千葉県野田市にある、キッコーマン醤油の工場ものしりしょうゆ館に併設されている売店むらさき屋のみで販売されている「御用蔵醤油」。ここでしか買えない、と言われてしまうとついつい買ってしまいたくなるもの。ここでしか買えない「御用蔵醤油」買ってきました。
2種類あるキッコーマンの「御用蔵醤油」
キッコーマンの御用蔵醤油には2種類あります。毎年期間限定、数量限定、さらにむらさき屋とオンラインショップのみで販売される「しぼりたて生醤油御用蔵生」、そして同じくむらさき屋とオンラインショップのみでの販売となっている「御用蔵醤油」の2種類です。
「御用蔵醤油」は、昔ながらの瓶入りでラベルもレトロな雰囲気です。値段は1本1800円ほどする「しぼりたて生醤油御用蔵生」に比べると1/3程度ですが、それでも家の近所のスーパーで買う醤油に比べると倍程度のお値段です。
むらさき屋とオンラインショップでしか買えない「御用蔵醤油」
「御用蔵」とは宮内庁にお納めする醤油の専用醸造所です。現在でも宮内庁に納める醤油が御用蔵で作られ、昔ながらの伝統的な製法で醤油が作られています。国産の大豆、小麦、食塩が原材料に使われ、杉桶の中でもろみをじっくり一年間発酵・熟成させています。
工場見学の最後には「こちらとオンラインショップでしか販売されていない『御用蔵醤油』も販売されていますので、ぜひご覧ください」と案内があります。その言葉に導かれるかのように、店頭の一番目立つところに置かれた「御用蔵醤油」を手に取る方も多く見られました。
雑味のない、香り豊かな「御用蔵醤油」
「御用蔵醤油」の原材料は大豆、小麦、食塩のみととてもシンプルです。近くのスーパーで買えるキッコーマン醤油の原材料は、脱脂加工大豆、小麦、食塩、大豆アルコールです。どちらも本醸造の濃口醤油です。
「御用蔵醤油」、驚くのはその香りです。ツンとした角のない優しい香りなのに、しっかりとした筋のある醤油の香りがします。いつもかいでいる醤油の香りなのに、醤油の香りを初めて感じたような、そんな感動があります。
風味も角のない、ふわっと醤油の香りが広がります。煮物や炒め物ではなく、そのまま醤油を使う料理におすすめです。私はこんがり焼いた春野菜などと一緒に楽しみたいと思います。
キッコーマン御用蔵醤油の公式サイトはこちら