進化する食卓

「一夜雪(ひとよゆき)」は新潟県産こしひかり100%!どろりと濃厚な甘酒

お砂糖を使っていないのにしっかりとした甘みを感じる甘酒。ビタミン類、ミネラル、食物繊維も豊富に含み、日本古来からある飲み物ながら「飲む点滴」とも呼ばれ注目を集めています。大人から子どもまで健康的に楽しめる「甘酒」ですが、新潟産コシヒカリを100%使った甘酒「一夜雪(ひとよゆき)」は、お米の粒がしっかりと残っているタイプの甘酒です。

片山商店は五ツ星お米マイスターがいる、米・味噌・糀の専門店です

新潟県新潟市にある片山商店は、明治38年創業の米・味噌・糀の専門店です。五ツ星お米マイスターによるおいしい新潟米の販売、味噌や生麹、甘酒の製造販売が行われています。自家精米、自家製麹、自家醸造とこだわりをもって作られています。

五ツ星お米マイスターとは、全国の米小売店の団体「全国米穀小売商業組合連合会」という団体が実施している認定資格に「お米マイスター」というものがあります。お米に関する専門職の経験がある人だけに受験資格があり、お米の博士号とも言える資格です。
その中でも最上位なのが、筆記試験の他にお米に関する事前課題と口頭試問に合格しないと取得できない五ツ星お米マイスターです。日本の米どころとして知られる新潟県でさえ、わずか33名しかいない難しい資格です。

その片山商店が選ぶお米は真夏でも20度以下、室温75%前後になるよう大切に保管されこまめな精米が行われています。

糀に向かない新潟県産こしひかり、それでも生まれた「一夜雪(ひとよゆき)」

片山商店では糀作りも丁寧に行われています。糀は、蒸したお米を一粒一粒ぱらぱらにして麹菌を付けていくのですが、新潟県産のこしひかりは粘りがしっかりとしているので、糀の原料米としてはなかなか使いづらいところがありました。

それでも「故郷の味である新潟県産こしひかりで糀を造りたい」との思いから、何度も何度も丁寧に手入れを行い、一粒一粒に糀菌をまわしていきます。その週に使う分だけ自家精米して糀を造るのも、五ツ星お米マイスターならではのこだわりです。

黒カビが生えないよう、毎週糀室の中を床から天井まで全てキレイに拭きあげて手入れされている自慢の杉板造りの麹室の中で、手作りの稲わらの「こも」を使った「糀へぎこも掛け製法」で「一夜雪(ひとよゆき)」は作られています。

造るたびに毎回違った育ち方をする糀に合わせて、五感を頼りに手のひらで糀の状態をしっかりと確認しながら、お米の一粒一粒がきれいで力強い米糀になるよう丁寧に手入れされ「一夜雪(ひとよゆき)」が完成します。

新潟県産こしひかりの米粒がしっかりと残る「一夜雪(ひとよゆき)」

「一夜雪(ひとよゆき)」は、一粒一粒きれいになるよう手入れされているだけあってその見た目から違いが分かります。まるでお粥のように、しっかりとお米の粒が残っていてスプーンですくえてしまうほど。これまで甘酒はいろいろな種類を飲んできましたが、ここまでしっかりとお米の粒が残っているのは初めてです。これだけしっかりと粒が残っていると、「食べる甘酒」として朝食のかわりにもなると思います。

原材料は新潟県産のこしひかりのみ。お砂糖などは一切入っていませんが、しっかりと甘く体に染み渡っていきます。この濃厚な甘さが、頭の疲れにも体の疲れにもしっかりと効いてくる感じがするのが甘酒の魅力です。飲む点滴と呼ばれるのも納得、今や甘酒なしの生活は考えられません。

ストレートタイプなので冷蔵庫で冷やしてそのまま飲みましたが、温かくしてもおいしいですし凍らせて半解凍状態にすれば甘酒シャーベットにもなります。フルーツを入れてスムージーにしたり、牛乳や豆乳を加えてシェイクしてもおいしいスイーツのようなドリンクになります。

糀あまざけ「一夜雪(ひとよゆき)」150g×5個入

価格:2,600円
(2017/11/1 10:29時点)

ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。