進化する食卓

新潟の人気スイーツ!スワ「ミルクヨーカン」のお味は?

都内でスワ「ミルクヨーカン」が買えるのはネスパスだけ

先日新潟館「ネスパス」で、冷蔵ケースに並べられていた「ミルクヨーカン」を見つけました。一見牛乳かなと思っていたのですが、よくよくみると隣にはプリンカップに入った「ミルクヨーカン」もありました。

「ミルクヨーカン」はテレビやメディアでで紹介される事も多く、見附名物、新潟名物としても広く知られています。新潟県見附市近辺の「スーパーマルイ」で主に販売されています。都内では「ミルクヨーカン」が買えるのは新潟館「ネスパス」だけだそうです。

なぜスワ「ミルクヨーカン」は牛乳パックに入っているの?

「ミルクヨーカン」は、新潟県見附市にある諏訪乳業が製造しています。諏訪乳業は学校給食に牛乳を卸しているのですが、学校が夏休みに入る期間の牛乳ロスをなくしたいと誕生したのがこのスワの「ミルクヨーカン」です。

1988年(昭和63年)もともと同社が製造していた牛乳パックに入れて販売が開始されました。牛乳パックの赤い点線が入っているので、そこを切り取りお好みの大きさに切り分けて食べます。

スワ「ミルクヨーカン」は和菓子ではなく、洋菓子でした

「ミルクヨーカン」という名ですが、牛乳パックにもしっかり洋生菓子と書かれています。原材料は牛乳・砂糖・寒天とたったの3つ。極めてシンプルな「ミルクヨーカン」です。

「ミルクヨーカン」はヨーカンという名ですが、羊羹ほどしっかりとした固さはありません。つるんとしていて、牛乳パックサイズの固まりだと包丁で切るとすべりやすいです。蓋の部分を切った後は、スプーンですくって取り分けてもいいと思います。

諏訪乳業の現社長が父が作ってくれた思い出の牛乳寒天を再現し商品化しただけあって、懐かしく優しい味がします。小さなお子さんからお年寄りまでみんなに愛されるスイーツです。

スワ「ミルクヨーカン」は懐かしい甘さ 家族みんなで食べたい味

「ミルクヨーカン」は見附市と長岡市で絞られた新鮮な生乳がたっぷりと使われています。牛乳・砂糖・寒天とシンプルな材料ながら牛乳の甘さがしっかりと感じられ、家庭でつくる牛乳寒天とは違う深みのある味がします。

ゼリーとも違うので寒天ならではのさくっと歯切れのいい食感も魅力です。寒天独特の香りも全く感じず、牛乳の濃厚な風味と優しい甘さ、そして寒天のさっぱりとした後味は「ミルクヨーカン」だからこその味です。

「ミルクヨーカン」を食べている時もおいしい牛乳寒天だと思ってはいましたが、数日後にふと「ミルクヨーカン、やっぱりおいしかったな」とじわじわ後からそのおいしさが追いかけてきます。また見つけたらきっと買ってしまう、そしておそらく私は2パック以上買ってしまうんだろうな。夏はクーラーの効いた部屋で、冬はこたつの中で食べたいどの季節に食べても間違いなくおいしい「ミルクヨーカン」。気のおけない友人への差し入れなどにも使ってみたいと思わせる、派手さはないけど間違いのないご当地スイーツです。

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。