色づいたものから収穫していきます。これがハバネロの栽培の流れです。1800株は、家族で生産できる最適な規模と、自分の手でできる規模を維持。農薬も化学肥料も一切使わず、土づくりから栽培、収穫、加工、出荷までを家族で担っているんです。 家庭の味を製品化、万能調味料 1瓶100mlの胡麻醤ですが、買ってから1カ月で使い切ってしまいました。いわゆる基本的な調味料以外のものは、好きで買っても使いきれず冷蔵庫の片隅に眠ってしまうこともしばしばの私にとってはかなり異例のこと。それだけ使いやすいのです。何よりもまず言えるのは、そのままでもおいしいということ。材料は醤油、白ごま、なたね油、米酢、甜菜糖、スモークハバネロ、山椒、花椒、八角。ふたを開けた時にわっと押し寄せる山椒、花椒、八角のスパイシーな香り。口に入れたときに感じるほのかな甘みとごまのこっくりとしたうまみ。すっと鼻に抜ける山椒の香りと刺激。そして舌とのどをひりっとさせるハバネロの辛み。そのすべてがちょうどよい加減に配合されています。 料理への応用範囲も広いというのが、もう一つの特徴。中華料理との相性はもちろんですが、胡麻和えの和え衣に少し加えたり、マヨネーズに加えてディップにしたりと和、洋を問わず使えます。ちなみにおすすめの使い方と近藤さんが記すのは水餃子。手製の皮のもちもち食感との相性は「最高」だそうです。 ホットソースもおすすめ ハバネロのおいしさを堪能したい方には、「Mellow Habanero」のマイルド、エクストラ、ヘブンがおすすめです。トマトやマンゴー、玉ねぎ、米酢、塩などを調合し作られたものです。ハバネロはもちろんですが、玉ねぎ、にんにくはターンムファームが無農薬無化学肥料で育てたもの。トマトやマンゴーは自家製ではないですが、無農薬無化学肥料栽培のものを採用しています。国産米100%の米酢、沖縄産の自然塩と調味料に至るまで、厳選した食材が使われています。 マイルド、エクストラ、ヘブンは材料と材料の配分比率などにより辛さや甘さのバランスが異なります。ハバネロに慣れていない人はマイルドから。ハバネロを思う存分楽しみたい辛党の人は、マイルドに比べ、ハバネロの量が6倍というヘブンをぜひお試しください。 ターンムファームの公式ショップ
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手のひらに乗るくらいの大きさで、鯛焼きのように鉄板で焼かれた丸くて中にあんこやクリームが入ってるお菓子。皆さんは、なんて呼んでいますか? 私は「今川焼き」です。でも「大判焼き」でももちろん同じものを意味するのだということは分かります。でも兵庫県では今川焼きでも大判焼きでもなく、「御座候(ござそうろう)」と呼ばれているのだとか。 メニューはたった2つ!「赤あん」「白あん」どっちにしよう 「御座候(ござそうろう)」は兵庫県姫路市が本社の株式会社 御座候(ござそうろう)が製造販売する和菓子です。 私は大好物なのに、近所に売っているお店もなく、旅先で見つけるとついつい買いたくなってしまいます。 店舗の名前が商品名として呼ばれているなんて、よほど親しまれ愛されているんだなと感じます。 そんな愛されている御座候、店頭で手際よく焼かれていくのを見ると幸せな気持ちになります。粒の残った小豆あんが入った「赤あん」と、手亡(てぼう)豆を使った「白あん」の2種類です。2種類なのにどちらにしようか迷ってしまうのも毎回のこと。並んでいる間に「一つは今食べて、もう一つは持って帰ろう」とかあれこれ考えるのも楽しい時間です。 「赤あん」には御座候自慢のあんこが使われています。北海道十勝産の小豆が使われ、小豆の風味が生きるよう優しい甘さに仕上げられています。小豆の粒がしっかりと残り、あんの水分量も噛んでもこぼれない、ちょうどいい柔らかさです。 これ結構大事なんですよね。 あんがパサついてしまい、ぽろっとこぼれてしまう今川焼きも少なくありません。御座候を食べてそんなことは一度もありません。 「白あん」には北海道十勝産の絹手亡(てぼう)が使われています。ほくっとした食感が残る、なめらかな白あんです。「白あん」を置いているところが少ないので、食べたくなってしまう味です。 ちなみに御座候が次々と焼かれているのも手際がいいのですが、御座候を包んでくれる手際のよさも惚れ惚れするほど。箱に入れた後、あっという間にその箱が包装紙できれいに包まれて手渡されます。初めて見たときはきっと私、口が開いていたと思います。 関西地方のみならず、北海道や関東にも店舗があります 兵庫県や大阪府には店舗が多い御座候ですが、北海道や関東地方、中部地方でも購入することができます。まさか関東で買えると思っていなかったので、見つけた時にはかなり驚きました。初めは横浜のそごうで見つけ、その後新宿の高島屋で。 ホームページを見てみると横浜高島屋や東武池袋、玉川高島屋など神奈川に3店舗、都内に5店舗、埼玉に2店舗、千葉にも2店舗あります。意外にも近い場所にあったのに気づきませんでした。 「御座候」のもう一つの魅力はその値段です。店舗によって値段が違うかも知れませんが、新宿の高島屋では「赤あん」も「白あん」も1つ85円でした。大阪では1つ80円だったように思いますが、それでも「御座候」が東京で食べられるなら十分お値打ち価格です。 御座候で販売されている「つぶあん」もおすすめです 見かけるとついつい買ってしまう御座候ですが、時々店頭で粒あんが販売されていることがありました。わが家はあんこ好きなので、販売されているのを見ると購入しています。普段の粒あんとは別に年末年始、春と秋のお彼岸の年3回、期間限定で「晴つぶあん」も販売されます。こちらは賞味期限が1カ月と短めですが、甘さは控えめでその分しっかりとした小豆の強い風味を感じることができます。 御座候の「粒あん」は赤あんと同じく甘さは控えめで、ぜんざいにしやすいよう赤あんよりもややゆるめになっています。ぜんざいだけでなく、トーストに塗ったりアイスにトッピングしたりととても使いやすいつぶあんです。缶のゆであずきだとゆるすぎるし、袋に入ったねりあんだと固すぎることが多いのでこのゆるさは絶妙です。 手軽に食べられる御座候。今時のきらびやかなおやつではないけれど、素朴で気取らない、みんなに愛されるおやつです。 御座候の公式サイトはこちら
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兵庫県をはじめとする大阪府、京都府などの関西地方では誰もが知っているのに、全国的にはほとんど知られていない「ポールウインナー」。見た目はよくある魚肉ソーセージです。初めて見たときは「普通の魚肉ソーセージじゃないの?」と戸惑いましたが、食べてびっくり、お肉の味がするウインナーです。 「ポールウインナー」は関西では給食にもでるくらい人気 他にはない独創的なものを作りたいという思いから「ポールウインナー」は研究・開発されました。セロハンでウインナーソーセージを作ったのは伊藤ハム創業者の伊藤傳三氏が初めてでした。 当時セロハンは飴や薬などを包むのに使われていたので、その裁ちくずを適当な大きさに切りそろえ筒状になるようにのり付けして作られていたのだとか。その当時からパッケージや主な原材料はほとんど変わらず、昔ながらの味を守っています。 いつ食べても「懐かしい!」と思うのにはもう一つ理由があります。1965年から1990年代までは、学校給食でも提供されていました。「小学生の頃いつもおやつに食べていた」「冷蔵庫にはいつも入ってた」なんていう、日常に当たり前に存在しているのが「ポールウインナー」です。 公式サイトで「ポールウインナー」の目撃情報を確認できます 進学や就職で関西地方から関東など他の地方に出てから「ポールウインナーをみんな知らない!?」「ポールウインナーが売ってない!」とがく然とする方も多いのだとか。そのためか「ポールウインナー」の伊藤ハムの公式サイトでは、取扱店舗とは別に「ポールウインナーみーつけた!」というポールウインナーの目撃情報を共有できるページがあります。 これを見れば自宅近くで「ポールウインナー」を売っているお店がどこなのかすぐに分かります。コメントも一緒に投稿されているので、「ポールウインナー」を見つけた喜びと同時に「ポールウインナー」がいかに愛されているかが伝わってきます。とても見やすいのでついつい自分の家の近所を調べてしまいました。これで我が家はいつでも「ポールウインナー」を入手できます。 「ポールウインナー」が全国展開できない理由は? 関西地方では圧倒的な人気の「ポールウインナー」は、これまで何度も販売エリアを拡大しようと試みられてきました。メディアやネットなどで紹介される機会は増えているものの、なかなかうまくいかないのだそうです。 その理由はハッキリとは分かっていませんが、理由の一つは関東ではおなじみの魚肉ソーセージに見た目が似すぎていることでしょう。おなじみの魚肉ソーセージは直径2cmほどの太いタイプのものが多いですが、「ポールウインナー」は1cmほどと細長いタイプです。見た目がちょっと物足りなく感じさせるのかもしれません。 そしてもう一つの理由が値段です。今回私が購入した「ポールウインナー」は10本入りで494円、魚肉ソーセージは5本入りで127円でした。倍ほど値段が違うのは、一般的にはなかなか大きいのではないでしょうか。 いつも身近にある庶民的なものだからこそ、手に取ってみるまでの見た目と値段が重要なのでしょう。見た目では違いが感じられないので、なかなか買うところまでいかないのかもしれません。 でも、「ポールウインナー」は魚肉ソーセージとは全く違います 見た目がそっくりの「ポールウインナー」と魚肉ソーセージですが、実際どう違うのか食べ比べてみました。違いがよく分かるよう、魚肉ソーセージも「ポールウインナー」と同じように細いタイプのニッスイの「おさかなのウインナー」を購入しました。 「ポールウインナー」には豚肉、マトン、牛肉のほかに魚肉のたらも使われています。「おさかなのウインナー」には魚肉としか書かれていませんでしたが、魚肉ソーセージの多くはたらのすり身を使って作られています。 開け方にはどちらも違いはなく、はさみなどを使わずにぺりっと簡単に開けて食べることができます。 色はかなり違いがあります。「ポールウインナー」は肉を使っていることもありますが赤みがあり、着色料や発色剤が使われています。「おさかなのウインナー」は白に近い淡いピンク色で、クチナシやトマトリコピンで着色しています。 そして食べてみると、味は全く違います。「おさかなのウインナー」は、プリンとした歯ざわりで、あっさりとしたシンプルな味わいです。マヨネーズを付けて食べてもいいですね。「ポールウインナー」を口にしてみると、魚肉ソーセージのような弾けるような感じではなく、ハムに近い食感です。そしてどっしりとした肉の重みを感じる味がします。粒こしょうを付けて食べても美味しいワイルドな味わいなので、クセを感じる方もいるかもしれません。 我が家でも「おさかなのウインナー」派と「ポールウインナー」派できれいに分かれ、男性陣にはポールウインナーが人気でした。そのままでももちろん食べられますが、お肉の味がしっかりしているのでナポリタンなどの料理に使っても美味しくなります。 おやつはもちろん、夕食前にお腹が空いて待ちきれない子どもにもおかず代わりに渡せます。おつまみにも使えますし、あと一品欲しいと言うときにもアレンジして料理しやすい「ポールウインナー」。次回は手巻き寿司にも使ってみたいです。 伊藤ハムの「ポールウインナー」公式サイトはこちら 伊藤ハム ロイヤルポールウインナー ソーセージ 10本入 価格:398円(2017/11/2 15:10時点) 関西では大人気「ポールウインナー」が全国展開しない理由を考えてみた…
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カフェ・ド・ムッシュの「アーモンドバター」は食パンにたっぷりと塗り、トースターで焼き上げるのが定番です。食パンも美味しいけれど、パンを変えるだけでアレンジが楽しめます。今回は「アーモンドバター」とクロワッサンでクロワッサンダマンド風トーストを作ります。 「アーモンドバター」×クロワッサン カフェ・ド・ムッシュの「アーモンドバター」をクロワッサンに塗れば、クロワッサンダマンド風の味わいを楽しむことができます。さくさくとした食感が魅力のクロワッサンですが、トースターで焼くと外側が焦げやすいので注意が必要です。 我が家のトースターはバルミューダなので、クロワッサンも焦がさずに焼き上げることができました。焦げやすいので、最後の仕上げ2分ほどを残してアルミホイルなどで巻いて焼くと焦げるのを防ぐことができます。 [penci_recipe] カフェ・ド・ムッシュ アーモンドバター 価格:700円 (2020/6/5 10:43時点) 感想(34件)
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喫茶店で食べるトーストは、どうしてあんなにおいしいのでしょうか。そんな喫茶店の味が家庭でも作れる「アーモンドバター」をご紹介します。 カフェ・ド・ムッシュの「アーモンドバター」 ビタミンEが豊富に含まれていて、美容効果があるということで最近話題になったアーモンド。パンに塗る「アーモンドバター」もいろいろと販売されてますが、兵庫県姫路市では定番の味として以前から親しまれていました。 それがカフェ・ド・ムッシュの「アーモンドバター」。この手作りの「アーモンドバター」をたっぷりと塗って焼いたトーストは、姫路の定番と呼ばれるのも納得してしまうほど甘さと香ばしさが絶妙な味わいです。 柔らかくしてから食パンにたっぷり塗りましょう カフェ・ド・ムッシュの「アーモンドバター」をおいしく食べるポイントは、アーモンドバターを柔らかくしてからたっぷりと食パンに塗ること。冷蔵庫から出したら5分ほど常温に置いておくと、柔らかくなり塗りやすくなります。 量は少し多めかなというくらい、約大さじ2杯分をたっぷりと塗りましょう。トースターをあらかじめ温めておくと素早く美味しく焼き上がります。焼き時間は約3分ですが、お好みで調整してください。 ザクッとしたパンの食感と「アーモンドバター」の優しい甘さがたまりません。アーモンドがカリカリし過ぎてないのも好みです。 「アーモンドバター」のカフェ・ド・ムッシュの公式サイトはこちら カフェ・ド・ムッシュ アーモンドバター 価格:700円 (2020/6/5 10:43時点) 感想(34件)