一寸法師ゆかりの地といわれる、安立(あんりゅう)商店街
大阪にある住吉大社は全国の住吉神社の総本社であり、日本を代表する神社の一つです。お正月に家族と住吉大社に初詣に行った帰りに歩いていると、「安立商店街」という名前の雰囲気のある商店街があることに気がつきました。
安立商店街の近くには路面電車の阪堺電車が走っていて、とても趣があります。吸い込まれるようにアーケードがついた商店街へ入ると、小さな一寸法師の垂れ幕がかかっているのに気が付きました。
誰もが知っている昔話の一寸法師。
子どものいないおじいさんとおばあさんが子宝祈願に参ったのがこの住吉大社だったそうです。
安立商店街は「一寸法師ゆかりの町」として、お椀の舟に乗って針の刀を振りかざしている勇ましさの中にもかわいらしさのある一寸法師の「あんりゅーくん」の垂れ幕がかかっていました。
兵庫県・大阪府・奈良県に65店舗ある「関西スーパー」
お正月だからお休みのお店も多いことは分かっていたけれど、立ち寄ってみると「関西スーパー」は営業していました。
「関西スーパー」は、大阪府と兵庫県に65店舗を持つローカルスーパーです。
店内はお正月と言うこととお昼前という時間のためか、落ち着いた雰囲気で店員さんものんびりとした感じ。東京のスーパーマーケットのような雰囲気ではなく、商店街の一つのお店と言った雰囲気なのが妙に心地よく感じます。きっと時期と時間が違えば全く違う雰囲気なんだろうな。店頭に自転車がほとんど停まっていなかったことから、そう推測してしまいました。
「関西スーパー住之江店」は2階建て。1階にはレジと生活用品、野菜やパン売り場があり、2階には肉や魚、調味料やお菓子、牛乳などが販売されています。私の好きな関西ならではの「旭ポンズ」や「板前手造りポン酢」も販売されていました。関西ではおなじみのお菓子「鶯ボール」ももちろんありました。
最近ローカルスーパーに立ち寄ると必ず牛乳売り場も見るようにしています。地域によって見たことがない色々な牛乳、コーヒー牛乳、ヨーグルトを見ることができるので楽しいんです。買って帰れればもっといいのですが、買ってすぐに飲めるコーヒー牛乳を買う程度にとどめています。
限定イベント「ミニドーナツつかみ取り」では大阪の人情もつかみ取り
あれこれお買い物を済ませると、この日限定で500円以上のレシートで小学生以下の子どもが「ミニドーナツつかみ取り」のイベントに参加できるとお知らせが貼ってあることに気づきました。
レシートを持って入口のすぐ横にあるサービスカウンターに向かうと、縦型の透明な箱にミニドーナツ入れられているのが見えます。レシートを見せると店員さんが「はい、お兄ちゃんいっぱい取ってってー」と声をかけてくれました。
緊張しながら右手を入れドーナツを取り店員さんの持っていたビニール袋に入れると、「チョコが少ないな」と言って店員さんが箱に手を入れチョコ味のミニドーナツをいくつも追加してくれます。
その勢いに圧倒されながら娘が箱に手を入れてミニドーナツを取った後、「はいこれおまけー」と、またまたミニドーナツを追加してくれています。さらにはお兄ちゃんの袋にも追加。
私たちも店員さんもニコニコで手を振り、先ほど引いたおみくじで大凶が出た息子も、今年はいいお正月だと言いながらお店を出ました。
おやつにあの時のミニドーナツを食べるたび、「あのつかみどりは楽しかった」と言っている子どもたち。このドーナツを食べ終わっても、ミニドーナツを見るたびに思い出せる楽しい思い出ができました。