カニの解禁は毎年11月6日です 関西人は関東人に比べてカニが好きな傾向にあるそうです。 わたしも典型的なカニ好きなので、11月初旬の解禁日のニュースを目にすると、今年はどこにカニを食べに行こうかなとワクワクします。 カニの解禁日は例年11月6日午前0時なので、今年もあともうすぐで美味しいカニの季節がやって来ます。11月6日中にセリで販売され、7日から市場に出まわり始めます。 日頃の疲れを癒しに、絶品のカニ料理と温泉旅行なんか、いいですよね。 北陸随一のいで湯の街 山代温泉の「総湯」 神亀2年(725年)、行基という名の高僧が霊峰白山へ修行に向かう途中、 一匹の烏が羽の傷を癒している水たまりを見つけたのが山代温泉のはじまり。 江戸時代の温泉場は、共同浴場を中心として、まちがつくられていました。 共同浴場の周りに温泉宿が立ち並び、湯治客は共同浴場に通ったり、 ときには自然の中を散策しながら長逗留していました。 この共同浴場が山代温泉にある「総湯」です。 そして、総湯と呼ばれる共同浴場を中心に、旅館や商店が立ち並ぶ「湯の曲輪(ゆのがわ)」 という街並み形態が今なお残されています。 なお「湯の曲輪(ゆのがわ)」は北陸特有の呼び方となっています。 また、山代温泉には、異なる3つの泉質があります。 山代温泉の中心、湯の曲輪(ゆのがわ) 現在、山代温泉には2つの公衆浴場、「総湯」と「古総湯」があります。 「総湯」は、加水なしの100%源泉の共同浴場。 「旧吉野屋旅館」の跡地に建てられました。 老舗旅館であった「旧吉野屋旅館」の門を活用するなど、 その歴史を継承しつつ、湯の曲輪の街並み景観との調和を図っています。 もうひとつの「古総湯」は、明治時代の総湯を復元し、外観や内装だけでなく「湯あみ」という温泉に浸かって楽しむだけの当時の入浴方法も再現した共同浴場です。 2階の休憩所や、浴室の床や壁の九谷焼のタイルも当時のまま復元されています。 あの著名人も訪れた 山代温泉 永禄8年(1565年)5月、傷を負った明智光秀もまた湯治のため、 10日間にわたってこの山代に滞在したと伝えられています。 また、「山代の いで湯に遊ぶ 楽しさは たとえて言えば 古九谷の青」と詠んだ与謝野晶子 「夢もおぼろな山代温泉」と記した泉鏡花 食の世界・陶芸の世界でその名を知られる北大路呂魯山人の遊び心を刺激せずにはおかなかった温泉地です。…
石川県
-
-
冬が近くと関西の旅行会社にはカニ&温泉旅のパンフレットが並びはじめます。「関西人はカニが好き」と言われますが、私も大好きです。今年は山中温泉でカニと温泉とグルメを満喫してきました。 山中温泉は石川県加賀温泉郷の一つ 山中温泉は京都駅から特急サンダーバードで2時間弱。加賀温泉駅で下車して、宿からのお迎えの車に乗ります。約20分ほどで温泉街に到着です。 お宿に荷物を置いて温泉街を散策。 毎年この時期は雪が積もっていて歩くのも大変なのですが、今年は暖冬のせいで全く積もっていませんでした。 お宿の方に聞いても、今年は雨ばかりで雪が全く降っていないそうで、ここ数年ではじめてのことだそうです。 雪見風呂を楽しみにしていたので残念ですが、本来なら雪に埋もれて歩けない鶴仙渓を散策することができました。 とても気持ちのいいお散歩コースでした。夏に訪れても涼しそうです。 「肉のいづみや」で名物コロッケを味わう 温泉街に戻って、向かったのはお気に入りのお肉屋さん「肉のいづみや」です。「肉のいづみや」は地元で大変人気がある和牛専門店です。 「肉のいづみや」の一番人気はコロッケ。このコロッケが絶品なんです。他にもミンチカツなど色々メニューはあるのですが、いつもコロッケを頼んでしまいます。このコロッケが食べたくて、遠くから山中温泉に来るという人もいるそうですよ。 その場で揚げてくれるコロッケは衣はザクっと歯ごたえがあり、中は柔らかく潰したじゃがいもとひき肉がトロトロと口の中に広がります。 素材の味はシンプルですが、コショウがきいていて美味しいコロッケです。 ちょっと奮発!「花紫」でカニ懐石を味わう 山中温泉の「花紫」は少し高級なお宿ですが、大満足でした。お料理がおいしいことや、露天風呂が広くてキレイなのはもちろん。働いている方がどなたも優しく親切で気持ちよく過ごすことができました。 夜ごはんは部屋食でカニ懐石。冬ならではの楽しみです。まずは料理長自ら生きたカニを持ってご挨拶に来てくださいました。本日は加賀市橋立港の活ガニ。お皿の上で元気よく動いていました。 最初は手作りのからすみからはじまり、茹でカニ、焼きカニ、カニのお造り鮟鱇鍋にカニ雑炊とどれも本当においしかったです。1人につきカニ一杯がつくコースでしたがお腹いっぱいになりました。 お刺身は花咲き活カニでした。焼きカニについていたかに味噌も濃厚でとても美味しかったです。 翌日はおいしい朝ごはんをたっぷり頂きました。お豆腐も焼き魚も炭火なのでとてもおいしいです。 写真はのどぐろの干物なのですが、干物とは思えないほど脂がのっていてとても美味しかったです。 東山ボヌールでビーフシチューを味わう 帰る直前まで山中温泉グルメを満喫しようと訪れたのは「東山ボヌール」。前日に予約をしておいたのですが、当日入れないお客さんも多数いらっしゃったので予約必須だと思います。 鶴仙渓の入口にたたずむちいさな喫茶店で、もとは東山荘という旅館だった古い建物を改装されたそうです。 店内はテーブル席とソファ席で、奥にはギャラリーがあります。ギャラリーで展示されているものは購入も可能で素敵な物ばかりで目移りしてしまいます。 ランチはビーフシチューライスのみとなります。A5ランクの国産和牛を赤ワインをきかせたソースで煮込んだと聞いて、食べないわけにはいきません。お米も石川県産の「山里清流米」を使用されているそうです。 まず運ばれてくるのはスキレットに乗ったライスとグリルした野菜です。 続いてビーフシチュー。これをライスに一気にかけていただきます。 お肉はほろほろ柔らかく、ソースはどっしりとした味。お肉にも野菜にもとても合います。今まで食べたビーフシチューの中で、No. 1のお味でした。 食べ終わってメニューを見ていると、まだまだ食べてみたいものがたくさん。せっかくなのでスパークリングワインとおつまみのセットをいただきました。…
-
最近目にすることが多く、いつも気になっていた「とり野菜みそ」。ちょっぴり懐かしさを感じる、レトロなパッケージが目を引きます。 この「とり野菜みそ」は買い置きしておいても、お鍋以外の料理にもしっかり使えるので買い置きしておきたい調味料です。 石川県では知らない人のいない「とり野菜みそ」 石川県内ではお鍋と言えば「とり野菜みそ」というくらい誰もが食べたことのあるほど、広く知られています。大豆と米麹から作る石川県の家庭味噌をベースにガーリックエキスや香辛料が混ぜ合わせられています。 厳しい航海中、船の上でも栄養価の高い食事が取れるようにと味噌ベースの調味料を考案したのが始まりとされています。 「とり野菜みそ」という名ですが鶏肉じゃなくてOKです 「とり野菜みそ」という名前なので、てっきり鶏肉を使うお鍋なのかと思っていました。袋の裏に書かれているレシピを見てみると、「とり野菜みそ」の「とり」は鶏肉ではなく、野菜や栄養をたっぷり「摂る」の「とり」です。 そのため鶏肉でも豚肉でも魚でも、一般的にお鍋に入れるような具材であれば、どんな食材でも「とり野菜みそ」によく合います。 作り方もとても簡単。お鍋に水と「とり野菜みそ」を入れて溶かし、具材も入れて火が通れば完成です。船の上で食べられていたものがベースになっているだけあって、サッと作れるようになっています。 「とり野菜みそ」、味は2種類あります 「とり野菜みそ」には、オーソドックスなタイプと自家製豆板醤入りの「ピリ辛とり野菜みそ」があります。また、使いたい量だけ使える便利なスパウトパックもあります。お鍋をすると決めているなら袋タイプ、お鍋以外にも使いたいのならスパウトパックが便利です。 お鍋に入れるだけ、さらにどんな具材にも合うとなれば、夕飯のメニューに困った時などのお助けアイテムにもなってくれます。常温で保存できますし、私はこれから家に常備しておきます。 「とり野菜みそ」のまつやの公式サイトはこちら まつや とり野菜みそ(340g) 価格:594円(2017/11/2 17:13時点)