先日国産発酵バターとエシレバターを食べ比べる旅する食卓の編集部主催イベントに参加しました。 (参考:エシレバターに負けない国産バターは?発酵バターを食べ比べてみた) でも発酵バターはトーストにつけたり、そのまま食する以外にも使い方は豊富にあります。 中でも忘れてはいけないのがバターを使ったスイーツです。 そんな中ローソンの新商品「空いろ監修 あんこっぺ(発酵バター入リマーガリン入)」という、心くすぐる商品と遭遇。そうだ、「あんこっぺ」のようにコッペパンにあんこと発酵バターを挟んで食べてみよう。何が一番美味しいか、自分の舌で確かめてみよう。 そこで、残りの発酵バターをたくさんもらったので、あんバター選手権の開催してみました。 1回戦「よつば パンにおいしい発酵バター」 VS 「トラピストバター」 作り方は簡単です。真ん中に切れ目を入れ、トースターで軽く温めたコッペパンにバターとあんを挟むだけ。じっくりと味わうために、2種類ずつ食べ比べていくことにします。 1回戦は「よつば パンにおいしい発酵バター」と「トラピストバター」の対戦です。 クリーミーな「よつば パンにおいしい発酵バター」と塩気が比較的強い「トラピストバター」。 まずは「よつば パンにおいしい発酵バター」のあんバターをいただきます。 バターの甘みがしっかりと感じられほんのりとした塩気とあんの甘みがよく合います。バターがまるでクリームのようなミルキーな風味も感じられます。 よつば パンにおいしい発酵バター 続いて「トラピストバター」のあんバターです。こちらは一口かじると、まず最初に塩気を感じます。さきほどの「よつば パンにおいしい発酵バター」も塩気は感じましたが、それよりもだいぶ強く「しょっぱい」と思っていまいます。バターが違うだけでこんなにあんバターの味が変わるなんて驚きです。 トラピストバター 2回戦「小岩井純良バター」 VS 「カルピス 特撰バター」 2回戦は「小岩井純良バター」と「カルピス 特撰バター」のあんバターを食べ比べていきます。 あっさりとした「小岩井純良バター」と塩気と酸味が特徴の「カルピス 特撰バター」。 まずは「小岩井純良バター」のあんバターですが、バターだけを食べ比べた時に比べて、ずっとバターの風味が強く感じられます。口どけがいいのでパンとあんとの相性も良く、あっさりとしているのにコクのある美味しいあんバターになります。 小岩井純良バター 「カルピス 特撰バター」のあんバターは、予想通り「トラピストバター」と同じく塩気をかなり強く感じてしまいます。バターの風味を感じる以前にしょっぱさが強く、ちょっと合わないかもと思ってしまいました。バターの塩気の主張が強すぎます。 カルピス 特撰バター 最終決戦「エシレ発酵バター有塩」 VS 「よつ葉」…
カルピス
-
-
フランスではバターと言えば発酵バターが主流です。エシレバターの流行で発酵バターの存在を知った方も多いでしょう。私もその中の一人です。日本でも発酵バターは作られていますが、やはり「エシレバター」は別格なのでしょうか。食べ比べてみました。 食べ比べる5種類の有塩発酵バターをご紹介します 1.エシレ発酵バター 有塩 (50g/545円、1gあたり10.9円) 2.トラピストバター (200g/1490円、1gあたり7.45円) 3.よつば パンにおいしい発酵バター(100g/302円、1gあたり3.02円) 4.小岩井純良バター(160g/700円、1gあたり約4.38円) 5.カルピス 特撰バター(450g/1555円、1gあたり約3.45円) 輸入品と言うことも関係しているのでしょうが、1gあたりのお値段はエシレバターが一番高いです。その後、トラピストバター、小岩井純良バター、カルピスバター、よつ葉バターと続きます。原材料は、トラピストバターだけが「クリーム、食塩」ですが、その他は全て「生乳、食塩」となっています。 商品名も、値段も秘密!!お好きなバターはどれですか? 1種類ずつお皿にバターを乗せ、名前も値段も隠しておきます。味の感想とお好きなバターを教えてください、とお願いして食べ比べてもらいました。どのバターが一番人気になるのかドキドキです。食べ比べてもらったのは20〜40代の男性女性、合わせて8人です。 1.冷蔵でフランスから空輸される、「エシレ発酵バター 有塩」 エシレバターとは? エシレバターとは、優れた乳製品の産地として知られるフランスの中西部 エシレ村作られた発酵バターのこと。新鮮さを保つため、冷蔵の状態でフランスから日本へ空輸されています。 エシレバターを食べてみた感想 エシレバターは50gの小さめサイズだったのも関係しているのか、他のバターよりもずっと柔らかく感じました。これだけ柔らかいとパンに塗るのも、お菓子作りにも使いやすいともいます。 「エシレ発酵バター 有塩」を食べた8人の感想は、「しょっぱい」「塩気が強い」と共通していました。確かに口に入った瞬間、強い塩気を感じます。口溶けがいいのであっという間に口の中でなくなってしまい、後からバターの風味を感じます。 【パリ直送便】フランスAOP伝統エシレ2種類のお試しセット【250g×2個/無塩/有塩バター】 価格:2,580円 (2017/11/2 10:53時点) 「エシレ発酵バター 有塩」 2.生きた乳酸菌が入った、修道院で作られる「トラピストバター」 トラピストバターとは トラピストバターは、北海道北斗市にあるカトリックの男子修道院、トラピスト修道院で作られる発酵バター。 明治29年に来日した数名の修道士によって創立されたトラピスト修道院は、原野を開拓し、道南に酪農をいち早く取り入れたことでも知られています。 紺色の缶に英語とカタカナで「トラピストバター」と書かれた、レトロなパッケージが目を引きます。 修道院では「トラピストバター」を使ったクッキーやバター飴も販売していて、直売店では4月末あたり~10月末までソフトクリームも販売しています。スプーンの代わりにトラピストクッキーが付いてくる、ぜひ食べてみたくなる一品です。 トラピストバターを食べてみた感想 5種類の発酵バターを見比べてみると、「エシレ発酵バター 有塩」と「トラピストバター」は他に比べて黄みがかった色をしています。「エシレ発酵バター 有塩」も塩気を強く感じましたが、「トラピストバター」も同じく「しょっぱい」という感想が多かったです。「いつも食べている味」という声も多く、バターのコクも感じられる食べやすいバターです。…