「伊良コーラ」に出会ってクラフトコーラのおいしさに目覚めた我々旅する食卓編集部。 「ほかの種類のクラフトコーラを飲んでみたい!」 そんな思いから新たな2種類のクラフトコーラ「ともコーラ」と高知のクラフトコーラ「Sawachina」をゲットして飲み比べてみました。 2つのクラフトコーラ 「ともコーラ」と「Sawachina」(サワチナ)とは? 東京のクラフトコーラ「ともコーラ」 「ともコーラ」は東京のメーカー「TOMO’S CRAFT」が手がけるクラフトコーラ。かわいらしい女の子が描かれた、ピンク色のラベルが目印です。 「ともコーラ」の誕生は2018年夏。調香師のtomoさんの手によって誕生しました。 百年以上ベールに包まれてきたコーラの概念の刷新を目指して生み出された「ともコーラ」のお味やいかに…。 高知のクラフトコーラ「Sawachina」(サワチナ) 「Sawachina」は、「ともコーラ」が手がける「クラフトコーラのローカライズ」の一環として生まれた商品です。 「Sawachina」(サワチナ)の語源は、高知県を代表する郷土料理の一つ「皿鉢料理」。 鉢のような大皿に、山海の旬の料理を惜しみなく豪快に盛り付ける、ざっくばらんな、高知らしい食文化です。高知の食文化の一つです。 「Sawachina」という名前には「皿鉢料理」のような自由なコーラを作りたいという願いがこめられています。 そんな「Sawachina」は、高知の特色を生かした食材がたっぷり配合されたクラフトコーラです。 「ともコーラ」と「Sawachina」で使われている材料・スパイスは? 「ともコーラ」と、「Sawachina」はどのような食材が使用されているのでしょうか? ラベルをチェックしてみましょう。 ともコーラの原材料 愛媛県産無農薬ネーブルオレンジ、岩城島産無農薬レモン、防腐剤不使用ライム、沖縄県産きび砂糖、コーラナッツ、クローブ、オールスパイス、カルダモン、シナモン、山椒、唐辛子、その他スパイス Sawachinaの原材料 青柚子(高知県産)、黒潮グリーンレモン(高知県産)、四万十仏手柑(高知県産)、有機生姜(高知県産)、白玉糖(高知県芸西村産)、ヤブニッケイ(高知県産)、天日塩(高知県産)、山椒(高知県産)、きび砂糖、コーラナッツ、クローブ、オールスパイス、カルダモン、唐辛子 同じ製造所で作ったのなら、似たような材料で作っているのでは? そんな我々の予想は見事に裏切られました。 原材料を見るだけで、それぞれがこだわり抜いた食材を配合していることがおわかりになるのではないでしょうか。 特に「Sawachina」は高知の大地が育んだ食材がこれでもかというほどに使用されています。まさに高知の味が凝縮したコーラと言えそうですね。 「ともコーラ」と「Sawachina」の味は?飲み比べてみました 天然の素材を惜しみなく使用した2つのクラフトコーラ 。それぞれどんな味なのか実際に飲んでみましょう!…
スパイス
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スパイスをふんだんに使用して、手作りで作られるクラフトコーラ。 今回はクラフトコーラのシロップを何で割って飲むのが美味しいのか、旅する食卓編集部で飲み比べをしてみました。 高知のクラフトコーラ「Sawachina」で試してみました 今回さまざまな割り方を試してみたのが、高知生まれのクラフトコーラ「Sawachina」価格:200m 1,700円(税込)。 高知県産の8つの食材(青ユズ、グリーンレモン、四万十仏手柑、ヤブニッケイ、有機生姜、白玉糖、山椒、天日塩)を使用。 「高知の豊かな自然で育った本当に美味しいものを多くの人に味わってほしい」という思いで、食材にこだわって作られた一品です。 どの飲み方がおいしい?9つの飲み方をご紹介 今回は この9種類の飲み方を試してみました。 【クラフトコーラの飲み方その1】炭酸水 まずは一番ベーシックな炭酸割りから。 コーラ1:炭酸3で割ります。クラフトコーラの一番ベーシックな飲み方といえる炭酸割り。Sawachinaだとどのような味なのでしょうか。 【Sawachina炭酸割りの感想】 ・スパイスがたっぷりだけど香りはまろやか・しっかりと甘みがあって飲みやすい・スパイスの色々な味が楽しめる・飲んだ後お腹がぽかぽかする シンプルな炭酸割りは、各種スパイスをはじめとしたさまざまな風味を楽しめる飲み方でした。クラフトコーラをはじめて飲む方はぜひ炭酸割りで! 【クラフトコーラの飲み方その2】炭酸水+レモン割り 次は、1:3で割った炭酸水にしぼりたてのレモン果汁をプラスしてみました。 【Sawachina炭酸水+レモン割りの感想】 ・Sawachinaコーラの本来の味わいを引き立てている感じ・爽快感が際立つ・違和感なく飲める もともとSawachinaにはグリーンレモンが入っているので、本来の味わいを引き立てる飲み口に仕上がりました。 特に暑い季節は、キンキンに冷やしたコーラにレモンを足したら至上のおいしさを味わえそうです。 【クラフトコーラの飲み方その3】炭酸水+ゆず割り 今の季節はゆずが旬!ということで、1:3で割った炭酸水にゆずの果汁を絞って入れてみました。 【Sawachina炭酸水+ゆず割りの感想】 ・ゆずがアクセントになって刺激がある・自然な味わい・飲んだ後ゆずの香りが残る 飲み干した後、ゆずの香りが余韻をもたらす一杯になりました。 ゆずの香りが好きな方はぜひ試してみてくださいね。 さらにゆずの風味を楽しみたい方は細かく切ったゆずの皮を入れてみるのもいいかもしれません。 【クラフトコーラの飲み方その4】牛乳割り…
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世界中で多くの人々に愛されているコーラ。赤いラベルのもの、青いラベルのものなどありますが、私も大好きで箱買いして必ずストックを切らさないようにしているほど大好きです。 ですが、コーラに対して不健康なイメージを持たれる方も多く「コーラを飲むと骨が溶けるって言うからコーラは飲んじゃいけない」なんていう話を子どもから聞くことも。私が子どもの頃も言われていましたが、令和になった今でも語り継がれていることに驚きました。 最近話題になっているクラフトコーラは薬膳コーラとも呼ばれ、たくさんのスパイスを使った新しい健康的なコーラとして注目されています。希釈して飲むクラフトコーラが売られているのを見かけますが、少し検索するだけで様々なレシピが出てくるということもあり私もクラフトコーラを作ってみました。 話題のクラフトコーラってどんな飲み物? クラフトコーラとはスパイスや漢方を使って作ったコーラのこと。スパイスなどの配合や材料を変えれば自在にアレンジが楽しめるとあって、クラフトコーラ作りを楽しむ方が増えているようです。 現在のクラフトコーラブームを作ったのが、青山のファーマーズマーケットで毎回行列のできる人気店の「伊良コーラ(いよしコーラ)」。2020年2月に東京下落合に世界初のクラフトコーラ専門店をオープンさせました。伊良コーラは100年以上も前のオリジナルコーラのレシピを元に、生のコーラナッツやカルダモン、ナツメグなどの15種類以上のスパイスと柑橘類で作られています。 「クラフトコーラ」でレシピを検索するとたくさんのレシピが見つかります。本格的なホールスパイスをたっぷり使ったものから、近所のスーパーで売っているスパイスを使って作れるものまで種類もさまざま。共通しているのはカルダモンやクローブなどのスパイスと砂糖を加えた水を煮出し、シナモンとバニラを加え、レモンなどの柑橘類で仕上げているようです。 クラフトコーラの材料を買いに行こう クラフトコーラを作ると決めたら、まず必要なのはスパイス。ささっとネットで注文してもいいけれど、今回はなんとなく自分の足で買いそろえたい気分。 欲しかったのはクローブ(ホール)、カルダモン(ホール)、シナモンスティック、バニラビーンズの4つ。まずはいつものスーパーへ行ってみましたが、見つけられたのはシナモンスティックのみ。クローブやカルダモンもパウダーはあったものの、ホールはありませんでした。 その後イトーヨーカドー、イオン、カフェランテ、カルディ、成城石井をまわり、クローブ(ホール)、カルダモン(ホール)、バニラビーンズを購入しました。 我が家の近所で品揃えがよかったのはカルディ、イトーヨーカドー、成城石井でしたがお値段はややお高めでした。1軒で全部揃うお店はありませんでしたが、店舗によって品揃えは異なるでしょうから、実際に買いに行かれる場合は2軒程度はしごする覚悟は必要かもしれません。 実際にクラフトコーラを作ってみよう 今回私が参考にしたのはニチレイフーズのクラフトコーラのレシピ。スパイスの量など実際に計ってみるとスパイスのグラム数と個数に違いがありましたので、多少違いがある「旅する食卓クラフトコーラ」となっています。 コーラシロップ50mlを、炭酸水250~300mlで割って飲むのがおすすめとのこと。コーラシロップ1:炭酸水5~6が目安ですが、お好みで調整してください。 キッチンバサミや手でスパイスを割っていると、部屋いっぱいにスパイスの香りが広がりなんともいい香り。鮮烈で爽快感のある香りはわくわく感を掻き立てます。レモンやたっぷりのスパイスを入れた鍋は見映えもよく、できあがりが一層楽しみになります。 さてこうして作ったクラフトコーラですが、味がなじむ前のクラフトコーラは一体どんな味なのでしょう。手作りだからこそ味わえるできたて、粗熱が取れたコーラシロップを炭酸水で割って飲んでみました。 スパイスの苦味が強くレモンの酸味もあり、ちょっと顔をしかめる感じ。いつもは赤いラベルのコーラが大好きな娘は途中でギブアップ。息子は「苦味があるけどおいしい」とおかわりを要求するほど気に入っていました。確かにかなりのクセがありますが、このスパイシーな味わいはやみつきになりそうです。 茶こしで漉してもスパイスが少し残りますが、飲むときに気になるほどではありません。 一晩寝かせてから飲んでみると、苦味は少し落ち着き酸味はやわらぎ飲みやすくなりました。市販のレモン果汁だと酸味が強くなってしまうので、量を減らして調節してください。 アレンジも楽しめるクラフトコーラ 【クラフトコーラ 作り方のアレンジ】 レシピ通りに楽しむのもいいけれど、お好みのスパイスを加えてアレンジもおすすめです。 冷えが気になるこれからの季節、家にあった材料で早速アレンジしてみました。二度目なので生姜とブラックペッパーを入れ、レモンを柚子に変えてクラフトコーラを作ってみることに。 薄切りにした生姜1かけを、シナモンスティックやクローブと同じタイミング(レシピ手順3)で入れ、家にあったブラックペッパー小さじ1/3を果汁と同じタイミング(レシピ手順4)で入れました。ホールのブラックペッパーを使う場合は小さじ1を潰し、他のスパイスと一緒にレシピ手順3で一緒に煮ます。 柚子は実家で採れたものなので、店頭で売っているものよりは直径4〜5cmほどと小さめ。柚子1個は厚さ5mm程度の輪切りに、もう1個は果汁を搾って残しておき、その皮は5mm程度の細切りにしてレモンと同様レシピ手順3で入れました。柚子果汁はレシピ手順4で入れました。 生姜1かけでもそれほど強く生姜の味は感じませんでした。もう少し生姜の味を感じたいので、次に作る時はもっと生姜の量を増やしてみようと思います。ブラックペッパーもそれほど感じられなかったので、小さじ1/2くらいに増やしてみても大丈夫そう…と飲みながら次のクラフトコーラ作りを考えてしまいます。 ブラックペッパー以外にも、コリアンダーシードやナツメグを加えるのもおすすめとのこと。今回のようにレモンを柚子に変えたり、レモンにオレンジやライムを組み合わせて使ってみたりとアレンジを楽しめます。作りながら自分好みの味を作っていけるので、自分好みのクラフトコーラを作る楽しさも味わえます。 また三温糖に変えて、てんさい糖やきび砂糖を使ってみたり、カラメルを使用するのもおもしろそう。上白糖を使えば透明に近い薄い色味になり、ホワイトなコーラを楽しむことができます。…
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西武新宿線の下落合駅の近くで、とびきり美味しい手作りのコーラーが土日祝日だけ販売されているらしい―。 そんな噂を聞きつけて、土曜日の昼下がりにコーラだけを販売するお店「伊良コーラ」まで足を運んできました。 初めて体験するクラフトコーラのお味とは…? 世界初のクラフトコーラ専門メーカー・専門店「伊良コーラ」とは? 伊良コーラは生のクラフトコーラを製造しているクラフトコーラ専門メーカー。 100年以上も前のオリジナルコーラレシピに基づいて、生のコーラナッツ・カルダモンやナツメグなどのスパイスと柑橘類を調合したコーラを販売しています。 ホームページによれば、伊良コーラは世界初、元祖クラフトコーラ専門メーカーなのだとか。流行の兆しを見せているクラフトコーラの先駆け的存在です。 クラフトコーラのお店・伊良コーラ総本店は東京・下落合にあり そんなクラフトコーラの専門店・伊良コーラ総本店は西武新宿線の下落合駅の南口から徒歩3分ほどの場所にあります。神田川沿いに静かに佇むお店です。 お店の目印はこちらの色鮮やかな「カワセミ号」。 青山ファーマーズマーケットなどに出店するときに利用される移動販売車です。 伊良コーラ総本店の営業時間は土日祝日の11時〜17時。 平日はオープンしていないのでご注意ください。 伊良コーラ総本店では店内で「調合」したコーラがいただける! 入ってすぐの場所に、ガラス張りの調合室が見えます。 この調合室では、コーラのシロップ(原液)が日々製造されているそうです。1回の仕込みで作れる量は約30リットル。完成までは、熟成期間を入れて1週間かかるのだとか。 店内でいただけるコーラは2種類 お店で頼めるメニューは「The DREAMY FLAVOR」(値段:500円)と「MILK COLA」(値段:600円)の2種類。 「The DREAMY FLAVOR」は定番のスパイシーなフレーバーのクラフトコーラ。「MILK COLA」はコーラのシロップをミルクで割っていただく商品です。 初めての方は「The DREAMY FLAVOR」がおすすめとのことだったので、そちらを飲んでみることにしました。 注文すると、その場でパウチにコーラのシロップと炭酸が注がれていきます。 最後の仕上げにレモンを入れて、ブラックペッパーをかけたら完成!…
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旅する食卓ライターも大好きな、各都道府県のアンテナショップ。 東京都内には銀座や新宿などに多数のアンテナショップが点在するので、旅行気分で足を運ばれる方も多いのではないでしょうか。 今回ご紹介するのが、宮崎県のアンテナショップ「フロム宮崎」。 宮崎のアンテナショップといえば新宿にあるKONNNEが有名ですが、豊島区の千川という住宅街にそのお店はあります。 知る人ぞ知る宮崎のアンテナショップ「フロム宮崎」ではどんなおいしいものに出会えるのでしょうか…。 宮崎の「アンテナショップ」フロム宮崎はこんなお店! フロム宮崎は池袋駅から地下鉄で2駅、東京メトロ千川駅から徒歩3分ほどの場所にあります。 静かな住宅街の中にあるので、初めて見た人は「なんでこんなところに宮崎のアンテナショップが!?」と驚いてしまうかもしれません。 フロム宮崎は、自治体が運営する一般的なアンテナショップとは違い、オーナーさん個人で経営されているそうです。 なぜ千川に宮崎のアンテナショップを作ったのかというと、オーナーさんのお子さんが宮崎から東京の大学へ進学したことがきっかけなのだとか。 最初のうちはオーナーさんが宮崎から東京に調味料や食材を宅配便で送っていたそうなのですが、いっそのことお店を東京に作ってしまえばいいじゃない!と思い立ちお店を立ち上げたのが始まりだそうです。 今もオーナーさんは東京と宮崎を行ったり来たりして、いつも宮崎の美味しいものを探していると伺いました。 母の愛と、宮崎への愛を感じるエピソードですね。 そんなフロム宮崎の店頭には、オーナーさんの思いが詰まった商品がずらりと並んでいます。 お店に並ぶ商品は、オーナーさんが食べて美味しいと思ったものだけをメーカーや産地と交渉して仕入れているそうです。 フロム宮崎おすすめの商品 フロム宮崎では自然に恵まれ、豊かな食文化を誇る宮崎県の食品を現地のお値段で買うことができます。 魅力溢れるラインナップの中から、特におすすめの商品を教えていただきました。 成合へべす園 有機へべす香汁 へべすとは、平兵衛酢とも書く宮崎の日向特産の希少な柑橘類。 180年ほど前、宮崎県日向市の富高という地区で見つけた長曾我部平兵衛じいさんにちなんで、その名がつけられたそうです。 現在でも県外での流通は年間生産量150tのうち、ごくわずか。なかなか県外で手に入らないことから「幻の果実」とも呼ばれています。 まろやかな酸味が特徴で、魚の焼き物、お菓子や焼酎のカクテルに至るまで幅広く使われているそうです。 無農薬なので、皮ごと使えるのも嬉しいですね。 ちなみに、お店に伺った日は運良くへべすの実が入荷されたところだったので、黄色く色づいたへべすを買うことができました。 買った翌日、へべすの果汁をおでんにかけていただいたのですが、 優しい酸味が料理のおいしさを引き立ててくれるので、いつもより箸がすすんでしまいました。 ゆずと違って種が少ないので、とても使いやすかったですよ。 へべす…