年末年始のこの季節、大切な家族や久々に会う友人たちとお酒を飲む機会が増える季節です。暑い夏に飲むキンキンに冷えたビールもおいしいけれど、寒い季節にこたつや熱々のお鍋と一緒に飲むビールも格別です。
そんなビールのおいしさの秘密が分かる、「キリン一番搾りおいしさの秘密発見ツアー」に参加してきました。
キリンビール横浜工場では、予約制で見学ツアーが開かれています
神奈川県横浜市にある「キリンビール横浜工場」は、電車でも車でも行くことができるとあって大人気の工場見学です。
「キリン一番搾りおいしさの秘密発見ツアー」は、休館日と年末年始を除く全日行われている約80分間のツアーです。10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時からとなっていますが、期間限定で仕事帰りに立ち寄れる18時30分からの「キリンビール 大人の夜の工場見学」も開催が予定されています。
私たちが参加したのは10時の回で、カップルや家族連れなど男女や年齢を問わずにぎわっていました。小さなお子さんもいらっしゃいましたが、小学生以下の小さなお子さんがいる場合は「ファミリーツアー」の方が飽きずに楽しめる工夫がされているのでおすすめです。
またツアーの最後にある試飲では、ビールを試飲することができます。車で来ているグループは、受付でドライバーが誰なのか確認されます。ドライバーの方はビールを飲むことはできません。
「キリン一番搾りおいしさの秘密発見ツアー」へ出発!
まず最初にシアターでキリンビールの歴史について学び、その後はビールの原料である麦芽とホップを実際に目で見て、手に取って、そして味わってみることができます。大麦は手で触って見た後、試食することができます。口に入れて噛んでいると、ふわっと香ばしく甘さを感じます。
チェコ産のファインアロマホップを手に取ったら、半分に裂き実際にその香りを体験できます。つぼみ状のままの香りよりも、断然華やかで鮮やかな香りを感じることができます。
続いて案内されるのは、同じよう装置が並ぶエリアで先ほどの原料を仕込んでビールを造っていく過程を映像とプロジェクションマッピングで見ることができます。
一般的なビールは、一番搾り麦汁と一番搾り後のもろみにお湯を注いだ二番絞り麦汁を合わせて使われています。「キリン一番搾り」は、その名の通り一番搾り麦汁だけが使われて造られているビールです。
「キリン一番搾り」には欠かせない一番搾り麦汁、飲み比べることができます
そこで「一番搾り麦汁と二番絞り麦汁ってそんなに味が違うものなの?」という疑問がわき上がります。それに答えるかのように、ここでは一番搾り麦汁と二番絞り麦汁を飲み比べることができるのです。大人だけでなくビールの飲めない子どもも飲み比べられるとあって、どのお子さんも張り切っていました。
まず色を見ただけでもその差は歴然としています。一番搾り麦汁は深い飴色をしているのに対して、二番絞り麦汁は淡い黄色。香りも一番搾り麦汁は甘く香ばしさを感じますが、二番絞り麦汁はほんのりと麦っぽい香りを感じる程度です。
飲み比べるときは必ず二番絞り麦汁から飲むように注意があり、その通りに飲んでみるとハッキリと違いが分かります。一番搾り麦汁はしっかりと甘みがあり、麦の香ばしさとみりんのような深い味わいがするのに対して、二番絞り麦汁はまるで出がらしです。
運がよければビールを詰めるところも見られます
発酵タンクや貯蔵タンクの説明を楽しく学び、最後にビールが缶に詰められるところまでを見学できます。缶に詰め印字検査などの様子は映像で見学するのですが、この日は運がよく稼働している機械を見ることができました。キリンビール横浜工場には何度も見学に行っていますが、実際に機械が動いているのを見られたのは初めてです。それも映像を見ている間に機械は止まってしまったので、本当にラッキーでした。
ガイドの方も「機械が動いているのをお見せできて、私が一番興奮してしまいました」とおっしゃっていましたが、動いている機械を見られるかどうかは本当に運次第なのだそうです。
ここで見学は終了、お待ちかねの試飲の説明があります。
試飲できるビールは今回は「キリン一番搾り生ビール」「一番搾り横浜づくり冬期限定醸造」「キリン一番搾り(黒生)」の3種類です。「キリン一番搾り生ビール」以外は、試飲できるビールは変わります。どのビールを飲み比べられるのか楽しみですね。
ツアーの最後はビールやソフトドリンクを楽しめる、お待ちかねの試飲タイム
ツアーの最後は試飲タイムです。ビールは3種類、グラスの大きさは2種類から選ぶことができます。まずは「キリン一番搾り生ビール」からスタートです。
ソフトドリンクはノンアルコールビール「キリン零ICHI」、「午後の紅茶ストレートティー」「キリンレモン」「小岩井純水りんご」「ファイア挽きたて微糖」「生茶」「午後の紅茶ミルクティー」の7種類です。「ファイア挽きたて微糖」「生茶」「午後の紅茶ミルクティー」はホットでの用意もありましたので、アルコールが飲めない方でも十分楽しめます。
またここで人気なのがキリン工場限定の「柿の種」です。チーズ味でビールによく合い、ビールを飲まない方にも全員に配られます。工場併設の売店でも販売されているので、お土産に買っていく方も多い人気商品です。
乾杯の前に3杯まで楽しめることや終了時刻などの説明があり、ガイドの方がテーブルを回って記念撮影などをしてくれます。記念撮影にぴったりの「一番搾り大好き!!!」やビールの形をしたパネルなども用意されているので、大人も子どもも最後まで思いきり楽しむことができます。
いつも飲んでいるビールも、おいしさの秘密を知ることでますますおいしく感じられます。ビール工場には売店やレストランも併設されているので、家族や友人と遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
価格:5,054円 |