見学・体験レポート

宇都宮餃子の専門店「ぎょうざ専門店 正嗣」に行ってきた

東京から新幹線で約1時間、普通電車でも2時間程度で、日帰り旅行に人気の街、宇都宮。

時間があれば、JR乗り放題の「青春18きっぷ」を使って行くこともある、私の大好きな観光地です。
そして宇都宮へ行ったら必ず立ち寄るのが「餃子専門店 正嗣」です。

餃子といえば宇都宮、宇都宮といえば餃子

宇都宮の場所は知らなくても、宇都宮といえば餃子のイメージはあるのではないでしょうか。宇都宮餃子の発祥は、戦時中に満州に派遣されていた兵士が宇都宮へ帰郷してから餃子を広めたと言われています。また、宇都宮は日本有数のにら産地であることや、寒暖の差が激しい宇都宮では安くておいしい元気の出るメニューとして広まっていきました。

最近では、宇都宮市の餃子購入額が全国一位だったことから、市として積極的に宇都宮餃子のPRを行なっています。
観光協会が餃子マップを作ったり、餃子専門店が集まって「宇都宮餃子会」を発足させ、出張で「宇都宮餃子祭り」を開催するなど積極的に活動しています。

宇都宮では餃子専門店が数多くあります。
有名店だけでなく、ごくごく普通の住宅街の中によく見ると玄関の横に店舗用の小窓があったりする家庭的なお店もあります。いかに宇都宮で餃子専門店が生活に密着しているかが分かります。

宇都宮の友人が教えてくれた「ぎょうざ専門店 正嗣」

「ぎょうざ専門店 正嗣」は初めて宇都宮へ行く前に、宇都宮出身の友人に教えてもらいました。
「昔から、いつも家で餃子を食べると言ったらここの餃子を買って来てたの。おいしいけど、本当になんてことのない餃子だからね。」との言葉も添えて教えられたお店へ行きました。

店には店内で食べる人用の入口とは別に、お持ち帰り専用の窓口があり、冷凍餃子も焼き上がった餃子も選んで買うことができます。
窓口の横には大きな値段の早見表が貼ってあるので、すぐに値段が分かります。それだけ大量に買われる方が多いということなのでしょう。

10人前でも2000円、25人前買っても5000円。この日のために冷凍庫は整理してきたけれど、さてどれくらい入るかなと並びながらじっくり考えることができます。

今回私が立ち寄った正嗣今市店の開店は11:30。
開店直後にお店に着きましたが、すでに10組程度並んでいます。以前行った宮島町本店は開店前から大行列で、2時間待ったことを考えればこれは空いていると言っていいのかもしれません。

いくらでも食べれる「餃子専門店 正嗣」の焼き餃子と水餃子

30分ほどで店内に案内されました。「ぎょうざ専門店 正嗣」の店内はカウンターのみ、テーブル席はありません。
皆さんサッと食べてサッと帰るので、お客さんの回転がとても早いです。

メニューは「焼き餃子」と「水餃子」だけ。ご飯もビールもありません。
餃子専門店としての強いこだわりを感じます。

焼き餃子も水餃子も、どちらも1人前は6個です。多いかなと思ったのですが、焼き餃子3人前、水餃子1人前を注文。
我が家の男性陣は焼き餃子3人前、水餃子2人前を注文し、小学生の娘は焼き餃子1人前、水餃子2人前にしていました。

ご飯がなく餃子だけなので、思っている以上に数が食べられます。私が見ている限りですが、女性でも1人前を頼んでいる方は見ませんでした。混雑している場合追加ができない、と壁に貼ってあるので、後から注文できない緊張感があります。

熱々の焼き餃子を一口かじると、カリッとした皮の食感の後にジューシーな味が口いっぱいに広がります。豚肉のうまみとたっぷりと入ったみずみずしい野菜。シンプルな味ですが、「宇都宮にきてよかった」と思わせる美味しさです。

水餃子は焼き餃子とはまた違って、熱々を口へ運ぶと皮がぷるんとしています。もちもち感もあり、同じ餃子なのに焼き餃子とは全く違う味わいです。たれや自家製のラー油を加えたりして味の変化を楽しみながら食して、水餃子はあっという間に完食です。あっさりとしているので、焼き餃子と一緒に食べていると一人前はぺろっと食べられました。

これだけたっぷり餃子を食べて、もちろんお土産用も購入。
こんなおいしい餃子がこのお値段で食べられるなんて幸せです。さらにお持ち帰りで家でもおいしい餃子が食べられるなんて二重の幸せ。またなくなったら、宇都宮まで足を運ぼうと思います。

ぎょうざ専門店「正嗣」

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。