スーパーマーケット

行ったつもりで楽しむ 予算3,000円!近所の「オーケーストア」で探す ご当地食材の旅

私が愛用している「オーケーストア」は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に店舗を持つご当地スーパーです。

東京でもGo To トラベルが開始されましたが、そうはいっても長期休みでもないのでなかなか遠くにも行けない、旅行したいという気持ちだけが強くなっているという方も多いのではないでしょうか。

いつものスーパーではお決まりのまわり方ができてしまい、目に入るのはいつもの商品だけになってしまいがち。ちょっと見方と気分を変えて、身近なスーパーでご当地食材を探してみるのはどうでしょう。しっかり予算も決めたらもっと楽しそう!

予算は3000円で家庭の食卓で旅行気分を味わいたい。そこで、いつものスーパーで日本全国の食材を見つける旅に出かけてきました。

オーケーストアで「ご当地調味料」探し

ご当地食材を探しに来たのはオーケーストア。いつもお買い物をしているスーパーですが、他の大型スーパーよりも日本各地の食材が多い印象があったのでオーケーストアを選びました。まずは醤油や味噌などの調味料売り場へ向かいます。

醤油売り場には長崎県のチョーコーの「超特選むらさき」や、岡山県のアサムラサキの「かき醤油」、広島県の寺岡有機醸造の「たまごにかけるお醤油」などいつものお醤油とはちょっと違うラインナップが揃っています。

続いて味噌売り場を見てみると、愛知県のカクキューの「八丁味噌」や熊本県のフンドータイの「九州そだち麦」「熊本県産原料合わせみそ」、広島県のますやの「芳醇無添加麦味噌」、北海道の岩田醸造の「紅一点 北海道支笏源水仕込白粒」など日本全国の味噌が並んでいます。九州地方の麦味噌も豊富で、信州味噌や仙台味噌も取り扱いがあります。

ポン酢コーナーでは、ミツカンやヤマサのポン酢よりも目立つ位置に大阪府の旭食品の「旭ポンズ」や和歌山県ハグルマの「紀州の香 ゆずぽん酢」、そしてチョーコーの「ゆず醤油かけぽん」「有機ポン酢うすいろ」もあります。

ソース売り場には埼玉県の高橋ソース「カントリーハーベスト中濃ソース」、兵庫県のオリバーソース「どろソース」、広島県のおたふくソース「お好みソース」が並んでいます。一度買うとなかなかなくならないソースも、こんなに種類があったのですね。

調味料にはご当地カラーが出やすいとは思っていましたが、その品揃えは予想以上でした。醤油や味噌は九州地方のものも多く、見ているだけでちょっとした旅行気分になれました。

オーケーストアで「ご当地めしの友」探し

調味料の次はごはんによく合う「めしの友」を探します。

最初はふりかけコーナー。有名な山口県の井上商店の「しそわかめ」「しそひじき」もあります。同じく有名な広島県の「ゆかり」も梅入りやごま入り、減塩タイプ、カリカリ梅の「うめこ」もあります。

鹿児島県の山吉の「薫匠がつくる 薩摩本枯節の鰹でんぶ」「薫匠がつくる いわしでんぶ」、静岡県のカメヤの「わさびふりかけ」、広島県のやま磯の「さるかに合戦」が並びます。瀬戸内海が近い中国地方のふりかけが多い印象です。いろいろな味のふりかけがあるのでこれは迷いますね。

瓶詰めコーナーへ行くと、宮城県の旬鮮堂「手ほぐし塩さば」、長野県の丸善食品「シナノブラウン なめ茸」「きのこ三昧」とごはんが進みそうなものを発見。お弁当作りや朝食に常備しておくと便利そう。

冷蔵コーナーでは山形県の三和漬物「山形の旨いだし」を発見。お豆腐や納豆にかけてもおいしいのだとか。するすると食べられるので今年の夏はかなりお世話になりました。栃木県のすが野「ぶっかけおかず生姜」はこれから冷えが気になる季節に手軽に食べられそうです。

ピリ辛の味噌をしそで包んで焼いた、宮城県の東北いちば「鉄板焼しそ巻」や、惣菜感覚で食べられる兵庫県マルヨの「四万十川のり」なども販売されています。

ふりかけから瓶詰め、お漬物までご当地色の強い食品がいっぱい。食欲の秋だとは言え食べすぎてしまいそうです。

オーケーストアで「ご当地麺」探し

オーケーストアは乾麺のコーナーも充実しています。うどんでは秋田県の後文「稲庭うどん」、香川県の石丸製麺「りんりん印讃岐うどん」、長崎県の長崎五島うどん「唐風」などがあります。食べ比べができるほど種類が豊富。

そばは新潟県の自然芋そば「越後伝統へぎそば自慢ののどごし」、長野県かじの元祖「十割蕎麦」や「信州の二八そば」、島根県の五代目本田屋繁「奥出雲生蕎麦」などたくさんのそばが並んでいます。

そうめんは兵庫県の揖保乃糸「手延素麺 特級品」、奈良県のマル勝高田商店「三輪の神糸」、長崎県の川崎製麺「島原名産手延素麺」などこちらも全国各地の逸品が揃っています。

変わったところでは香川県のサンヨーフーズ「さぬき麺心 生パスタ」、愛知県の寿がきや「みそ煮込みうどん」の袋麺も見つけました。

「さぬき麺心 生パスタ」も「みそ煮込みうどん」も以前購入したことがあるのですが、生パスタはもっちもちで市販のパスタソースをかけるだけでもちょっとしたごちそう感が味わえます。「みそ煮込みうどん」は、体が温まるのでこれからの寒い季節にぴったりです。

オーケーストアで「ご当地乳製品」探し

ご当地スーパーへ行ったときに、絶対に外せないのが乳製品コーナー。初めて目にする牛乳やヨーグルトが必ず見つかります。

オーケーストアでも色々な地域の牛乳が販売されています。神奈川県の近藤乳業「近藤牛乳」は人気が高く、午後には売り切れていることもある人気商品です。同じく近藤乳業の「別海のおいしい牛乳」は、北海道別海町の生乳を100%使用した産地指定の牛乳です。しかも、税込でも200円以内で買えます。

その他にもあの北海道のよつ葉「北海道根釧よつ葉牛乳」も販売されています。よつ葉バターは目にすることも多いですが、よつ葉牛乳はなかなか珍しいのではないでしょうか。また、珍しいところでは兵庫県の「淡路島牛乳」も取り扱っています。

私のお気に入りの牛乳は長野県のヤツレン「八ヶ岳野辺山高原ジャージー牛乳」。濃厚なのにサラッとしているので、普段そのまま牛乳を飲むことがない方でも楽しめます。

ヨーグルトの品揃えも充実しています。「レモン牛乳」でおなじみの栃木乳業「蔵の街 飲むヨーグルト」「蔵の街 飲むヨーグルト とちおとめ」はなかなか都内で販売していないのではないでしょうか。「蔵の街 ヨーグルト低脂肪」の取り扱いもあります。

長野県のヤツレン「八ヶ岳野辺山高原ヨーグルト」「八ヶ岳野辺山高原ジャージーヨーグルト」「無脂肪プレーンヨーグルト」、兵庫県の淡路島牛乳「淡路島プレーンヨーグルト」、とご当地ヨーグルトもたくさん見つかりました。

バター売り場には北海道のよつば「よつばバター」、島根県の木次乳業「奥出雲木次バター」、岩手県の小岩井「純良バター」を見つけることができました。

島根に旅行に行ったときに買うのをあきらめた「奥出雲木次バター」が近所で買えるとは……。迷わず購入を決めました。

3000円で見つける日本全国のご当地食材

店内を1時間近くうろうろした後、最終的に私が購入したご当地食材はこちらです。

・ヤツレン 八ヶ岳野辺山高原ジャージー牛乳(長野県) 178円

・すが野 ぶっかけおかず生姜(栃木県) 239円

・木次乳業 奥出雲木次バター(島根県) 698円

・三和漬物 山形の旨いだし(山形県) 179円

・八尾製麸 きざみ板麩(富山県) 152円

・揖保乃糸 手延素麺 特急品(兵庫県) 484円

・後文 稲庭うどん(秋田県) 399円

・佐野屋 栃尾油揚げ(新潟県) 149円

・カメヤ わさびふりかけ(静岡県) 179円

・茜丸本舗 つぶあん(大阪府) 440円

※価格は2020年10月現在。価格は変更になっている場合があります。

合計税込で3097円。ちょっとオーバーしてしまったけどまあ許容範囲かな。いろいろな地方の食材を買えて大満足です。

オーケーストアには他のスーパーでは見かけないご当地食材が多いと思って買い物に行きましたが、こんなにもご当地食材があふれているとはうれしい誤算でした。日持ちのしないものから先に食べ、ちょこちょことご当地食材を食べていくのが、まるで本当に旅に出たような気分にさせてくれます。

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。