進化する食卓

岐阜県の「高山うす塩糀味噌」はちょっと辛口が癖になる

料理によってお味噌を使い分ける、そんな生活に憧れませんか? 私もそんな生活をしたいと思いながらも、実行できていません。お味噌が嫌いなわけではないですし好きなのですが、いまいち上手く使い切れていません。

お味噌、といえば真っ先に思い浮かぶのが、お味噌汁。具だくさんのお味噌汁は、子どもがいる家庭では模範的な食事の代表です。

それなのに、我が家ではほとんどお味噌汁が登場しません。寒い季節に、たまに登場するくらい。それは「お味噌汁があるとそれだけでおなかいっぱいになっちゃうからあまり好きじゃない」、子どものこの一言でした。

朝はパン食だし、それ以来お味噌汁がほとんど登場しなくなりました。なければないで気にならずに来たのですが、「家でも美味しいお味噌汁が飲めたらな」と最近思うようになってきました。

吉祥寺の味噌専門店「ソイビーンファーム」

img_6058

お味噌、どうやって選んでますか? 私はスーパーで買うことが多いのですが、毎回信州味噌を選んでいました。信州味噌が売り場でも多くを占めているし、無難かなと。

無難、そうなんです。私の作るお味噌汁は、自分で言うのもなんですが無難。美味しくないわけでもない、まずいわけでもない。だから子どもたちの反応も微妙なんでしょう。

「美味しいお味噌が欲しい」と思っていたそんな時、吉祥寺でランチできるお店を探していたら味噌専門店「ソイビーンファーム」を見つけました。お味噌を使ったランチもいただける上に、全国各地のお味噌を量り売りしてくれるという、まさに私にぴったりのお店です。

ランチでは味噌カツやロールキャベツ、ポトフなどお味噌を使ったメニューを楽しむことができます。どれも美味しそうで散々迷って「ロールキャベツの白味噌スープ」を選びました。パンかライスが選べ、ライスを選ぶと辛味噌が付いた海苔巻きと聞いて迷わず海苔巻きを選びました。

上品な白味噌仕立てのスープとロールキャベツが優しい味です。もっとお味噌の味を楽しみたかったので、正直物足りなさを感じました。それでもロールキャベツに味噌を合わせるという発想はなかったので、ぜひ家でもやってみたいです。

お料理が来るのを待つ間に、「ソイビーンファーム」の入り口にズラリと並んだお味噌を見ることができました。

店内では100gずつ6種類入った「味噌お試しセット」も売っています

img_6104

沢山には数多くの味噌が並んでいます。100gずつ6種類入った「お試しセット」も売られていました。信州の白味噌から玄米味噌、麦味噌、広島味噌、広島辛子味噌、赤だし味噌とちょっとずつお試しできるのは魅力です。

6種類も使いこなせるかなどを考えながらお味噌を見ていたら、「高山うす塩糀味噌」があるのに気が付きました。そういえば10年くらい前に飛騨高山へ行ったときに買ってきたお味噌が美味しくて、しばらくの間取り寄せていたことを思い出しました。

懐かしくなったのと、以前美味しかったのなら好みにも合うだろうと「高山うす塩糀味噌」を購入しました。甘いお味噌が苦手なので、高山のお味噌の辛口具合がちょうどいいんです。

その日はちょうど娘が学校で蕪を収穫して持ち帰って来たのでお味噌汁にしました。久々のお味噌汁は、具を少なめに。お味噌汁が苦手といった娘も、美味しいと食べてくれました。しばらくお味噌汁生活を続けてみたいと思います。

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。