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シンガポールでも愛される【ヤクルト】味は?乳酸菌の量は日本のヤクルトとどう違うの?

甘くて飲みやすく、子どもから大人まで幅広く愛されているヤクルト。腸内環境を整える乳酸菌飲料として日本人なら誰もが一度は飲んだことがあるのではないでしょうか。私も子どもの頃は1日1本飲むのが楽しみだったし、我が子たちも大好きなんです。日本が誇る乳酸菌飲料のヤクルトがシンガポールでどうローカライズされているのか?今回は、アジア人も魅了するシンガポールのヤクルトについて、日本オリジナルと違いなども含めながらご紹介しますね。

シンガポールでもヤクルトは人気商品

老若男女から人気のヤクルトが、海外でも展開していることをご存知ですか?

縁あってシンガポールに駐在することになった私が、ここシンガポールでヤクルトをみつけたときは感動しました!なんとシンガポールにはヤクルト工場があり、輸入ではなく地元で製造されているのです!

ヤクルトシンガポールは1978年に設立されました。シンガポール北部に工場があり、ヤクルトは地元で生産されています。(現在は「ヤクルト」のみ。他の商品は隣国マレーシアのヤクルト工場で製造されたものを輸入。)

シンガポール人の健康志向の高まりもあって、今ではどの家庭でもヤクルトを飲むようになったとか。確かにヤクルトを見かけないスーパーはないほどで、子どもからお年寄りまで手に取る人気商品です。

また、衛生面でも東南アジアならではの工夫がされており、その様子は日本と同じく工場見学することができますよ。

シンガポールヤクルトは日本よりも容量が多い

シンガポールの「店頭」で販売されているのは「ヤクルト」と「エース・ライト」の2種類です。日本では2020年現在、地域限定製品を含め、全部で9種類製造販売されているそうなので、シンガポールはとっても少ないです。

「ヤクルト」は日本の通常版ヤクルトとほぼ同じ感じです。「エース・ライト」はヤクルトより乳酸菌シロタ株が3倍多く、砂糖とカロリーを30%OFFした甘さ控えめタイプ。日本の「ヤクルト400LT」に近いイメージでやはり日本のとそう味は変わりません。

シンガポールで販売されている「ヤクルト」は1本100ml。日本のヤクルトは65mlなので少し大きいです!子どもの頃から「ヤクルトの容器は小さいなあ〜もっと飲みたいなあ」と思っていたので、シンガポールのヤクルトを見たときは「やったね!大きいね!」と子どもと喜びました。

ちなみに金額は、「ヤクルト」が100ml×5本で3.2ドル=約250円。「エース・ライト」が80ml×5本で4.0ドル=約310円。日本とそれほど価格差はありませんね。

しかし、日本ではみたことのないシンガポールオリジナルフレーバーがありました!

シンガポールオリジナルの味もある

それは「ぶどう味、りんご味、オレンジ味」の3種類のヤクルトです。味は見た目ほど強くなく、ほんのりフルーツの味がするような感じです。甘いものが大好きな息子が断然フルーツ味ばかりを選んで飲んでいるところを見ると、日常的に甘み飲み物を好むシンガポール人に愛されるのも納得のラインナップだなあという印象です。

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乳酸菌シロタ株は日本の方が多い

ただ、生きたまま腸内に届く乳酸菌シロタ株の量は、日本の方が多いことを発見しました!

比較すると、シンガポール「ヤクルト」は100億個。それに対して日本は200億個!

「エース・ライト」は300億個で、そのほぼ同等商品と私が仮に位置づけた「ヤクルト400LT」が400億個なので、シロタ株含有量は日本のほうが断然多い事がわかりました。

シンガポールにもヤクルトレディがいる

シンガポールにもヤクルトレディがいます!自宅までヤクルトを届けてくれる宅配サービスがありました。

しかも、宅配限定商品「ヤクルト・ライト」という商品が、宅配のみの販売と一部の学校や病院におろしていることがわかりました。調べてみると「ヤクルト・ライト」は日本の「ヤクルト カロリーハーフ」とほぼ同等品です。カロリーや甘みを抑えたい大人向けの商品でした。

今回記事を書くにあたり「ライト」もぜひ飲んでみたいと思った私。でも店頭でいつでも購入できる「エース・ライト」はシロタ株300億個でカロリ30%OFF。

一方、宅版限定品「ヤクルト・ライト」はシロタ株100億個でカロリー50%OFF。シロタ株を取るか?カロリーを取るか?結果、私は定期購入契約を結ぶまでには及ばず断念…。というわけで「ライト」の写真や実体験コメントが書けなくてごめんなさい!!詳しくはヤクルト・シンガポールの商品ページをご参考にお願いします。

シンガポールヤクルト公式サイト

シンガポールのヤクルト工場は見学もできる

シンガポールもヤクルト工場を見学することができます。

日本と同じような流れで、お部屋でヤクルト1本をいただきながらヤクルトの歴史など説明を聞いてビデオを見たあと、実際に工場内を歩いて見学するツアーです。最後にヤクルトを店頭価格よりも少しお安く購入できる特典もあるそうですよ!

Webサイトから申し込み可能です。しかし残念ながら、現在コロナの影響で中止しています。

余談:かつてはプラ製ストローが付属されていた

実はつい2018年12月末まで、シンガポールのヤクルト5本パックには、細くて小さなプラスチック製のストローが5本付属されていました。小さな子どもにはきっと飲みやすくて重宝されていたと思います。我が家も当時はストロー付きの恩恵にあずかっていた家庭です。

しかし、2019年からストロー提供中止を発表しました。昨今の環境問題もあり、国民からは概ね高評価を得ているようです。確かに子どもには欲しいところだけど、大人はストローを使うことがないけど捨てるのはもったいなくて貯まる一方でした。この動きは企業、消費者、環境にとってウィン・ウィン(win-win)の関係かもしれませんね。

まとめ

シンガポールヤクルトの中国語表記は「益多」。すごく体に良さそうでいいネーミングだと思いませんか?私は漢字もいいなぁと好きなんです。(ちなみにヤクルトはエスペラント語でヨーグルトを意味するヤフルト(jahurto)という言葉を言いやすいように変更考案した造語だそうです。)

海外にいてもヤクルトがおいしく飲める幸せに感謝して、私はこれからもお世話になろうと思います!

みなさんもシンガポールにお越しの際はぜひ当地のヤクルトをチェックしてみてください。

旅行中もヤクルトを飲んで快適に、日本に帰るまでお腹が調子よく過ごせますように♪

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旅する食卓編集部
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