レストラン編に引き続き、直売所編でも「鳥羽マルシェ」の魅力をお伝えします!
レストラン編でも触れましたが、三重県鳥羽市にある「鳥羽マルシェ」は、農協と漁協がタッグを組んで運営しています。そのおかげで新鮮な海産物と農作物どちらも手頃な価格で手に入れられます。
「まあ、食べてみないさ」というコンセプトからも、生産者の方々の地元を誇りに思う気持ちと温かさが伝わってきます。
刺身盛り合わせや伊勢海老も!「鳥羽マルシェ」鮮魚コーナー
海の近くに出かけると、市場やスーパーの鮮魚売場に買わなくてもつい足が向いてしまいます。その地域でしか獲れない魚や地方により異なる名前で呼ばれる魚が並んでいるのを見ると、海のない埼玉育ちの私はテンションが上がります。
「鳥羽マルシェ」には生け簀もあり、魚の他に牡蠣や伊勢海老なども買うことができます。
水産物は原則、鳥羽磯部漁業協同組合管内の漁協市場での買い付けているそうです。漁協市場から直送することで、新鮮かつリーズナブルな価格で販売できるのだとか。
1匹から買えて、さばき代300円でお造りにしてもらうこともできるので、観光客でも利用しやすいですね。
もちろん盛り合わせになったお刺身も売っていますので、いろいろ食べたい方はこちらがおすすめです。
お土産にいかが?「鳥羽マルシェ」には種類豊富な海藻もあります
海藻の種類が多いのも海の近くならでは。
わかめ・あおさといったメジャーなものから、ふのり・あらめなどの名前は聞いたことのあるもの、うしのした(イロロ)などというまったく想像の付かないものまで種類豊富です。
海藻は常温保存可能で日持ちもして軽いので、自宅用のお土産にもぴったりです。
海の幸だけじゃない!「鳥羽マルシェ」には新鮮野菜もたくさんあります
農産物コーナーには、生産者が毎朝オープンまでに出荷した新鮮な野菜が並びます。
野菜目当てで朝イチに来るお客さんも多いようで、人気商品はオープンから1時間も経たないうちに品薄になっていました。
イチゴやかんきつ類などの果物やお米もあり、電車でなく車なら買って帰りたいものばかりです。
お菓子や調味料、農産加工品などお土産にもぴったり
お菓子やポン酢、漬物、お弁当などの地元の加工品もたくさん並ぶ中、ひときわ目立っていたのが「きんこ」という干し芋。
生産者が異なるものがなんと10種類もあり、よく見ると細いもの、丸いもの、色の濃いもの薄いものと少しずつ差があります。その中から、丸くて柔らかく、鮮やかな黄金色の「世古さんのきんこ」を買ってみました。
「きんこ」はさつまいも一種「はやと芋」を使った干し芋です。一般的な干し芋は蒸して作りますが、「きんこ」は煮た後に皮をむき、切って天日干しにします。煮てから切るので「にっきり」とも呼ばれます。
普通の干し芋に比べてモチモチ感があり、ねっとりとろけるような食感です。素朴な味ですが噛み締めるほどに甘さが増して、1つでかなりの満足感。体力勝負の海女さんに、おやつにとして愛されてきただけのことはあります。
そのまま食べても優しい甘さでおいしいですが、トースターであぶるとさらに味わいが引き立ちます。柔らかくなって甘さが増し、香ばしさも加わって、もはやスイーツです。
テイクアウトコーナーでも地元ならではの味が楽しめます
ビュッフェレストランは時間が合わず利用できないときや、小腹が減ったときなどにうれしいのがテイクアウトコーナーです。
加茂牛コロッケや加茂牛カレー、牡蠣のチャウダー、ウタセエビ唐揚げなどご当地ならではのメニューが楽しめます。
中でもここでしか食べられないのが、サメ春巻き! 第7回Sea級グルメ全国大会で優勝したこともある逸品です。外はパリパリ、中はクリーミーなフレンチ春巻とのことですが、「サメ」「Sea級グルメ」「フレンチ」と気になる要素満載です。
そして見逃せないのが白ごはん200円!
お刺身やコロッケと一緒に、おにぎりじゃなく白ごはんが食べたいというユーザーの気持ち、わかってます!
建物の外の海が見えるウッドデッキには、テラス席があります。天気の良い日はテイクアウトコーナーで買った商品や、直売所で売られているお弁当、鮮魚コーナーで作ってもらったお造りなどをピクニック気分で食べるのも楽しそうです。
レストランも直売所も魅力的な「鳥羽マルシェ」。次回鳥羽に来るときも、また利用したいです。そして、次回こそはサメ春巻にチャレンジしたいです!