先日「松山あげ」を購入し、あっという間に使い切ってしまった私。刻みタイプは手軽に使えるので、お味噌汁にたっぷりと入れたら2日でなくなってしまいました。近くのスーパーマーケットを探したけれど、やはり置いていても刻みタイプのみ。置いてあるだけでうれしいのですが、やっぱり違うサイズのものも食べたいと思っていました。そして、こういう時に頼りになるのはアンテナショップ。新橋にある愛媛県のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」へ行ってきました。 「松山あげ」は全4種類、うち3種類はアンテナショップにもあります 「松山あげ」は全部で4種類あります。一番大きな約140×200mmサイズの「松山あげ」が3枚入った「大判」、約110×150cmサイズの「松山あげ」が3枚入った「小判」、こちらの2つはカットされていないタイプです。 私が毎回買っているのが45g入りの「きざみ」、そしてあらかじめ細切りにされた松山あげが30g入った「糸切り」、こちらは使いやすいようにカットされたものになっています。 愛媛県のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」には「大判」「小判」「きざみ」の3種類を見つけることができました。これで食べたくなったらいつでも買いに行くことができます。 大判の「松山あげ」を使って「松山あげ丼」を作ってみました 「松山あげ丼」のレシピは、程野商店のホームページに記載があります。割り下は我が家愛用、鎌田醤油「だし醤油」を使うことにしました。鎌田醤油は香川県のお醤油なので、アンテナショップ同様、香川県と愛媛県のコラボです。 [penci_recipe] ちょっと風邪っぽかったので、今回は「青ねぎ」をたっぷりと使ってみました。味は親子丼のような風味ですが、「松山あげ」にしっかりと味が含んでもっちりじゅわっとしたおいしい丼になりました。こんなに簡単に作れるのにこのおいしさとは驚きです。 程野商店のレシピには「青ねぎ」と「京ねぎ」を入れると書かれていました。「青ねぎ」は白い部分が関西地方でよく食べられているねぎのことだろうと予想できたのですが、では「京ねぎ」というのはどんなねぎなのでしょう? 「京ねぎ」という名前ですが、「長ねぎ」「白ねぎ」と呼ばれているあの白い部分の多いねぎのことです。「ねぎ」も全国で色々な呼び名があるものですね。 お味噌汁に丼、炊き込みご飯にもつかえる「松山あげ」 初めて「松山あげ」を包丁で切ったのですが、ザクッザクッと包丁に心地よい刺激が伝わってきました。やみつきになりそうな気持ちよさで、2パック買ってきたけれどこれまた後いう間になくなってしまいそうです。 「松山あげ」はお味噌汁に入れるのはもちろん、「松山あげ丼」にしても予想していた以上においしかったです。常温で保存できる上に賞味期限も長いので、常備しておけば必要な時にいつでも料理に使えます。バタバタしがちな夕食の準備ですが、確実においしい一品が作れる食材というのはとても助かります。次は「松山あげ」を使って炊き込みご飯を作ってみようと考えています。 程野商店「松山あげ」 松山あげ(油揚げ) 大判3枚入り【程野商店】 価格:227円 (2020/5/19 10:49時点) 感想(43件) 鎌田だし醤油 2本入 (500ml) 送料無料 価格:1,809円 (2020/7/9 09:45時点) 感想(106件) 「松山あげ」を存分に味わえる愛媛の郷土料理「松山あげ丼」 was…
愛媛県
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ローカルスーパーやアンテナショップに行くと、近所のスーパーマーケットには売られていないような珍しい練り物に出会うことがよくあります。冷蔵コーナーに置かれている練り物は強く心が惹かれるけれど、どう食べたら一番おいしいのか分からないものも多いのが現実です。 先日テレビを見ていたら、愛媛のご当地練り物「じゃこ天」を使って炊き込みご飯を作っていました。「じゃこ天」は比較的東京でも手に入りやすいご当地練り物で、これまではフライパンで焼いて食べたことしかありませんでした。その炊き込みご飯があまりにおいしそうで、私も作ってみることにしました。 「じゃこ天」はほたるじゃこなどの小魚が原料です 「じゃこ天」は手のひらに乗るサイズ、約5cm×約10cmほどの長方形をしています。私が購入した「じゃこ天」は、愛媛県のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」で購入した田中蒲鉾本店のもので、1袋に5枚入っています。 「じゃこ天」は、ほたるじゃこなどの宇和海近海のそれほど深くないところでとれた小魚から作られています。10cmほどのほたるじゃこを、一尾ずつ丁寧に身に血が残らないよう頭と腹わたを取り除いていきます。血が少しでも残ってしまうとじゃこ天の色がにごってしまうので、丁寧に行われます。 さばいた身をすりつぶし機に入れ、電動式の杵と石臼で練り上げ、その後調味料を入れて仕上げます。約60gほどの身を竹ベラですくって木枠に入れ、均等になるよう押し込んで型成されたものを一枚ずつフライヤーに入れて揚げていきます。 全体の作業を通して、鮮度を保つために氷水に手を入れて冷やしながら作業したり、石臼を氷で冷やしながら作業しています。 「じゃこ天」と「松山あげ」をつかって炊き込みご飯を作ります 炊き込みご飯を作るのに「じゃこ天」ともう一つ欠かせないのが「松山あげ」です。せっかく愛媛の「じゃこ天」を使うのだから、あげも愛媛の「松山あげ」にこだわりたい、まぁ要するに「松山あげ」が便利でおいしいからですが。炊き込みご飯は意外と手間がかかるので、一手間でも省略したいもの。油抜きしなくていい「松山あげ」が最適です。 [penci_recipe] 「じゃこ天」からだしが出ると聞き、だしは一切入れずに作ってみました。「松山あげ」は大判のものを細めに刻んで使いましたが、普通の油あげを油抜きして使うこともできます。具材はごぼうがなければ入れなくてもいいですし、代わりにきのこなどのお好きなものを使ってください。 ほかほかの炊き込みご飯は、部屋中にいい香りが広がって幸せな気分になります。「今日ご飯なに?」ってわくわくした顔の子どもたちに答えるようにこちらも笑顔になります。食べられはするものの「じゃこ天」には時たま大きな骨が入っていることがあります。 娘は魚があまり好きではないので、「じゃこ天」も嫌がるかなと思いながらこっそり見ていると、全く気づいていない様子でおいしそうに食べています。魚の味もしっかりと感じるのに、魚が得意ではない子どもでもおいしく食べることができます。 「おかわり!」の声が続いて、「じゃこ天」の炊き込みご飯はあっという間になくなってしまいました。「じゃこ天」さえあれば簡単に作れるので、我が家の炊き込みご飯の定番になりそうです。 田中蒲鉾本店じゃこ天」 (株)田中蒲鉾本店 手押じゃこ天10枚入箱入り 価格:2,052円 (2020/5/13 09:35時点) 感想(8件)
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私が「松山あげ」に初めて出会ったのは、愛媛に実家のある友人からのお土産でした。「これ知ってる?」という言葉と一緒に渡された「松山あげ」はとても軽く、「伊豫名産」と「ひと味ちがう油揚」の文字に心惹かれてしまいました。 明治15(1882)年創業、程野商店が作る「松山あげ」 愛媛の特産品「干油あげ」とも呼ばれる「松山あげ」。松山では、すでに明治の初め頃から製造されていたと言います。「干油あげ」を製造しているところは他にもあったようですが、その製造の難しさから製造元は増えませんでした。 その「干油あげ」は普通の豆腐とは製法が違うお豆腐を、わずか3mmの厚さに切り、それを脱水してから揚げて作られています。 全てが手作業で作られていた時代に、とりわけ柔らかいお豆腐を包丁で数mmの厚さに切るのは、かなりの熟練を要しました。「干油あげ」は風味がよく保存がきく常備品として、軍隊の物資としても重宝されました。 昭和2(1927)年に松山まで国鉄が開通したことから、二代目が「干油あげ」を伊予の名産として売り出していきました。九州や中国地方にも出向いて販路を開拓し、地元愛媛だけではなく、西日本の家庭でも食されるようになっていきました。 昭和39(1964)年、三代目社長が松山特産という印象を強くつけたいという願いから 「松山あげ」と命名し、今や日本全国だけでなく海外でも愛されている油揚げです。 「松山あげ」は常温保存で90日程度日持ちします 油揚げというと冷蔵コーナーにあり、消費期限も4〜5日と短いものが多いです。必要な分だけ使った後は冷凍庫に入れ、使いたい時に使いたい分だけ使うようにしています。 我が家では油揚げはお味噌汁に入れるために買うことがほとんどで、たまに炊き込みご飯に使う程度、これはきっとかなり少ない方だと思います。スーパーマーケットでごくごく普通の油揚げを買うことがほとんどです。 「松山あげ」は常温保存で90日程度日持ちします。油抜きをする必要もないので、そのまま使うことができます。袋の中には3cm四方の薄い油揚げが入っています。ちょっと形が崩れているものもありますが、普通の油揚げよりずっと軽く感じます。 私がいつも買っているスーパーマーケットでは45g入りのきざみタイプしか取り扱っていませんが、その他に定番サイズの約140×200mmの大判、約110×150cmの小判もあります。 「松山あげ」のホームページにはレシピが掲載されています やっぱり「松山あげ」を買ったからにはお味噌汁に入れたい。「松山あげ」をしっかりと味わいたいので、具材はたっぷりのねぎと「松山あげ」のみにしました。 お味噌汁はいつもと同じように、温めただし汁にねぎを入れ、ねぎがくたっと柔らかくなったら松山あげを油抜きなどせずそのまま加えます。その後味噌を入れれば完成です。 いつもお味噌汁の具材の中で特別に油揚げは好きだというわけではありませんでしたが、この「松山あげ」は別です。お味噌汁にコクが出て、「松山あげ」のふわっふわな食感は他にはありません。いつもの油揚げの食感とも違うし、お麩の食感とも違います。 しっかりと汁を吸って、もちもちなのにふわっと、じゅわっとした「松山あげ」。ホームページには四季ののレシピの他にも郷土料理も掲載されています。45g入りのきざみタイプではあっという間になくなってしまうので今度は大判3枚を使った「松山あげ」を作ってみたいと思っています。 程野商店の「松山あげ」 (株)程野商店 松山あげ きざみ 45g 価格:200円 (2020/6/1 11:05時点) 感想(8件) 「松山あげ」は賞味期限3ヶ月!食べ方いろいろ常備しておきたい注目の油あげ was last modified: June 1st,…
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昭和生まれには細長い「にんじん」が懐かしい、ポン菓子。お米を釜の中で熱すると、水分量が急激に膨張して「ポン!」と弾けるからポン菓子。お店の店頭で見かけて「可愛いポン菓子だなぁ」と手にとったのが「ひなのやのパン豆」です。 愛媛県東予地方ではポン菓子ではなく、「パン豆」と呼ぶそうです。弾ける音が「ポン!」ではなく「パン!」、見かけが豆のようだから「パン豆」なのでしょうか?そんなことを考えながら、口に入れるとポン菓子と同じサクッとした食感に、愛媛産いよかんピールの苦味と爽やかさが夏にぴったりのお味。 製造者「パン豆ひなのや」の公式サイトには、パン豆は地元では結婚式の引き菓子で、巣立っていく子どもに「マメに暮らすように」と気遣う意味があると書いてあります。巣立って行く子に送る最後の親心なのでしょうか。パン豆伊予柑の味がちょっとほろ苦く感じられるのは気のせいではないようです。
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朝食にはジュースを。という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか? 特に朝一番に体に取り入れるなら体に良いものを飲みたいですよね。 数あるジュースの中で少し変わった、ストレート100%の生搾り伊予柑ジュースをご紹介したいと思います。 松島市沖に浮かぶ興居島のカネミ農園 みかんの生産地で有名な愛媛県松島港の沖合い、約2キロメートルのところに浮かぶ興居島(ごごしま)。 興居島は、松島市内からフェリーで10分程度の瀬戸内海の穏やかな海、みかん畑が広がるのんびりした島です。 この島で家族みんなで柑橘を育てているカネミ農園。 瀬戸内海の温暖な気候、穏やかな太陽の光、カネミ農園の方々の愛情をうけて育った伊予柑。カネミ農園で作られるジュースは、自分たちで育てた果物だけを使って丁寧に生産されているのが特徴です。 カネミ農園の方々が、普段自分たちが食べている味をそのまま食べてもらいたいという思いから作られています。 皮ごとまる搾りの大人の味わい ジュースといえば、甘さが重要視されることが多いですが「にがいよ」は、その名の通り少し苦いんです。 本当に伊予柑を丸ごとかじったかのような皮の苦さとみずみずしい伊予柑の果汁が口いっぱいに広がります。 なぜ苦いのかというと伊予柑の香りを高めるために収穫後すぐに皮ごと丸搾りし、瓶詰めされているからなのだそう。 皮ごと搾っているせいか色味も他のジュースとは違い、とにかく鮮やかな黄色。 私もこの綺麗な色に惹かれ、なんだろう?と手に取ったのが「にがいよ」を知ったきっかけでした。 発色の良い色味で濃厚そうな見た目ですが、のど越しはとても爽やか。 キリッとした苦味は嫌味がなく、大人のジュースという感じです。 ストレート100%の自然の味、というものは本来苦さもありこういうものなのかと納得しました。 可愛らしい手書き文字 更にもうひとつ惹かれたのが、可愛らしい手書き文字のラベルとタグ。 特にタグの「にがいよ」の「に」の文字が苦さや酸っぱさ、または飲んだ後の笑顔を表すかのような顔文字になっているところがとても魅力的。 手書きのラベルからもカネミ農園の愛情が感じられます。 商品名にしてしまうくらいだからどれだけ苦いのかとドキドキしましたが、キリッとした苦さに驚いたもののその後口に広がる伊予柑の味がとても新鮮で、また飲みたくなるようなクセになる味のジュースです。 ストレートで飲んでももちろん美味しいのですが、大人向けの味わいなのでお酒に加えても飲んでいただくのもおすすめです。 また、炭酸水で割ったりはちみつと合わせて甘さを調節すればお子様にも飲んでいただけると思います。 大きさは720mlと300mlの2種類。 300mlはコップ2杯程度の飲みきりサイズです。 いつも飲んでいる甘いジュースもいいですが、たまには一味違ったジュースを飲んでみたい!という方には、ぜひおすすめのジュースです。 苦味がウリの珍しい伊予柑ジュース「にがいよ」 was…