見学・体験レポート

京都の酒どころ【伏見】の酒蔵開きで日本酒三昧を楽しもう

正直大人になるまで日本酒の美味しさがわからなかった私。
いや、大人になってもしばらくは正直ビールの方が美味しいと思っていました。
大人になって日本酒が呑めるようになって、美味しさもわかるようになって
自分が住んでいる京都に酒どころがあるのがとても嬉しいのです。

京都の酒蔵が集まっている場所といえば伏見。
2019年12月1日に、伏見銘酒協同組合が主催の『酒蔵開き』が開催されると聞いて訪れてきました。

伏見の酒蔵開きは毎年12月・1月・2月の3回行われる

毎年12月と1月、2月にそれぞれ1日ずつ開催されている酒蔵開きですが、800g 500円の、ここでしか買えない酒粕を購入できるのは12月のみ。

私たちは会場に11時すぎに着いて並んだんですが、売り切れで購入することができませんでした。購入された方にお話を聞くと、なんと9時頃から並ばれていたとか。来年こそはぜひ購入したいものです。

試飲は購入が目的の無料のものと、その年によって異なる日本酒が吞める試飲チケット(300円)を購入する2種類があります。


まずは300円で試飲チケットを購入。このチケットで「しぼりたて新酒」と「限定酒」の2種類をいただくことができます。

試飲するために並ぶのですが、途中途中で日本酒の説明もあったりするので、飽きることはありませんでした。

飲み比べで知る自分の日本酒の好み

まずは「純米吟醸 無濾過生原酒」。
約1か月じっくり低温発酵で醸されたお酒で、酒蔵開き限定のお酒です。

「エレガントな口当たりが特徴」と説明いただきましたが、まさにエレガント。

アルコールは14度あるそうですが、とても飲みやすくするすると呑めてしまいます。蔵の方とお話をすると、和食に合わせて飲むのがオススメとのことでした。

続いていただいたのが「しぼりたて たれ口」

こちらは搾り機からそのまま組み上げた無濾過無調整のお酒で、
自然の炭酸ガスが残っていますよと聞いたとおり、ほのかに微発泡。
アルコールは19度あります。

味はかなりガツンとくる味で日本酒好きな友人はこちらが好みと言っていました。
私は最初に飲んだ「純米吟醸 無濾過生原酒」の方が好みでした。
イベントなどで色々なお酒を試せると自分の好みがわかるので楽しいです。

「純米吟醸 無濾過生原酒」も「しぼりたて たれ口」も酒蔵開きでしか呑めないお酒なので、300円の価値は十分にあると思います。

また、チケットを購入しなくても日本酒を購入するための試飲をすることができます。
こちらはグループごとにテーブルに並んだお酒の中から試飲してみたい日本酒を2つ選ぶことができます。
日本酒ベースの梅酒や甘いお酒もあって飲みやすかったです。

「神聖」で純米吟醸の酒粕を購入

蔵開きで酒粕を買うことができなかったので、「神聖」で純米吟醸の酒粕を
購入しました。
お店の方と話していると、蔵開きで買う酒粕も美味しいけどお酒としては
こちらの純米吟醸が美味しいよとのことでした。
帰って粕汁にしていただきましたがとても美味しかったです。

伏見の私のお気に入りのお店「鳥せゑ」

蔵開きを楽しんだ後は、伏見の私のお気に入りのお店「鳥せゑ」へ。
幼い頃父に連れてきてもらって以来お気に入りのお店です。

ここは焼き鳥が本当に美味しいです。
1本から注文することができるので、友人と訪れても各々食べたいものを
頼めるのもいいところです。

そしてこのお店では、日本酒も蛇口から出てくる出来立てのものが飲むことができます。

伏見の酒蔵開きでは酒蔵見学も

耳にしたことはあったけど初めて訪れた「伏見 酒蔵開き」
想像以上に人が多くて並びましたが、ここでしか飲めない日本酒を頂けるのは
本当に価値があると感じました。

他にも日本酒を楽しめるお店や、各酒蔵で見学もできますので
ぜひ日本酒を楽しみに伏見に訪れてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
くろかわ まさよ
京都生まれ、京都育ち、京都在住 旅とカメラと旅ごはんが大好きで会社員として働きながら カメラと共に美味しいものを求めて旅に出る日々。 旅先で購入した食材で、お料理を作りながらいつまでも旅の余韻にひたっています。