進化する食卓

米こうじの甘酒、酒こうじの甘酒、どちらがお好き?

甘酒は日本古来からある飲み物ですが、「飲む美容液」や「飲む点滴」などと言われ、疲労回復効果や美肌効果も高いことで再び注目されています。米こうじと酒こうじの甘酒はどう違うのでしょうか。

酒こうじの甘酒は酒粕から作られています

酒こうじから作られる甘酒は、酒粕が原料です。酒粕は米こうじに酵母菌を加え発酵させる、日本酒を作る工程でできるもろみが原料です。日本酒を絞った後の絞りかすですが、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなど豊富に栄養が残されています。

酒粕はスーパーでも売られていますが、有名な酒蔵のものも販売されているのでこだわりのものを取り寄せて甘酒を作っている方もいます。酒粕には甘さがないので、自宅でお好みの甘酒を作る場合は砂糖など甘みを加える必要があります。

加熱するのでアルコール成分は飛びますが、ゼロではないのでお子さんやお酒に弱い方は注意が必要です。

米こうじの甘酒は米こうじから作られます

米こうじから作られる甘酒は、お米と麹菌によって作られます。麹菌が発酵していく中で、お米の中の成分がオリゴ糖やブドウ糖に変化します。糖分を加えなくても濃厚な甘さを持った甘酒になります。初めて米こうじの甘酒を飲んだときは、砂糖などの甘みが一切加えられていないのに、しっかりと甘さがあるので成分表を何度も見直してしまいました。

みりんや味噌などの調味料と同じように米こうじで作られる甘酒は、なじみのある自然な甘さがクセになります。麹菌が発酵する中でビタミン類が生み出され、特にビタミンB群が豊富に含まれています。疲労回復に効果のあるビタミンB1、貧血予防に効果的だと言われているビタミンB12など、女性に嬉しいビタミンが摂取できます。

甘酒は自分の好みで選びましょう

お酒に弱かったり日本酒を飲み慣れていない方は、まずは米こうじから作られた甘酒から試してみてはいかがでしょうか。朝食前やおやつタイムに、少しの量でも満足感がありエネルギー補給になります。

酒粕の甘酒は日本酒の酒蔵で作られたものもあり、米こうじの甘酒は味噌蔵で作られているものがあります。どちらも本格的な酒粕やこうじが使われているので、味も品質も確かです。

「甘こうじドリンク」の越國屋新村こうじみそ商店の公式サイトはこちら

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。