お土産

[閉店]群馬県【すーぱーこいけ】沼田市を中心に地元密着のご当地スーパー

※2022年(令和4年)11月に「すーぱーこいけ」は全5店舗閉店しました

ご当地スーパーが大好きで、旅行に出かけるたびに各地のスーパーを探しては立ち寄るのを楽しみにしている私。東京では見たことのない看板を見つけると、わくわくしてしまうのは私だけではないはず。

今回旅の途中で立ち寄ったのは、群馬県の北部に位置する沼田市や渋川市にある「すーぱーこいけ」。店内には手書きのポップや見たことのない商品も多く、ご当地感あふれるスーパーです。

すーぱーこいけはどんなスーパー?

「すーぱーこいけ」は、1975年に小池精肉店として開業し1980年創業したスーパーです。豚肉は地元生産者より直接仕入れ、奥利根豚として販売しています。野菜も利根沼田産の新鮮野菜を安く提供し、豚肉や野菜は生産者の名前を表に出すことで生産者にとってはいいプレッシャーになり、お客さまにとっては生産者が見える安心の商品となっています。

また、惣菜は種類が豊富で、ほとんどが手作りです。コロッケなどは昔ながらの製法でじゃがいもを蒸かすところから作っています。家庭の味に近い、地元の味のお惣菜を心がけているとのこと。旅行客でも手軽に地元の味を楽しめます。

すーぱーこいけの1号店は、沼田市にある横塚店で、沼田市内には沼田店の計2店舗あります。沼田市に隣接する利根郡昭和村の沼田店、沼田市の南にある渋川市にある敷島店、沼田市の西にある吾妻郡にある高山店の合計5店舗展開しています。

すーぱーこいけは、「顧客第一主義」がモットーの地域に根ざしたスーパーマーケット。顧客であるお客さまの満足を追求し、鮮度の追求や豊富な品揃えを時代に合ったかたちに創造し、提案して行くことを目指しているそうです。

すーぱーこいけ沼田店の店内の雰囲気

今回私が訪れたのはすーぱーこいけ沼田店。JR上越線沼田駅からも近く、国道291号線沿いにあります。

店内へ入ると、野菜や果物などの青果コーナーになっています。青果コーナーで目を惹いたのがきのこの品揃えの豊富さです。都内でもよく目にする雪国まいたけもありますが、よくよく見ると、いつも私たちが食べているものよりも随分とまいたけが大きい。これは「雪国まいたけ極」と言って、旨味成分が濃厚で風味があり、歯ごたえの良さもいいプレミアム舞茸なのだそうです。群馬県沼田市は新潟県にもほど近く、沼田市でもきのこの栽培は盛んということもあり、沼田産のまいたけ、ひらたけ、生しいたけなども販売されています。

さらに奥へと進んで行くと「田子納豆」という納豆が山積みになっているのを発見しました。こちらは沼田納豆と呼ぶ人もいる、沼田市にある田子商店が作る納豆です。大粒の大豆を使っていて、懐かしい味のする納豆だのだとか。40g入りのパックが3つ入ったミニパックと、70g入りのパックが販売されていました。ミニパックは90円ですが、70g入りのパックは1個57円、3個買うと120円です。

さらにご当地食材を探して店内を歩きます。元々精肉店だったということや、豚もつ煮が有名なこともあって豚ホルモンが豊富に揃っています。温めるだけ、焼くだけで食べられるものも多く観光客でも手軽に買える商品が多いです。

乾麺売り場では上州名物の「ひもかわうどん」を見つけました。にんじんや大根などたっぷりの野菜と煮込んでおっ切り込み、茹でて冷たくさらせばざるひもかわが家でも楽しめます。

調味料売り場へ行ってみると、群馬ではおなじみの正田醤油があります。ご当地醤油に興味はあれど、なかなか1L買うのは勇気がいるもの。すーぱーこいけには100mL入りの小さいサイズの正田醤油もありますので、自分用や友人などのおみやげにもぴったりです。

味噌売り場を見ると、越後味噌や会津天宝といった新潟県や福島県の味噌が目立ちます。大好きな越後味噌は迷わずお買い上げ。東京ではあまり越後味噌は見かけないので、こうして買えるときに買っておくことにしています。

先ほど乾麺売り場を見ましたが、冷蔵の生麺売り場は驚きの品揃えです。売り場には「すーぱーこいけ一押し」と沼田市にある関麺がぐんまちゃんの手描きのイラストとともに紹介されています。その関麺が製造する「おっ切り込みうどん」や「生うどん」「奥利根そば」など圧倒される品揃えです。

うどんだけでも種類多く、迷った末に生うどんを購入しました。多めのお湯で15〜16分茹でる、と特徴的なうどんです。初めてなので釜揚げうどんにしましたが、麺はもっちもち。次回は群馬のうどんらしく、具を沢山入れたあつあつのつゆに付けて食べてみたいです。

そしてパン売り場に置かれていたのはすーぱーこいけオリジナルの「沼田城本丸」「名胡城本丸」というお菓子。お値段は298円と気軽に配れるおみやげにもおすすめです。

すーぱーこいけのお惣菜コーナーは必見!

店内をゆっくり回り、いよいよお待ちかねのお惣菜コーナーへやって来ました。ソースカツ丼や焼き鳥丼など丼物は298円、かぼちゃの煮物や煮しめなどは200円前後で売られています。

かぼちゃコロッケ、エビマヨ風コロッケ、エビミックスフライは1パックに2個入って100〜140円。大人の手のひらほどの大きなびっくりメンチは1個93円、トンカツやヒレカツも180〜200円とその値段に驚きます。

手作りポテトサラダや春雨サラダ、ごまあえや切り干し大根は1パック100円。少量パックで販売してくれているので、少人数のご家庭だけでなく色々な種類を食べたい方や旅先でのおつまみにもおすすめです。

そして、すーぱーこいけのお惣菜で最も注目のお惣菜が「自家製癖になるもつ煮」。2019年にヒルナンデスのご当地スーパー選手権に出場した際、オリジナルお総菜&お弁当対決でも紹介されたもつ煮です。

ぴっちりとラップで包まれているので、このように自宅までこぼれることなく持ち帰ることができました。レンジで温めてから食べると、見た目よりもずっと上品な味。味噌をベースにあっさりとしていてほんのりピリッとする辛さが特徴です。家族4人で分けて「もう少し食べたかったなー」というちょうどいい量になっています。

すーぱーこいけのセール・特売日は?

すーぱーこいけでは「ぐーちょきキッズパスポート」を提示すると毎週土曜日が5%オフに、「ぐーちょきシニアパスポート」を提示すると毎週日曜日が5%オフになります。※商品券、雑誌を除く。

すーぱーこいけの広告はInstagramにアップされていますので、お買い物の前のチェックをお忘れなく。

すーぱーこいけの決済方法は?

すーぱーこいけ沼田店では現金の他にPayPayが利用できました。店舗によって異なる場合もありますので、お会計前にご確認ください。

すーぱーこいけまとめ

すーぱーこいけは、最近ではなかなか見かねなかったご当地食材の宝庫とも言えるご当地スーパーでした。地酒も販売されていますし、定番のおみやげでは物足りないと思う方にぜひおすすめしたいご当地スーパーでした。

2020年の新型コロナウイルス感染拡大による影響は非常に大きく、地元で長く愛されてきた店舗が閉店となってしまいました。

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旅する食卓編集部
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