進化する食卓

食べ過ぎたお正月にさらっと食べたい田丸屋の「わさびめし」

毎年食べ過ぎないようにしようと思いながら、毎年食べ過ぎを反省しているお正月。おいしいものをたくさん食べた後には、ちょっと胃を休めたくなるものです。
そんなときにちょうどいいのが、田丸屋の「わさびめし」。ほかほかのご飯に乗せるだけで、ツーンとしたわさびの辛みを感じられる刺激的なおいしさが味わえます。

わさび漬けで有名な「田丸屋」は、創業1875年の老舗です

静岡を代表するお土産になっているわさび漬けですが、私は毎回「田丸屋」のものを選んでいます。わさび漬けは父が好きなのでお土産で買って帰ることが多かったのですが、実は少し前までわさびは苦手ではないのに、わさび漬けはそんなに得意ではありませんでした。それが去年、たまたま入ったお店で食べた定食にわさび漬けが付いていたので食べてみたらそのおいしさに驚きました。

年を重ねたことで、味覚も変化したと言うことなのでしょうか。理由がなんであろうと、おいしいと感じられるものが増えるのは幸せなことです。

「田丸屋」が静岡駅の駅弁にわさび漬けを添えて販売し始めたのは明治23(1890)年のことです。静岡駅でホームの立ち売りもしていましたが、明治35(1902)年に平樽のわさび漬の容器を考案して発売したことで、全国的に有名になりました。140年以上に渡り、日本全国から「わさび漬けは田丸屋じゃないと」というファンが大勢いる商品です。

今では平樽の他に家庭用のカップに入ったものや、お弁当にも使いやすい食べきりサイズのものもあります。また、辛みがソフトになったものやチーズが入ったものなど種類も豊富になっています。

田丸屋の「わさびめし」、ツーンと爽やかな辛さが魅力的

毎年冬の帰省の時には、年末年始をもっと楽しくおいしく過ごせるようなものを選んでお土産を買っていく方も多いでしょう。我が家も毎年出番の多いわさびを静岡で買っていくことにしていますが、今年はいつも買っていく生の根わさびが品切れでした。

そこで目に付いたのが、この「わさびめし」。分かりやすいネーミングもあって、まようことなく手に取りました。おせちの後はこういうのが食べたくなるんじゃないかな。
何かないかなーって時にあって困らない、買っていっても冷蔵庫の中で邪魔になることはないサイズ。完璧です。

一膳分に使う「わさびめし」7gの小さなカップが、一袋に6個入っています。賞味期限は約1ヶ月、ですが食べ始めるとあっという間になくなってしまう量です。

お正月用にと買ったのに、待ちきれず買った翌日に「ちょっとお味見」と開けてみました。長旅で疲れた体にわさびの刺激的な辛さが心地よく、食欲が落ちている時でも食が進みます。

ごはんの上に「わさびめし」とかつお節をのせていただきます

「わさびめし」のパッケージにあるとおり、ほかほかのごはんの上にまずはかつお節を乗せます。その上にちょこんと「わさびめし」を乗せてみました。

カップから「わさびめし」をごはんに乗せようと箸を入れると、一般的なわさびのチューブに入っているものよりはずっと柔らかいです。かと言って箸ですくえないほど柔らかくはありません。入れやすく食べやすいちょうどいい柔らかさになっています。

まずは一口。辛さが分からないので「わさびめし」をちょっとだけ乗せてみます。まず最初に感じるのは、わさびのツーンとした辛さ。でも辛いだけじゃなく、わさびの香りやうま味もしっかりと感じることができます。

「わさびめし」の量を加減したので、辛みと一緒にわさびの繊細な風味も感じられました。次の一口はもうちょっとわさびを多めに、なんて食べているうちにあっという間に「わさびめし」もごはんも食べ終わってしまいました。あまりのおいしさに無心になって食べてしまう、ごはんのお供です。

田丸屋本店

静岡田丸屋 わさびめし

価格:270円
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ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。