進化する食卓

アイスクリームやカレーにも!?カクキュー「八丁味噌パウダー」

最近お味噌ブームがきている私。旅行のついでに愛知県岡崎市にある「八丁味噌の郷」に立ち寄りました。あいにく工場見学がお休みの時間だったので工場見学はできませんでしたが、売店で見つけたのがこの「八丁味噌パウダー」です。

「八丁味噌」は愛知県岡崎市の老舗2社でしか作られていない

一般的に赤味噌や豆味噌と呼ばれている、大豆で作られるしっかりとした固さのあるお味噌。そういえば赤味噌と八丁味噌、とてもよく似た見た目ですがどう違うのでしょうか。

実は八丁味噌というのは、愛知県岡崎市八帖町で一本道を挟んだ場所に並んで建つ「カクキュー」と「まるや八丁味噌」の2軒の老舗でしか作られていないお味噌のことです。この辺りは岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある、かつて八丁村だった場所で、大豆と塩のみを使って伝統製法で造り続けている赤味噌を「八丁味噌」と呼びます。

八丁味噌の一番の特徴は、お味噌の中でもひときわ濃いチョコレートのような色です。「八丁味噌」の色は、大豆を蒸すことによって赤褐色になります。てっきり発酵や熟成の過程であのような色になると思っていたので、蒸した時点でチョコレート色になっているとは予想していませんでした。

八丁味噌は水分量が少ないので、大きな桶の中で上に職人が乗れるくらいしっかりとした固さがあります。さらにしっかりと踏み込んでいくことで余分な空気を抜き、2年以上熟成させて八丁味噌は完成します。

「八丁味噌パウダー」は三河産大豆の八丁味噌をフリーズドライにしている

工場見学はできなかったけれど、せっかく「カクキュー」まで来たのだから何か買って帰りたいと思うもの。あれこれ悩んで、真っ先に買うことに決めたのがこの「八丁味噌パウダー」です。「八丁味噌パウダー」は三河産の大豆を使って作った八丁味噌をフリーズドライで粉末にしたもの。粉末のお味噌、あれこれ料理に使えそうでわくわくします。

カクキューの売店の入口では、「八丁味噌ソフト」が販売されています。八丁味噌が入ったソフトクリームに、「八丁味噌パウダー」と味噌せんべいのトッピング付きです。コーンかカップを選ぶこともできます。

味噌味のソフトクリームを食べるのは生まれて初めて。ちょっとドキドキしながら八丁味噌のソフトクリームを口に運ぶと、まあおいしい! まるで塩キャラメルのような、香ばしさのある甘さとちょっぴりしょっぱい味わいのするソフトクリームです。「八丁味噌パウダー」がかかった部分を食べると、さらに八丁味噌の風味が感じることができます。見た目もココアパウダーのようで、味噌せんべいも甘さと固さがちょうどいい口直しになります。

カレーにもチーズにも、「八丁味噌パウダー」はちょいがけできちゃう

カクキューの「八丁味噌パウダー」をどう使おうかなと考えたとき、まず最初に試したかったのが「八丁味噌パウダー」×カレーライスの組み合わせです。味噌とカレーは初めての組み合わせだけど、不思議と合わないとは思えないのはなぜでしょう。

カレーの隠し味に使おうかとも思いましたが、後から「八丁味噌パウダー」を振りかけて味を比べてみることにしました。「八丁味噌パウダー」をかけたカレーを食べてみると、明らかに味が変わります。八丁味噌の味はそれほど強く感じないのですが、カレーの味がハッキリとしコクが生まれたように感じます。

カレーに添えたソーセージにも「八丁味噌パウダー」をかけてみたのですが、これがまた意外ですがよく合います。また「八丁味噌パウダー」をチーズにかけても美味しく、思っていたよりも何にでもよく合うので驚いています。また、マヨネーズと混ぜ合わせても美味しそうです。

「八丁味噌パウダー」の瓶には出てくる粉の量を調整できるものは付いていません。瓶の口が思っているよりも広いので、そのまま瓶を振って食材にかけてしまうと「八丁味噌パウダー」が出過ぎてしまうことがあります。一度スプーンなどに取ってからかけた方が安心です。

カクキュー「八丁味噌パウダー」

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ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。