進化する食卓

材料は昆布のみ。無添加おだしうね乃「粉だし」

全ての料理に欠かせない、お出汁。
特に和食を作る際、お出汁は絶対欠かせません。
美味しいお出汁を引くにはそれなりの素材、配合が大切になってきますが、毎日お料理している中でいつも美味しいお出汁を引くというのは、なかなか難しいですよね。
顆粒の簡単なものも売っていますが、料理の基本だからこそこだわりたいお出汁。
今回は、京都のおだし店うね乃の「粉だし」をご紹介します。

創業明治36年「京・東寺うね乃」

この粉だしを製造している、うね乃。
明治36年から創業しています。自然の恵みに感謝した製品づくりを心がけているそうで、素材それぞれに合った技法でお出汁を引いています。
また国内一貫生産をしており、顔の見える生産者から素材を直接調達しています。うね乃はこれを「食のバリアフリー」と言っていますが、昆布がとれる北海道の利尻島まで毎年足を運び、漁師さんと会話をしたうえで仕入れる昆布を決めているそうです。
素材によって味が変わってしまうお出汁の昆布は、ここまでのこだわりによって選ばれて仕入れられています。

食塩無添加、利尻産昆布のみの粉末

市販の昆布出汁には、食塩や砂糖、いろいろな添加物が入っているものが多いですが、うね乃の「粉だし」は昆布のみ。
ふたを開けると、ふわっと昆布のいい香りが漂います。
少しだけそのまま口にしてみたのですが、濃い昆布の味が口の中に広がりました。昆布特有の粘り気も少しですが感じられます。
「粉だし」はお味噌汁はもちろん、おひたし、炒め物など、隠し味としても様々な料理に使うことができます。

とても細い粉末状ですので、料理に混ぜてもサッと溶け、濾さなくても気になりません。
昆布は粉末にする際、摩擦熱で風味が飛んでしまうのですが、こちらの「粉だし」は風味が飛ばないようにゆっくり粉末にしているのだそう。
手間ひまかけて作られています。
昆布には食物繊維、ミネラルや旨味成分など大切な栄養もたくさん含まれています。
ちなみにこの旨味成分、これがあることによって塩分が少なくても美味しいと感じられるそうです。減塩中の方や、赤ちゃんの離乳食なんかにもオススメです。
私も乳幼児を育てているので、大人のご飯にも、離乳食にも使えるという部分にとても魅かれました。やはり家族には、無添加で栄養がたっぷり入った手作りのものを食べさせたですよね。
中には小さいスプーンが添付されているので、使いたい時にサッと使えるのも嬉しいところ。

料理の味を引き立てるお出汁。いつもの料理に少し加えるだけで、コクが出て奥行きのある味に仕上がります。ぜひ一度お試しください。

京・東寺うね乃の公式サイトはこちらから。

京都 うね乃 50g

価格:907円
(2017/11/2 15:55時点)

ABOUT ME
Kim Lei
東京都内在住。某アパレルブランドデザイナーで0歳児の母。外国人との結婚、出産を機に「食」に興味を持ち、食生活を見直す。どこにでもある食材で、なるべくお金をかけずに楽しくなるような料理を日々勉強中。趣味はパン屋、カフェ巡りと旅行