見学・体験レポート

一番搾りと二番絞りの味の違いを体験!キリンビール横浜工場見学ツアー

年末年始のこの季節、大切な家族や久々に会う友人たちとお酒を飲む機会が増える季節です。暑い夏に飲むキンキンに冷えたビールもおいしいけれど、寒い季節にこたつや熱々のお鍋と一緒に飲むビールも格別です。
そんなビールのおいしさの秘密が分かる、キリンビールの工場見学に行ってきました。

キリンビール横浜工場の見学ツアーは予約制です

神奈川県横浜市にある「キリンビール横浜工場」は、電車でも車でも行くことができるとあって大人気の工場見学です。電車の場合、京浜急行線「生麦駅」からだと徒歩で約10分、JR京浜東北線「新子安駅」からだと徒歩約20分です。駐車場もありますので、ビールを飲まないドライバーがいる時には便利です。

工場見学は平日は09:40/10:00/10:20/11:00/13:00/13:40/14:00/14:20/15:00の9回、土日は平日の時間に10:40/11:20/11:40/14:40/15:20の5回が追加された14回の開催です。所要時間は約90分(工場見学65分+テイスティング25分)で、20歳以上の方は500円の参加費がかかります。19歳以下は無料ですが、アルコールのテイスティングをしない20歳以上の場合でも参加費は必要です。休館日は月曜ですが月曜が祝日に当たる場合は営業し、次の平日が休館となります。

私たちが参加したのは10時の回で、カップルや家族連れなど男女や年齢を問わずにぎわっていました。小さなお子さんもいらっしゃいましたが、小学校中学年以上のビールに関心を持てる年齢の方が、ご家族みんなで楽しめるかと思います。

またツアーの最後にある試飲では、ビールを試飲することができます。車で来ているグループは、受付でドライバーが誰なのか確認されます。ドライバーの方はビールを飲むことはできません。

「キリン一番搾りおいしさの秘密発見ツアー」へ出発!

※今回ご紹介するのは「キリン一番搾りおいしさの秘密発見ツアー」の内容ですが、現在は「キリン一番搾り おいしさ実感ツアー」と変更になっています。

まず最初にシアターでキリンビールの歴史について学び、その後はビールの原料である麦芽とホップを実際に目で見て、手に取って、そして味わってみることができます。大麦は手で触って見た後、試食することができます。口に入れて噛んでいると、ふわっと香ばしく甘さを感じます。

チェコ産のファインアロマホップを手に取ったら、半分に裂き実際にその香りを体験できます。つぼみ状のままの香りよりも、断然華やかで鮮やかな香りを感じることができます。

続いて案内されるのは、同じよう装置が並ぶエリアで先ほどの原料を仕込んでビールを造っていく過程を映像とプロジェクションマッピングで見ることができます。
一般的なビールは、一番搾り麦汁と一番搾り後のもろみにお湯を注いだ二番絞り麦汁を合わせて使われています。「キリン一番搾り」は、その名の通り一番搾り麦汁だけが使われて造られているビールです。

「キリン一番搾り」には欠かせない一番搾り麦汁、二番搾り麦汁との飲み比べ

そこで「一番搾り麦汁と二番絞り麦汁ってそんなに味が違うものなの?」という疑問がわき上がります。それに答えてくれるかのように、キリンビール横浜工場では一番搾り麦汁と二番絞り麦汁を実際に飲み比べることができるのです。

アルコール分は含まれていないので、大人だけでなくビールの飲めないお子さんも飲み比べることができます。どのお子さんも張り切っているのが、なんともかわいらしかったです。

一番搾り麦汁と二番絞り麦汁、色を見ただけでもその差は歴然としています。一番搾り麦汁はこっくりと深い飴色をしているのに対して、二番絞り麦汁は淡い黄金色。香りをかいでみるうと、一番搾り麦汁は香ばしさのある甘さを感じますが、二番絞り麦汁はかすかに麦のような香りを感じる程度です。

飲み比べるときは必ず二番絞り麦汁から飲むように注意があり、その通りに飲んでみるとハッキリと違いが分かります。一番搾り麦汁はしっかりと甘みがあり、麦の香ばしさとみりんのような深く甘い味わいがするのに対して、二番絞り麦汁はその半分の味わいも感じられない出がらしのようでした。

運がよければビールを詰めるところも見られます

発酵タンクや貯蔵タンクの説明を楽しく学び、最後にビールが缶に詰められるところまでを見学できます。缶に詰め印字検査などの様子は映像で見学するのですが、この日は運がよく稼働している機械を見ることができました。キリンビール横浜工場には何度も見学に行っていますが、実際に機械が動いているのを見られたのは初めてです。それも映像を見ている間に機械は止まってしまったので、本当にラッキーでした。

ガイドの方も「機械が動いているのをお見せできて、私が一番興奮してしまいました」とおっしゃっていましたが、動いている機械を見られるかどうかは本当に運次第なのだそうです。

ここで見学は終了、お待ちかねの試飲の説明があります。
今回試飲できるビールは「キリン一番搾り生ビール」「一番搾り横浜づくり冬期限定醸造」「キリン一番搾り(黒生)」の3種類です。「キリン一番搾り生ビール」以外は、試飲できるビールは変わりますので、どのビールを飲み比べられるのか楽しみですね。

ツアーの最後はおいしいキリン一番搾り生ビールを楽しめるお待ちかねの試飲タイム

まず試飲の1杯目は「一番搾り生ビール」からスタート。鮮度やサーバーの状態、グラスや注ぎ方にまで徹底的にこだわった1杯を体感しましょう。おいしい生ビールを提供するための知識や技術を習得した「ブルワリードラフトマスター」が1人1人のために注いでくれます。

続いて、「一番搾り」シリーズの比較試飲(100ml小サイズ×3種類)を体験できます。いつも飲んでいるビールでも、比べて飲んでみることで新たな発見があるかもしれません。

ソフトドリンクは「午後の紅茶ストレートティー」「キリンレモン」「小岩井純水りんご」「ファイア挽きたて微糖」「生茶」「午後の紅茶ミルクティー」の7種類でした。「ファイア挽きたて微糖」「生茶」「午後の紅茶ミルクティー」はホットでの用意もありましたので、アルコールが飲めない方でも十分楽しめます。

※ソフトドリンクのラインナップは「キリン一番搾りおいしさの秘密発見ツアー」の内容ですので、「キリン一番搾り おいしさ実感ツアー」となった現在は変更になっている場合があります。

ビールを飲まない方にもおつまみとして全員に配られる、キリン工場限定の「柿の種」。チーズ味でビールにもよく合います。工場併設の売店でも販売されているので、お土産に買っていく方も多い人気商品です。

乾杯の前に注意事項や終了時刻などの説明があり、ガイドの方がテーブルを回って記念撮影などをしてくれます。記念撮影にぴったりの「一番搾り大好き!!!」やビールの形をしたパネルなども用意されているので、大人も子どもも最後まで思いきり楽しむことができます。

いつも飲んでいるビールも、おいしさの秘密を知ることでますますおいしく感じられます。ビール工場には売店やレストランも併設されているので、ご家族や友人と遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

※本記事は2017年12月時点の情報に基づいて作成されています。情報は予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。最新の情報は、施設のホームページにてご確認ください。

 

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ABOUT ME
ひがのあや
東京都品川在住。小学生の2人の子供を育てながら、ファッション・グルメ・トラベル系のWEBライターとして取材・ライティング・リサーチ業務を行う。長いお休みには国内旅行で美味しいモノを食べ歩き、普段は時間があればアンテナショップやデパ地下を巡っている。