進化する食卓

滞在時間わずか1分!秋葉原駅の「ミルクショップ酪(らく)」は全国の牛乳が飲める

JR秋葉原駅構内にある「ミルクショップ酪」。
随分昔からあるので、総武線ユーザーの方にはお馴染みかもしれませんが、意外に利用したことがある方は少ないのではないでしょうか。私も普段よく目にしていたものの、買ったことはありませんでした。
立ち飲みスタイルなので、最初は購入するのに、女性はちょっぴり勇気がいります。でも一度利用するとまた行きたくなる魅力があります。

「ミルクショップ酪」は3,000本以上売れる日もある

「ミルクショップ酪」では、多くの牛乳が瓶で売られています。ずらりとならんだ牛乳瓶。タイムスリップしてしまったかのような、レトロな雰囲気。目移りしてしまうほどたくさんのコーヒー牛乳やフルーツ牛乳は、選ぶだけでもわくわくします。種類が多いのですが、とても見やすい場所に商品名が貼ってあるので、定食屋のメニューのような見やすさです。

注文すると瓶の蓋を開けて渡してもらえ、飲み終わったらそのまま瓶を返却します。蓋が空いているので、持ち帰りはできません。

サラリーマンやカップル、外国人観光客など客層は様々ですが、間違いなく言えることは

滞在時間は平均1分以下!!

ということです。

みんなサッと注文してゴクッと飲んで瓶を返して、パッと去って行きます。

「ミルクショップ酪」では、この「ミルクショップ酪」では多い日は3000本の牛乳が飲まれているんだそうですよ。せっかくの機会なので普段あまり飲んだことがないコーヒー牛乳を飲んでみることにしました。

ドリップコーヒーを使った「飛騨コーヒー」

「飛騨コーヒー」の瓶は、くびれて太くなった部分と底に近い部分に赤い点線のラインが入っています。そして「飛騨」の文字と飛騨牛のロゴマークが入った、歴史を感じさせるデザインです。

高まる期待を抑えて一口飲んでみると、不思議な味。今まで飲んだコーヒー牛乳とは違う、ちょっとクセのある味です。口に含んだときには甘いと感じたのに、後からコーヒーの味と苦味がしっかりとあります。ごくんと飲み込むと、コーヒーの心地よい苦味が残りスッキリとした味わいです。

「飛騨コーヒー」は、飛騨産牛乳100%で作られています。コーヒー牛乳のコーヒーもこだわっているのが「飛騨コーヒー」の特徴です。コーヒー牛乳にはインスタントコーヒーや濃縮液が使われることが多いのですが、毎朝ドリップしたコーヒーが使われているそうです。

牛乳の味わいもしっかりあるのに、さっぱりとした味わい。一口飲むともっと飲みたくなる「飛騨コーヒー」。こうしている今もまた飲みたくなってきました。リフレッシュにちょうどいい、大人にもおすすめしたいコーヒー牛乳です。

飛騨牛乳、飛騨コーヒーの公式サイトはこちら

牛乳瓶が少なくなった理由とは?

牛乳瓶は子どもたちが運ぶのも重く、一般的に牛乳が瓶ではなく紙パック化されてきたこと、リユースにかかる人件費など様々な条件が重なった結果、瓶から紙パックに変更されてきました。

牛乳瓶というと給食や銭湯の牛乳といったイメージでしょうか。懐かしいと感じる世代の方も多いと思います。若い世代の方でも地域によっては給食が牛乳瓶だった、という方もいらっしゃるでしょう。私も転校した先の学校で1学期間だけ牛乳瓶だったことがあるので、懐かしさを感じました。最初はキャップがうまく開けられず苦労したのもいい思い出です。

今ではすっかり珍しくなった瓶牛乳を飲みたくなった方、日本中の珍しいコーヒー牛乳を飲みたくなった方。JRに乗ってぜひ「ミルクショップ酪(らく)」に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。